調査報道―公共するジャーナリズムをめざして [単行本]

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調査報道―公共するジャーナリズムをめざして [単行本]

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出版社:緑風出版
販売開始日: 2013/03/13
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調査報道―公共するジャーナリズムをめざして [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本のマスメディアは、政府や官庁など「お役所」が発する情報には敏感だが、市民社会で起きていることや市民運動、大衆運動にはあまり関心がない。本書は、欧米の調査報道、市民運動に連携する「パブリック・ジャーナリズム」を紹介しながら、記者クラブ制度に依拠し、お役所の広報紙と化した日本のマスメディア・ジャーナリズムの在り方を脱構築し、市民の視点に立った「公共するジャーナリズム」を提言する。
  • 目次

    はじめに ~ 市民活動の国際的広がりとジャーナリズムの役割
    1 世界に広がる大衆市民運動と日本のマスコミ
    2 「3・11」後のマスコミ報道
    3 市民的課題を報道しないマスコミ
    4 米国調査報道の伝統
    5 本書の構成
    第1部 調査報道をルポする
    第1章  「シティ・リミッツ」─「ウォール街占拠運動」
    1 ウォール街占拠運動
    2 ハイパーローカルメディア
    3 社会にインパクトを与えるジャーナリズム
    4 ローカルにこだわるメディア
    5 地域との対話を通し課題を発見
    6 貧困・格差是正を求める占拠運動
    7 フランスのNGO「ATTAC」が提唱した「トービン税」
    8 「怒れ!憤れ!」
    9 マスメディアに変革を求める市民運動の必要性
    第2章 ピュリツァー賞受賞「プロパブリカ」
    1 調査報道NPOの寵児
    2 ウォール・ストリート・ジャーナル紙
    3 二度のピュリツァー賞
    4 ハリケーン「カトリーナ」
    5 「生と死」の選択
    6 既存紙との協働
    7 ヘッジファンドの陰謀
    8 社会にインパクトを与える
    第3章 アメリカン大学の調査報道ワークショップ
    1 米国調査報道のゴッドファーザー
    2 学生による調査報道プロジェクト
    3 「アメリカンドリームの裏切り」
    4 原子力産業の調査報道
    5 NPOメディアの可能性
    6 「日光は最大の消毒薬である」
    第4章 調査報道の老舗「CPI」
    1 非営利モデルの調査報道
    2 世界最大の調査報道
    3 「iWatch News(アイウォッチ・ニュース)」
    4 クロマグロの乱獲問題
    5 財団からの資金提供とファイアウォール
    6 コンピューター・アシスティッド・リポーティング
    第2部 調査報道を理解する
    第1章 調査報道の歴史と存在意義
    1 ジャーナリズムの信頼に応えた「官邸の一〇〇時間」
    2 市民参加の調査報道
    3 米国で重視される「フリープレスの原則」
    4 「ペンタゴン・ペーパーズ」報道
    5  国家最高機密文書を公開した三人の男
    6 「ウォーターゲート事件」報道
    7 「選挙スパイ及び妨害工作」と報道
    8 大統領を辞任に追い込んだジャーナリズム
    9 沖縄返還協定の密約報道
    10 「機密漏えい」問題への歪曲
    11 「政治的意図」が問われる最高裁判決
    12 民主主義を愚弄した佐藤内閣
    第2章 調査報道を実践するNPO
    1 NPOとメディアの協働
    2 米国メディア産業の衰退
    3 ジャーナリズムは公共財
    4 記者クラブと「発表報道」
    5 自主的・自発的な報道統制
    6 NPOメディアを支援する社会システム
    7 社会的影響力を強める調査報道NPO
    第3章 「公共するジャーナリズム」実践に向けて
    1 マスコミ記者のあり方に対する疑問
    2 マスコミが伝えなければニュースではないという「奢り」
    3 「小沢事件」を強制起訴
    4 マスコミへのリーク情報
    5 東電会見の問題点
    6 「共働e-news」創設をめざして
    7 パブリック・アクセスの重要性
    8 ジャーナリズムの公共性
    第4章 パブリック・ジャーナリズム
    1 ジャーナリズムの存在意義
    2 日々、現実の中で民主主義を創出
    3 政治、社会への市民参加を促進
    4 アジェンダを模索する新聞
    5 社会実験を始めたジャーナリストたち
    6 ジャーナリズムの「伝統」との決別
    7 新聞はコミュニティの構成員
    8 読者との関係を変えた「パブリック・ジャーナリズム」
    9 デモクラシーを機能させる役割
    10 市民とともに立つジャーナリズム
    第3部 調査報道を実践する
    第1章 「被曝労働者は捨て駒」~ 報道写真家の樋口健二さん
    1 「市民の視点」に立った調査報道
    2 大本営発表を突き破る取材
    3 被曝労働者を撮ってやろう
    4 「なんて汚い社会なんだ」と涙
    5 「ロバート・キャパ展」で写真家を志望
    6 定期検査中の敦賀原発で内部を撮影
    7 「脱原発」に向けて行動を
    第2章 「市民こそが市長である」~ ソウル市長の朴元淳さん
    1 市民活動家からソウル市長へ
    2 市民の声を政策に反映するための努力
    3 原発一基削減構想
    4 職員に向き合う市長
    5 市民の要求に応じて市長に
    6 民主主義を実現する「傾聴ツアー」
    7 柔らかなリーダーシップ
    8 橋本市長と朴市長
    9 「太陽政策」の再来
    第3章 「市民の視点」とジャーナリズム
    1 「市民の視点」に立ったジャーナリズム
    2 「公共する」は東アジア思想
    3 「公共するジャーナリズム」の羅針盤
    4 市民社会に貢献するジャーナリズム
    おわりに
    参考文献
    解題 日本人のマスメディア〈鵜呑み度〉と公共的なジャーナリズム   青山貞一
  • 出版社からのコメント

    本書は、欧米の調査報道、市民運動に連携する「パブリック・ジャーナリズム」を紹介するとともに、記者クラブ制度に依拠し、行政の広
  • 内容紹介

    日本のマスメディアは、政府や官庁など「お役所」が発する情報には敏感だが、市民社会で起きていることや市民運動、大衆運動にはあまり関心がない。  本書は、欧米の調査報道、市民運動に連携する「パブリック・ジャーナリズム」を紹介しながら、記者クラブ制度に依拠し、お役所の広報紙と化した日本のマスメディア・ジャーナリズムの在り方を脱構築し、市民の視点に立った「公共するジャーナリズム」を提言する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    土田 修(ツチダ オサム)
    東京新聞編集委員。1954年、金沢市生まれ、名古屋大学文学部卒業。月刊紙「ル・モンド・ディプロマティーク」日本語版代表、日本マス・コミュニケーション学会会員
  • 著者について

    土田 修 (ツチダ オサム)
    東京新聞編集委員。1954年、金沢市生まれ、名古屋大学文学部卒業。月刊紙「ル・モンド・ディプロマティーク」日本語版代表、日本マス・コミュニケーション学会会員。著書は『マスメディア再生への戦略-NPO・NGO・市民との協働』(明石書店、共著)、『南海の真珠カモテス-元学徒兵のフィリピン医療奉仕』(邂逅社)など。

調査報道―公共するジャーナリズムをめざして [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:土田 修(著)
発行年月日:2013/03/25
ISBN-10:484611306X
ISBN-13:9784846113063
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:221ページ
縦:20cm
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