歴史から見る公正価値会計―会計の根源的な役割を問う [単行本]

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歴史から見る公正価値会計―会計の根源的な役割を問う [単行本]

渡邉 泉(編著)
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出版社:森山書店
販売開始日: 2013/03/31
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歴史から見る公正価値会計―会計の根源的な役割を問う の 商品概要

  • 目次

    第Ⅰ部 公正価値会計の現状と諸相
     第1章 会計の基本機能と公正価値会計
          ―分配可能利益の計算機能の観点から―
      1-1 はじめに
      1-2 会計の基本機能とトライアングル体制
      1-3 評価益の分配可能性
      1-4 公正価値会計の特徴
      1-5 全面公正価値会計における分配基準の模索
      1-6 おわりに
     第2章 公正価値会計の登場とその時代的背景
      2-1 はじめに
      2-2 S&L危機と時価主義への期待
      2-3 公正価値会計の登場
      2-4 エンロン事件と公正価値会計
      2-5 サブプライムローン問題と公正価値会計
      2-6 おわりに
     第3章 公正価値会計の現状と課題
      3-1 はじめに
      3-2 サーベイの類型
      3-3 会計の機能と公正価値の硬度
      3-4 投資意思決定支援機能と公正価値会計
      3-5 契約支援機能と公正価値会計
      3-6 おわりに
     第4章 公正価値会計をめぐる相剋
          ―実現主義の呪縛―
      4-1 はじめに
      4-2 収益費用アプローチから資産負債アプローチへの会計観の変更
      4-3 資産負債アプローチにおける測定属性選択をめぐる問題
      4-4 収益費用アプローチの展開と実現原則
      4-5 企業リスクと会計測定
      4-6 おわりに
    第Ⅱ部 公正価値会計への歴史からの検証
     第5章 17世紀における時価評価の実態
          ―イギリス東インド会社の時価評価実務(1664-1694)―
      5-1 はじめに
      5-2 ロンドン東インド会社の概要と輸入商品の販売方法
      5-3 元帳締切時の売残商品の評価方法
      5-4 売却価格を基礎とした見積もり
      5-5 評価差額の処理
      5-6 おわりに
     第6章 18世紀を中心にイギリス簿記書に見る時価評価の登場
          ―モンテージ、マルコム、ヘイズ、ハミルトンの記帳例示―
      6-1 はじめに
      6-2 時価評価の登場
      6-3 18世紀までの固定資産の時価評価
      6-4 18世紀における固定資産の評価方法
      6-5 棚卸資産に対する時価評価の登場
      6-6 おわりに
     第7章 19世紀イギリスの企業会計実務における時価情報の意義
          ―公益事業会社と一般事業会社の場合―
      7-1 はじめに
      7-2 グランド・ジャンクション鉄道会社の会計実務における時価情報
      7-3 ヌーシャテル・アスファルト株式会社の会計実務における時価情報
      7-4 ナタールランド・コロナイゼイション株式会社の会計実務における時価情報
      7-5 おわりに
     第8章 19世紀末からのプロフェッショナル監査における資産評価額への対応
          ―英米監査テキストにみる手続き―
      8-1 はじめに
      8-2 イギリス・プロフェッショナル監査の立証構造
      8-3 資産の検証(verification)という観念
      8-4 アメリカ貸借対照表監査とそこにおける資産の検証
      8-5 おわりに
     第9章 伝統的時価主義会計と公正価値測定
      9-1 はじめに
      9-2 米国における伝統的時価主義会計の制度化実験と新金融商品プロジェクト以後
      9-3 「企業固有の観点」対「市場参加者の観点」
      9-4 日本における戦後の時価評価および公正価値測定受容の経緯
      9-5 おわりに
     第10章 歴史に見る公正価値会計離脱の諸相
          ―時価会計適用の現実的条件―
      10-1 はじめに―時価会計適用を巡る基本的視座―
      10-2 金融危機と時価会計適用緩和に対する一つの解釈
      10-3 時価会計に対する流動性の機能
      10-4 流動性喪失時における時価離脱論と時価からの隔離
      10-5 時価会計の適用妥当性に関する議論と時価会計適用回避
      10-6 おわりに―時価会計適用の前提となる市場と企業主体の条件―
     結章 行き過ぎた有用性アプローチへの歴史からの警鐘
      11-1 はじめに
      11-2 会計の本質―証拠性の担保としての取得原価―
      11-3 会計の計算構造を支える複式簿記の根源的役割
      11-4 時間軸の相違に過ぎない取得原価と時価
      11-5 取引価格会計としての取得原価と市場価値
      11-6 割引現在価値と実現概念
      11-7 信頼性、検証可能性の後退と忠実な表現
      11-8 むすびに代えて―会計の本来的役割―
    索引
  • 出版社からのコメント

