人類と感染症の歴史―未知なる恐怖を超えて― [単行本]
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人類と感染症の歴史―未知なる恐怖を超えて― [単行本]

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出版社:丸善出版
販売開始日: 2013/03/27
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人類と感染症の歴史―未知なる恐怖を超えて― [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    なぜ、感染症は絶えないのか?なぜ新たな感染症が出現してくるのか?人類はどのように感染症と戦って生き延びてきたのか?科学はこの見えないものへの怯えをいかに減らしてきたか?そして、我々は、どこへ行くのか?―。
  • 目次

    第1章 「人は得体の知れないものに怯える」
     I.闇の中には魑魅魍魎(ちみもうりょう)
     II.感染症の怖さ
     III.科学はどこまで不安を減らせるのか?
    第2章 「天然痘の根絶-人類初の勝利」--ラムセス5世からアリ・マオ・マーランまで
     I.ブッシュ大統領のTV声明
     II.ラムセス5世--最古の患者?
     III.日本への伝播
      1.奈良の大仏
      2.義孝の夭折と道長の栄華
      3.百万遍
      4.あばたと失明
      5.疱瘡神や赤い色
      6.孝明天皇の死
     IV.新大陸への伝播
      1.インカ帝国,アステカ帝国の崩壊
      2.最初の生物兵器--フレンチ・インディアン戦争
      3.アメリカ独立戦争とカナダ
     V.ジェンナーの贈り物
     VI.種痘法の伝来、緒方洪庵と種痘所
     VII.根絶宣言
     VIII.根絶以後
      1.バイオハザード
      2.ワクチニアウイルス--Vaccinia virusと遺伝子治療
      3.バイオテロ
      4.橋爪株
     IX.天然痘に関連する動物感染症
     X.教訓 
    第3章 「ペスト」--中世ヨーロッパを揺るがせた大災禍
     I.化石のような病気? カミュとシェイクスピアの描いた「ペスト」
     II.ペストの歴史
      1.ペストは本来ネズミの感染症
      2.東ローマ帝国での流行(第1回の世界流行)
      3.モンゴル軍の大移動が引き金となった中世ヨーロッパでの大流行(第2回の世界流行)
      4.それ以降の流行
      5.第3回の世界流行
      6.日本への輸入は明治時代
     III.ペストに伴うヒトの心理と行動
      1.デカメロン(そしてじゃじゃ馬馴らし)への逃避行動
      2.ハメルンの笛吹き男と魔女狩り
     IV.ペスト菌の発見と病態解明、治療
      1.ペスト菌の発見
      2.ペストの病態と治療
     V.最近の話題
      1.ペスト菌の遺伝子系統が明らかに
      2.中世のかつらは、のみしらみ除け?
      3.ペスト菌の学名
      4.ペスト流行の現状
      5.ペストの暗部
      6.実験室や野外の事故
     VI.ペストの教訓とペスト消長の理由
    第4章 「ポリオ」--ルーズベルトはポリオではなかった?
     I.1961年夏--ポリオ騒動
     II.ポリオの歴史
      1.古代エジプトのレリーフと日本の古代人骨
      2.ルーズベルト大統領とポリオ
      3.ポリオを克服した人々
     III.ポリオウイルスとワクチン
      1.ポリオウイルスの発見とワクチン作り
      2.カッター社事件
     IV.日本のポリオ
      1.日本におけるポリオ「根絶」への道
      2.日本ポリオ研究所の設立と国家検定
     V.ポリオウイルス研究の進展
      1.感染性クローンとレセプター
     VI.世界のポリオ根絶計画へ
     VII.意外な事実
      1.ルーズベルトはギランバレーだった?
      2.上田哲の死
      3.ポリオの優等生と麻疹の劣等生  
    第5章 「結核」--化石人骨から国民病、そして未だに
     I.身近だった結核
     II.歴史上の結核
      1.9,000年前にはすでにヒト型結核菌
      2.弥生時代に日本へ
      3.枕草子と源氏物語に書かれた結核
      4.鎌倉末期の人骨から結核菌DNA
      5.戦国から江戸時代の結核
     III.近代の結核大流行の背景
      1.産業革命と結核の大流行
      2.国民病(亡国病)、明治--戦前の文学者と結核、女工哀史
     IV.結核療養所
     V.病原体の発見と病態の解明
      1.コッホの結核菌発見とコッホの原則
      2.分かってきた結核の病状
      3.日本の結核研究所
     VI.結核治療
      1.BCG、tuberculin
      2.ストレプトマイシンと化学療法剤による患者の激減
      3.複十字シール
     VII.結核に関連する話題
      1.結核の迅速診断
      2.結核菌とハンセン病菌との近縁関係
      3.日本における再興感染症としての結核
     VIII.なぜ、また結核なのか?
      1.菌の逆襲――薬剤耐性、超多剤耐性菌
      2.エイズと結核との結びつき
      3.日本における再興感染症としての結核
      4.膀胱がん治療への応用
     IX.「過去」の病気にするために
    第6章 「麻疹(はしか)」--天然痘と並ぶ2大感染症だった
     I.麻疹の3エピソード
      1.コナ・コーヒー
      2.麻疹、大学の困惑――成人麻疹
      3.麻疹で片目を失明
     II.麻疹の歴史
      1.麻疹ウイルスは牛から
      2.麻疹、はしかの語源
      3.摂関政治--天然痘で栄え、麻疹で衰退
      4.時頼の出家
      5.「はしか」罹って初めて一人前
      6.徳川綱吉の死、そして幕府の崩壊
     III.麻疹の伝播と流行の周期性
     IV.麻疹の研究
      1.研究の曙
      2.麻疹ウイルスの発見とワクチン製造--エンダース
      3.臨床症状
      4.小船ウイルスの発見とサル症状
      5.3種混合ワクチン
      6.WHO世界麻疹排除計画
      7.麻疹ウイルスの遺伝子型
      8.感染症RNA
      9.麻疹の仲間のウイルス発見
      10.2度なし病の意味と成人麻疹
     V.2012年を目指して
    第7章 「風疹」--母子感染による難聴の野球選手
     I.難聴の野球選手
      1.大リーガーCurtis Pride
      2.遥かなる甲子園
     II.風疹が認められるまで
      1.風疹の独立
      2.眼科医Greggの慧眼--先天性風疹の発見 
     III.風疹ワクチン
      1.ウイルスの分離とワクチンの開発
      2.女子中学生が、全幼児か?
      3.妊婦へのワクチン接種
     IV.病原性と診断
      1.病原性、臨床症状
      2.CRSの治療
      3.日本本土へのCRS
      4.胎児遺伝子診断法の確率
      5.TORCH因子
     V.風疹の研究
      1.遺伝子型
      2.戦争で拡散? 世界流行の原因
      3.自閉症とは無関係だったMMR
      4.実験動物の開発
     VI.CRSに抗して
      1.勇気ある人々
      2.先天性風疹の根絶の日を 
    8章 「インフルエンザ」--人類に最後まで残る厄介な感染症
     I.2009年という年--民主党政権とインフルエンザ・パンデミック
     II.名前の由来--インフルエンザは星から来たのか?
     III.歴史上のインフルエンザ
      1.最初のインフルエンザ
      2.日本での記録
     IV.病原体の発見
      1.ヘモフィルス・インフルエンザ菌
      2.ウイルスの発見
     V.新型の発見
      1.パンデミックの歴史
      2.A型ウイルスの1亜型の独占的流行(?)
      3.ウイルスはシベリアやアラスカでh損
      4.鳥インフルエンザは鳥からヒトへ直接感染した
      5.5H5N1は、なぜ鳥からいきなりヒトに?
     VI.最大のパンデミック
      1.スペインインフルエンザ(スペインかぜ)
      2.スペインインフルエンザ(スペインかぜ)の死亡者
     VII.対策
      1.有効な公衆衛生的対策は何か?
      2.なぜ、2009年の新型で日本の感染死亡者は少なかったのか?
      3.ワクチン
      4.抗ウイルス剤
     VIII.インフルエンザウイルスの研究
      1.遺伝子からインフルエンザウイルスを作る
      2.インフルエンザの死亡者数--超過死亡からの推計
     IX.不安の克服
      1.狼少年、狼少女たち
      2.官僚組織は素人集団?
      3.対策の根本は社会心理学的な問題の解決
     X.最近の出来事
      1.新型ウイルス分離株の提供
      2.高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1は、シベリアに定着した?   
      3.デュアルユースについて
      4.法の制定
      5.タミフルの廃棄
    9章 「ウエストナイルウイルス」--アレキサンダー大王の死因?
     I.バビロンとニューヨーク
      1.アレクサンダー大王の死
      2.ニューヨークのカラスの死
     II.ウイルスの分布と伝播
      1.WNウイルスの発見と世界分布
      2.トリを好む蚊
      3.WNウイルスの感染サークルと伝播
      4.日本への輸入例
      5.WNの症状
      6.地球温暖化との関連
      7.南アフリカ2009年
     III.アレクサンダーの死因--再び、バビロンへ
    10章 「ネットワークで感染症に備える」-今日りんごの木を植えよう
     I.1枚のペルシャ絨毯
     II.感染症に国境なに
     III.感染症は人類の歴史と共にあり
     IV.新興感染症は今後も絶えない
     V.情報の共有と協力
     VI.パスツールのネットワーク
     VII.オックスフォードのネットワーク
     VIII.CDCのネットワーク
     IX.WHOのリーダーシップ
     X.新興のJ―GRID(日本)
     XI.科学は不安をどこまで減らせるか?
     XII.科学と宗教
     XIII.野口英世
     XIV.天然痘根絶を思い起こそう
     XV.地震・津波などの危機管理との共通性
     XVI.新しい哲学を--今日りんごの木を植えよう
  • 出版社からのコメント

