グレアム・ウォーラスの思想世界―来たるべき共同体論の構想 [単行本]
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グレアム・ウォーラスの思想世界―来たるべき共同体論の構想 [単行本]

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出版社:未来社
販売開始日: 2013/03/25
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グレアム・ウォーラスの思想世界―来たるべき共同体論の構想 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    産業化、都市化の果て、国家、個人をも関数として組み込み膨張する“巨大社会”に対し、現代政治学の祖・ウォーラスはいかに共同体の再構築を図ったのか。現代におけるネオリベラリズム、サンディカリズム、コーポラティズム、そしてシティズンシップを考察する理論枠組となりうる、政治学をはるかに超えたウォーラスの思想的射程を明らかにする。
  • 目次

    序 章
    I 視座の設定
    II 先行研究の状況
    III 本書の構成
    第一章 初期ウォーラスの社会主義論
    I 序
    II 初期ウォーラス社会主義論の三つの淵源
    1 社会経済的背景
    2 精神的背景
    3 知的装置としてのアリストテレス
    III フェビアンによるマルクス主義批判
    1 革命思想とマルクスからの影響
    2 革命は望ましいか
    3 革命は必然か――価値論の問題
    4 ウォーラスによるマルクスやウィックスティードの価値論の評価
    IV 経済論
    1 三レント理論
    2 経済論に対するアリストテレスの影響
    3 生き方としての社会主義と「三レント理論」
    V 政治論
    1 意識改革の是非
    2 フェビアンの社会民主主義論
    3 ウォーラスに見られる社会民主主義論的理解
    4 多数者支配としての社会民主主義論が抱える問題――ウェッブとショウの議論
    5 政治論に対するアリストテレスからの影響1――多数者支配の問題
    6 政治論に対するアリストテレスからの影響2――民主主義の意義
    VI 倫理論
    1 政治思想の基盤としての倫理論
    2 倫理論におけるアリストテレスからの影響
    3 社会性と社会有機体
    4 芸術と教育とによる社会性の涵養およびアリストテレスの影響
    VII 小括
    第二章 ウォーラスの英国史研究と歴史認識
    I 序――歴史家としてのウォーラス
    II 歴史認識と英国史研究の主題
    1 背景としての社会発展論
    2 ウォーラスによる社会発展論批判と歴史における人間理念の役割の強調
    3 英国史研究における四つの主題
    III 福祉の歴史的変遷――救貧法と公教育
    1 救貧法
    2 公教育
    IV 行政・統治組織の歴史的変遷――教区と学務委員会
    1 二つのシラバスから窺われるウォーラスの視角
    2 教区
    3 学務委員会
    V 英国における民主化の歴史
    1 議論の背景
    2 国民的運動としての民主化
    3 民主化指導者の精神の在り方
    4 プレイスに見る改革家の精神的在り方
    VI 小括――ウォーラスにおける英国史研究の意図
    第三章 世紀転換点におけるウォーラスとフェビアン
    I 序
    II ボーア戦争と帝国主義の問題
    1 ボーア戦争におけるフェビアン協会の対応
    2 ウォーラスの立場
    III 教育改革の問題
    1 問題の状況
    2 フェビアン指導部および多数派の立場
    3 ウォーラスの立場
    IV 関税改革の問題
    1 問題の状況
    2 フェビアン多数派の立場
    3 ウォーラスの立場
    V フェビアン指導部とウォーラスとの思想的亀裂の淵源
    1 フェビアン的思考様式――共同体の強調と意識的管理
    2 フェビアン的思考様式のもつ欠落――大英帝国の意義に関する二つの理解
    VI ウォーラスにおける世界志向的な観点
    1 世界の一体化と「世界倫理」の必要性
    2 何を「世界倫理」とするべきか
    VII 小括
    第四章 「巨大社会」のための政治思想の構想
    I 序
    II 後期ウォーラス思想の理論的枠組
    1 「巨大社会」の出現とその問題性
    2 合理的人間像とスペンサー的人間像とに対する批判
    3 人間性と環境
    III「国内的協働」の実現
    1 同意の重要性
    2 社会経済問題の位置づけ
    3 政治論1――問題の焦点
    4 政治論2――代議制民主主義と専門家
    5 政治論3――職能団体理論の問題
    6 政治論4――ウォーラス自身の政治制度の構想
    IV 「世界的協働」の実現に向けて
    1 「世界的協働」の必要性
    2 国民国家の絶対性に対する批判
    3 第一次世界大戦に対する評価
    4 大戦後の国際秩序に関する構想
    V 思考・判断の問題
    1 後期ウォーラス思想における思考論・判断論の背景
    2 理論・科学と価値判断との間の問題
    3 ウォーラスの思考論・判断論――予備的考察
    4 ウォーラスの「思考」の概念
    VI 小括
    終 章
  • 内容紹介

    20世紀初頭のイギリスにおいて心理学的方法を用いて大衆の非合理的政治行動を分析した現代政治学の祖・ウォーラス。その方法論ばかりが注目されてきた泰斗の歴史・哲学観、世界大戦をめぐる国際政治論、フェビアン社会主義運動との関係と決裂を膨大な論攷・講義録・書簡より読み解き、個人を疎外する〈巨大社会〉に抗するために彼が描いた、来たるべき〈共同体〉の姿を明らかにする。
    目次
    序 章
    第一章 初期ウォーラスの社会主義論
     I 序
     II 初期ウォーラス社会主義論の三つの淵源
     III フェビアンによるマルクス主義批判
     IV 経済論
     V 政治論
     VI 倫理論
     VII 小括
    第二章 ウォーラスの英国史研究と歴史認識
     I 序――歴史家としてのウォーラス
     II 歴史認識と英国史研究の主題
     III 福祉の歴史的変遷――救貧法と公教育
     IV 行政・統治組織の歴史的変遷――教区と学務委員会
     V 英国における民主化の歴史
     VI 小括――ウォーラスにおける英国史研究の意図
    第三章 世紀転換点におけるウォーラスとフェビアン
     I 序
     II ボーア戦争と帝国主義の問題
     III 教育改革の問題
     IV 関税改革の問題
     V フェビアン指導部とウォーラスとの思想的亀裂の淵源
     VI ウォーラスにおける世界志向的な観点
     VII 小括
    第四章 「巨大社会」のための政治思想の構想
     I 序
     II 後期ウォーラス思想の理論的枠組
     III 「国内的協働」の実現
     IV 「世界的協働」の実現に向けて
     V 思考・判断の問題
     VI 小括
    終 章
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    平石 耕(ヒライシ コウ)
    1972年生まれ。1996年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。2000年、University of Cambridge,M.Phil in Political Thought and Intellectual History修了。2004年、成蹊大学大学院法学政治学研究科博士後期課程修了。政治学博士。早稲田大学政治経済学術院助教(2008‐10年)を経て、成蹊大学法学部政治学科准教授。西洋政治思想史専攻
  • 著者について

    平石 耕 (ヒライシ コウ)
    平石耕(ひらいしこう)1972年生まれ。成蹊大学大学院法学政治学研究科政治学専攻博士後期課程修了。現在、成蹊大学法学部政治学科准教授。西洋政治思想史専攻。共著に『支える──連帯と再分配の政治学』(齋藤純一編、風行社)。

グレアム・ウォーラスの思想世界―来たるべき共同体論の構想 の商品スペック

商品仕様
出版社名:未来社
著者名:平石 耕(著)
発行年月日:2013/03/25
ISBN-10:4624301196
ISBN-13:9784624301194
判型:A5
発売社名:未来社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:413ページ ※379,34P
縦:22cm
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