「心の教育」からの脱却と道徳教育―「心」から「絆」へ、そして「魂」へ [単行本]

「心の教育」からの脱却と道徳教育―「心」から「絆」へ、そして「魂」へ の 商品概要

• 目次

  第１章日本の道徳教育はどうなっているのか
  　１．なぜ、道徳教育が叫ばれるのか
  　２．道徳教育の現状はどのようなものか
  
  第２章　日本の過去の道徳教育を振り返ってみよう
  　１．明治時代以前の道徳教育
  　２．明治時代前期の道徳教育
  　３．明治時代後期の道徳教育
  　４．大正時代の道徳教育
  　５．昭和時代初期の道徳教育
  　６．戦後における修身科の廃止と道徳の空白時代
  　７．全面主義道徳教育の時代
  　８．特設道徳の誕生
  　９．特設道徳の史的展開
  　10．最近の動向
  
  第３章　世界の道徳教育を眺めてみよう
  　１．各国の道徳教育の特徴とその背景
  　　(1)イギリスの道徳教育　/　(2)ドイツの道徳教育　/　(3)フランスの道徳教育
  　　/　(4)アメリカの道徳教育　/　(5)韓国の道徳教育　/　(6)中国の道徳教育
  　２．道徳教育の諸理論とその背景
  　　(1)デュルケム　/　(2)フロイト　/　(3)ピアジェ　/　(4)デューイ
  　　/　(5)ラス、ハーミン、サイモン　/　(6)コールバーグ　/　(7)その他の理論
  
  第４章　いまの日本の道徳教育を詳しく眺めてみよう
  　１．学校の道徳教育の基準
  　２．学校の道徳教育の現況
  　３．外国の道徳教育論の導入
  　４．心理主義的道徳教育の台頭
  
  第５章　未来の日本の道徳教育を展望してみよう
  　１．道徳教育の再構築へのヒント
  　　(1)社会科を中心として道徳教育　/　(2)NIEによる道徳教育
  　　/　(3)同和教育・人権教育による道徳教育　/　(4)シティズンシップ教育による道徳教育
  　２．道徳教育の再構築に向けての私的提案
  　　(1)道徳の時間の呪縛　/　(2)「心の教育」からの脱却
  　３．道徳教育の中核としての「日本科」の創設

• 内容紹介

  道徳教育が叫ばれる現在において、道徳教育の心理主義化、「心の教育」推進の危険性を説く。
  現実社会とつながったかたちで子どもたちに「生きる意味」を見出させる、新しい道徳教育の提案を行う。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  吉田 武男(ヨシダ タケオ)
  １９５４年奈良県生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。関西外国語大学助教授、高知大学教育学部助教授、筑波大学教育学系助教授、筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授を経て、現在、筑波大学人間系教授・教育学類長。博士（教育学）

• 著者について

  吉田　武男 (ヨシダ　タケオ)
  吉田　武男（よしだ　たけお）貞静学園短期大学保育学科教授･学長/元関西外国語大学英語国際学部教授/筑波大学名誉教授。
  

「心の教育」からの脱却と道徳教育―「心」から「絆」へ、そして「魂」へ の商品スペック