    なぜ感染症は絶えないのか―ウイルスの逆襲
  • 内容紹介

    「得体の知れないものへの怯え」を超えて 著者はウイルスの専門家。ウイルスは人に感染し、社会制度、政治、社会心理など極めて関係が深い。2003年SARS、2009年「新型インフルエンザ」の緊張と混乱は人々の不安を増した。感染症が社会に対していかに大きな影響を与え、いかに歴史を動かして来たかを本書で明らかにする。なぜ、感染症は絶えないのか?なぜ新たな感染症が出現してくるのか?人類はどのように感染症と戦って生き延びてきたのか?科学はこの見えないものへの怯えをいかに減らしてきたか?そして、我々は、どこへ行くのか? 本書の内容は、感染症を40%、歴史を40%、残り20%をその間を繋ぐ社会心理的なものに充てた。感染症の歴史は、人々の不安の歴史でもある。明治期より近代微生物学の進展がその不安を減らしてきた。それでも、肉眼で見えないことの恐怖は消えない。次々と新しく出現する新興感染症。

人類と感染症の歴史―未知なる恐怖を超えて― [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:丸善出版
著者名:加藤 茂孝(著)
発行年月日:2013/03/30
ISBN-10:4621086359
ISBN-13:9784621086353
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:185ページ
縦:21cm
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