    会計ならびに複式簿記がいかなる役割を担って歴史に登場してきたのかを再吟味し、会計の本質を再検討する。
  • 内容紹介

     本書の目的は、情報提供機能を第一義的とする現代会計の役割に照らし合わせながら、会計ならびにその損益計算構造を支えてきた複式簿記がいかなる役割を担って歴史の舞台に登場してきたのかを再吟味し、会計の本質を再検討するところにある。会計の重心を信頼性から有用性に、あるいは検証可能性から目的適合性にシフトさせていた現代会計が目指す方向性の危うさに歴史というフィルターを通して警鐘を打ち鳴らすところにある。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    渡邉 泉(ワタナベ イズミ)
    1943年神戸市に誕生。1968年関西学院大学商学部卒業。1973年同大学院商学研究科博士課程単位取得。1974年大阪経済大学経営学部専任講師。1986年イギリスに1年間留学。1994年日本会計史学会賞。1996年関西学院大学博士(商学)。1997年日本会計史学会会長(現在、同学会理事)。2001年大阪経済大学学長(現在、情報社会学部教授)。2012年日本会計研究学会監事
  • 著者について

    渡辺泉 (ワタナベ イズミ)
    渡邉泉(わたなべいずみ)
    1943年 神戸市に誕生
    1968年 関西学院大学商学部卒業
    1973年 同大学院商学研究科博士課程単位取得
    1974年 大阪経済大学経営学部専任講師
    1986年 イギリスに1年間留学
    1994年 日本会計史学会賞
    1996年 関西学院大学博士(商学)
    1997年 日本会計史学会会長(現在、同学会理事)
    2001年 大阪経済大学学長(現在、情報社会学部教授)
    2012年 日本会計研究学会監事

    松本敏史 (マツモトトシフミ)
    松本敏史(まつもととしふみ)
    1953年 福山市に誕生
    1980年 同志社大学大学院商学研究科博士後期課程中退
    1980年 同志社大学商学部教授助手、講師、助教授を経て現在同大学商学部教授

    宮武記章 (ミヤタケノリアキ)
    宮武記章(みやたけのりあき)
    1974年 新居浜市に誕生
    2004年 関西学院大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得
    2004年 大商学園高等学校教諭
    2008年 大阪経済大学経営情報学部専任講師、現在情報社会学部准教授

    宮宇地俊岳 (ミヤウチトシタケ)
    宮宇地俊岳(みやうちとしたけ)
    1978年 京都市に誕生
    2009年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得
    2009年 京都大学博士(経済学)
    2011年 追手門学院大学経営学部専任講師、現在に至る

    高須教夫 (タカスノリオ)
    高須教夫(たかすのりお)
    1951年 愛知県に誕生
    1982年 神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学
    1981年 広島経済大学経済学部助手・専任講師
    1985年 近畿大学商経学部専任講師・助教授・教授
    1997年 神戸大学博士(経営学)
    2000年 神戸商科大学商経学部教授(組織変更により)兵庫県立大学経営学部教授・大学院会計研究科教授、現在に至る

    杉田武志 (スギタタケシ)
    杉田武志(すぎたたけし)
    1979年 松山市に誕生
    2008年 神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了
        神戸大学博士(経営学)
    2008年 広島経済大学経済学部准教授、現在に至る

    佐々木重人 (ササキシゲト)
    佐々木重人(ささきしげと)
    1955年 東京都に誕生
    1983年 専修大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学
    1983年 専修大学商学部助手、現在同大学同学部教授
    2011年 神戸大学博士(経営学)

    岡嶋慶 (オカジマケイ)
    岡嶋慶(おかじまけい)
    1969年 埼玉県川口市に誕生
    1997年 慶応義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位
    1998年 静岡産業大学経営学部専任講師
    2006年 拓殖大学商学部助教授、現在拓殖大学商学部准教授

    久保田秀樹 (クボタヒデキ)
    久保田秀樹(くぼたひでき)
    1958年 熊本県に誕生
    1982年 神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了
    1982年 滋賀大学専任講師
    1997年 神戸大学博士(経営学)
    2006年 甲南大学経営学部教授、現在に至る。

    小野武美 (オノタケミ)
    小野武美(おのたけみ)
    1956年 埼玉県浦和市に誕生
    1986年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中退
    1986年 名古屋市立大学経済学部助手
    1996年 京都大学博士(経済学)
    1997年 東京経済大学経営学部教授、現在に至る

歴史から見る公正価値会計―会計の根源的な役割を問う の商品スペック

商品仕様
出版社名:森山書店
著者名:渡邉 泉(編著)
発行年月日:2013/03/07
ISBN-10:4839421242
ISBN-13:9784839421243
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:480g
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