ペダゴジーの社会学―バーンスティン理論とその射程 [単行本]

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ペダゴジーの社会学―バーンスティン理論とその射程 [単行本]

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出版社:学文社
販売開始日: 2013/06/12
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ペダゴジーの社会学―バーンスティン理論とその射程 の 商品概要

  • 目次

     まえがき―ペダゴジーの社会学を深め生かす

    第Ⅰ部 ペダゴジー論の理論的諸相―その可能性の探求―
     第1章 バーンスティンにおけるペダゴジーの一般理論
       ―ペダゴジーとは何か,ペダゴジーにおいて伝達/獲得はいかに実現するか 〔長谷川 裕〕
      1 問題設定と構成
      2 ペダゴジー,ペダゴジック・コード,ペダゴジック装置
      3 ペダゴジーの核心をめぐって
      4 いかにして伝達したことが獲得されるのか
      5 まとめと課題

     第2章 再生産とペダゴジー
       ―B.バーンスティンとP.ブルデューとの対話  〔小澤 浩明〕
      1 問題設定
      2 バーンスティンによる文化的再生産論批判
      3 バーンスティンのコード獲得理論の検討
      4 「再生産とペダゴジー」理論の確立へ向けて
      5 結論

     第3章 理論化作業におけるペダゴジック・コード論
       ―コード論を適用した実証研究の検討から   〔五十嵐 素子〕
      1 はじめに―コード論の適用上の課題と概念モデルの困難
      2 検討の視点―コード論の概念モデルとその適用上の課題
      3 伝達の様態の産出の研究例―Pedro(1981)の理論化作業
      4 獲得者の意識形成の研究例―Morais et al.(1992)の理論化作業
      5 おわりに―理論化作業から生じるコード論の2つの困難

     第4章 ペダゴジー理論におけるコンペタンス・モデルの展開  〔前田 晶子〕
      1 はじめに―バーンスティンのアプローチを辿る
      2 近代教育の「暗黙さ」への着眼
      3 コンペタンス・モデルの盛衰
      4 「治療」概念の検討
      5 おわりに

    第Ⅱ部 現代における〈教育と社会〉の連関構造を捉える―ペダゴジー論の視角から―
     第5章 職業文化をつくる教育
       ―バーンスティン理論から職業教育の可能性を考える  〔松田 洋介〕
      1 問題設定
      2 教育の相対的自律性と職業教育
      3 〈教育〉言説の理論と職業教育
      4 職業教育主義の興隆と教育の市場化
      5 現代社会のアイデンティティと職業教育

     第6章 生徒の受け取る学校知識
       ―ペダゴジーの様態の変動景気との関連から  〔水野 進〕
      1 はじめに
      2 A先生のペダゴジー様態の変動過程―伝達方法の変化という視点から
      3 生徒のものの捉え方の特徴
      4 生徒にとってのわかりやすい授業の要件
      5 「わかりやすい授業」がペダゴジーの様態の変動にもたらしたもの
      6 おわりに

     第7章 〈強者/弱者〉を超えるペダゴジーの社会学
       ―市場によるアイデンティティの分断からその共同的・創造的結合へ  〔本田 伊克〕
      1 序―「弱者」を創出する社会のなかで
      2 〈有用性/交換可能性〉原理に基づくアイデンティティ構築過程の分断
      3 有能と無能の分断線の破棄と新たな認識・実践世界の〈教育〉的展望
      4 新しい共同性の社会学的条件―アイデンティティと「階級・階層」?

     第8章 思想の論理とその伝達‐獲得の論理
       ―伊波普猷による「方言講演」の再構築    〔仲嶺 政光〕
      1 方言講演は何を伝達したのか
      2 〈教育〉言説としての方言講演
      3 伊波の言説と懐古伝
      4 聴衆との懸隔
      5 方言講演の受け止め方
      6 RDの二重性
      7 2つの伝達内容

    第Ⅲ部 ペダゴジー的関係の多様性を探る?象徴統制論の拡張をめざして
     第9章 心の問題から進路問題へ
       ―「不登校」現象をめぐる再文脈化領域の変容  〔山田 哲也〕
      1 問題の所在
      2 ORFに生じた変化―1990年代・2000年代の不登校支援策の比較から
      3 再文脈化領域相互の影響関係―PRFに生じた変化を探る
      4 ペダゴジーの転換と〈教育〉的アイデンティティ

