みんなの家出(福音館創作童話シリーズ) [単行本]

みんなの家出(福音館創作童話シリーズ) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  フミが図書館で手に取った一冊の本、『どっちが家出？』―そこには、「家を出る」ことをめぐるふたりの女の子の、それぞれちがった行動が描かれていました。“理解のない親に反発して、ちょっとだけ姿をくらますこと”“早く自立できるように、ひとり暮らしの力を身につけること”。さて、どっちが、ほんとうの家出なんだろう？考えあぐねたフミは、作者に手紙を出してみることにしました…。小学校中級から。

• 出版社からのコメント

  子どもの家出をテーマにした本をめぐって、小四の読者フミと作者が交わす手紙。だれにとっても切実な〈居場所探し〉を描く物語。

• 内容紹介

  お母さんとの衝突をきっかけに、なりゆきで“プチ家出もどき”を決行したＡちゃん。家出っぽい行動は全然しないけど、ひとりで生活できる準備を着々進めているＢちゃん。さて、本物の家出に近いのはどっち？――こんな内容の本を読んで、感想文を書きながら考えこんでしまった小四のフミは、思い立って作者に手紙を書きます。作者からの返事は……。「家出」というテーマを通して、自分らしい生き方や居場所さがしを考える物語。
  
  図書館選書
  子どもの家出をテーマにした本をめぐって、小４の読者フミと作者の間で交わされる手紙。――大人にも子どもにも切実な「居場所探し」の問題を多面的に生き生きと描く物語。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  藤田 のぼる(フジタ ノボル)
  １９５０年、秋田県生まれ。秋田大学教育学部卒業後、都内の私立小学校教諭を経て、日本児童文学者協会事務局に勤務、現在事務局長。聖学院大学ほか講師。児童文学の評論・創作両面で活躍している
  
  早川 純子(ハヤカワ ジュンコ)
  １９７０年、東京都生まれ。多摩美術大学で版画を学ぶ。版画の制作をしながら絵本や挿絵を描く

• 著者について

  藤田のぼる (フジタノボル)
  藤田のぼる　　著者・藤田のぼるさんは、1950年秋田県生まれ。都内の私立小学校教諭を経て、日本児童文学者協会事務局に勤務、現在事務局長。児童文学の評論、創作両面で活躍してきました。著書に『児童文学への３つの質問』（てらいんく）、『少年少女の名作案内 日本の文学』など、創作に『山本先生ゆうびんです』（岩崎書店）、『麦畑になれなかった屋根たち』（童心社）など。児童文学ファンタジー大賞の選考委員もつとめ、子どものための文学に新たな息吹きをと奮闘しています。久々の創作作品で、福音館に初登場。
  
  早川純子 (ハヤカワジュンコ)
  早川純子　　画家・早川純子さんは、1970年東京生まれ。多摩美術大学で版画を学び、その後は版画制作をしつつ、絵本や挿絵の仕事をしています。絵本に『山からきたふたご スマントリとスコスロノ』（福音館書店）、『たべちゃうぞ』（リーブル）、『りゅうのぼうや』（佼正出版社）など、挿絵に『トリツカレ男』（ビリケン出版～新潮文庫）など。九谷焼の皿に絵付けをしたり、プリントゴッコを使った作品のグループ展に参加したり、ツイッターで版画による「元素あそび」を展開したりと、精力的に活動しています。最近作は『うさぎさんの あたらしい いえ』（こどものとも年中向き2013年３月号）。

みんなの家出(福音館創作童話シリーズ) [単行本] の商品スペック