     第10章 自傷行為を利用するコミュニケーション様式についての一考察
       ―親子間で行われるペダゴジック・コミュニケーションの影響に注目して  〔戸高七菜〕
      1 問題関心
      2 理論枠組―ペダゴジック実践の二類型
      3 Aさんの家庭における統制とその背景
      4 Aさんのコミュニケーション様式の特徴
      5 Aさんのコミュニケーション様式と家庭でのペダゴジック実践
      6 まとめ

     第11章 「安心」を伝える―「居場所」における支援の〈教育〉  〔佐川 佳之〕
      1 はじめに
      2 「居場所」における不登校支援の〈教育〉コード
      3 「安心」を伝える実践の変化と再文脈化
      4 結語―「居場所」におけるアイデンティティのゆくえ

     第12章 越境した子どものアイデンティティの「切断」的状況と再構築
       ―「Q&A」実践のペダゴジー論による解読  〔田仲 正江〕
      1 はじめに
      2 バーンスティンのペダゴジー論―ID/RDについて
      3 越境による日常とアイデンティティの切断的状況
      4 「Q&A」実践の実際と相互行為による承認
      5 「Q&A」実践の解読
      6 まとめと今後の課題

    〈特論〉バーンスティン・ペダゴジー論の性格とその射程 〔久冨 善之〕
      1 一見「二分法」がもつ,意味づけの異なる3形式
      2 理論定式・概念規定の水平線(――)の含意と働き
      3 バーンスティンのペダゴジー論の射程
       ―制度的ペダゴジー,分割的ペダゴジー,非ペダゴジーのコミュニケーション
  • 内容紹介

    〈ペダゴジー=教育〉の社会学で現代教育を問い直す。
    〈教育〉は、いかにつくられ、いかなる構造をもち、現代社会においていかなる存在になっているのか。
     気鋭の教育社会学者たちが、バジル・バーンスティンの「ペダゴジー論」の理論的探究、
    その援用、教育実証研究に挑む。
     学校空間を超えて浸透していく〈教育〉という営みを対象化し、分析することを通して、
    現代社会の性格を逆照射していく試み。
    日本の教育の行き詰まりの現状と、その克服への希望を照らし出す、〈教育(ペダゴジック)〉理論とは。

    【執筆者】
    長谷川裕、小澤浩明、五十嵐素子、前田晶子、松田洋介、水野 進、本田伊克、仲嶺政光、山田哲也、
    戸高七菜、佐川佳之、田仲正江、久冨善之
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    久冨 善之(クドミ ヨシユキ)
    1946年福岡生まれ。1974年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学(名誉教授)。専攻、教育社会学

    小澤 浩明(オザワ ヒロアキ)
    1965年東京生まれ。1995年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東洋大学社会学部教授。専攻、教育社会学

    山田 哲也(ヤマダ テツヤ)
    1973年沖縄生まれ。2003年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学大学院社会学研究科准教授。専攻、教育社会学

    松田 洋介(マツダ ヨウスケ)
    1975年神奈川生まれ。2006年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、金沢大学人間社会学域学校教育学類准教授。専攻、教育社会学
  • 著者について

    久冨 善之 (クドミ ヨシユキ)
    (くどみ よしゆき)一橋大学名誉教授。


    小澤 浩明 (オザワ ヒロアキ)
    小澤 浩明(おざわ ひろあき)東洋大学社会学部社会学科教授。


    山田 哲也 (ヤマダ テツヤ)
    (やまだ てつや)一橋大学大学院社会学研究科・社会学部教授。


    松田 洋介 (マツダ ヨウスケ)
    (まつだ ようすけ)大東文化大学大学院文学研究科・文学部教育学科教授。

ペダゴジーの社会学―バーンスティン理論とその射程 の商品スペック

商品仕様
出版社名:学文社
著者名:久冨 善之(編)/小澤 浩明(編)/山田 哲也(編)/松田 洋介(編)
発行年月日:2013/06/10
ISBN-10:4762023787
ISBN-13:9784762023781
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:255ページ
縦:21cm
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