中東地域秩序の行方―「アラブの春」と中東諸国の対外政策(情勢分析レポート〈No.19〉) [全集叢書]

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中東地域秩序の行方―「アラブの春」と中東諸国の対外政策(情勢分析レポート〈No.19〉) [全集叢書]

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出版社:日本貿易振興会アジア経済研究所
販売開始日: 2013/08/28
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中東地域秩序の行方―「アラブの春」と中東諸国の対外政策(情勢分析レポート〈No.19〉) の 商品概要

  • 目次

    序章 地域秩序と「アラブの春」 / 土屋 一樹
     はじめに
     第1節 中東諸国の人口と経済規模
     第2節 中東地域秩序の変動
     第3節 本書の概要
     おわりに

    第1章 エジプトの対外政策と地域秩序 / 土屋 一樹
     はじめに
     第1節 ナーセル政権からムバーラク政権まで
     第2節 1.25革命後の国内情勢
     第3節 ムルシー政権の対外政策
     第4節 新生エジプトと地域秩序-「アラブの春」のインパクト-
     おわりに
     付記

    第2章 「アラブの春」をめぐるトルコの対外政策-経済・安全保障環境の変化と中東地域秩序の今後- / 岩坂 将充
     はじめに
     第1節 トルコの対中東政策
     第2節 「アラブの春」前のエルドアン政権と対中東政策
     第3節 「アラブの春」後の変化とその方向性
     おわりに
     付記

    第3章 「アラブの春」への対応にみるイラン対外政策の現状 / 坂梨 祥
     はじめに
     第1節 イランにとっての「アラブの春」
     第2節 「アラブの春」へのイランの対応
     第3節 イランの取り組みへの制約
     おわりに
     付記

    第4章 カタル外交の戦略的可能性と脆弱性-「アラブの春」における外交政策を事例に- / 堀拔 功二
     はじめに
     第1節 カタル外交の特徴
     第2節 「アラブの春」とカタル外交
     おわりに
     付記

    第5章 アラブ首長国連邦の対北アフリカ経済協力の変化 / 齋藤 純
     はじめに
     第1節 UAEにおける「アラブの春」
     第2節 湾岸アラブ諸国の北アフリカ経済協力
     第3節 湾岸アラブ諸国の経済援助の現状
     第4節 UAEの経済協力の変化
     第5節 考察-UAEの北アフリカ経済協力の意義と地域秩序への影響-
     おわりに

    第6章 サウジアラビアの穏健イスラームへの転換と地域秩序における役割 / 辻上 奈美江
     はじめに
     第1節 サウジアラビア版「アラブの春」と政府の反応
     第2節 女性の自動車運転解禁運動へ
     第3節 穏健イスラームに向けた宗教界改革
     第4節 女性を対象とした改革と身体の管理
     第5節 穏健イスラームへの転換と「アラブの春」後の地域秩序

    第7章 綱渡りの暫定政権-イエメン- / 佐藤 寛
     はじめに
     第1節 国民対話準備の遅れ
     第2節 引き続く治安攪乱三重苦
     第3節 移行プロセスの阻害要因と周辺国、アメリカ、国連の役割
     第4節 自立への動き
     第5節 アラビア半島の国際関係と今後の展望

    第8章 湾岸アラブ諸国における国民と移民-国籍に基づく分業体制と権威主義体制- / 松尾 昌樹
     はじめに
     第1節 分析課題の抽出
     第2節 検証-分業体制と移民の役割-
     第3節 議論-国籍別分業体制と権威主義体制の柔靱性-
     結論  
     あとがき
  • 内容紹介

    2010年末にチュニジアで始まった市民による政府への抗議行動を発端とする政治変動(「アラブの春」)は瞬く間にアラブ諸国に波及した。エジプトでは抗議行動の発生からわずか18日でムバーラク政権の退陣に至った。リビアでは政府と反政府勢力の間で戦闘となり、外国軍による軍事介入を招いた。「アラブの春」は、大統領の退陣から政治改革の表明まで、それぞれの国内要因によって異なる展開となったものの、その広がりと迅速な伝播は、アラブ世界に大きな変化をもたらすかにみえた。
    「アラブの春」の発生から2年半が経過したが、抗議行動が結実した国は少ない。シリアは先のみえない内戦に発展した。ヨルダンでは政治改革が迷走している。エジプトでは新政権が誕生したが、その後も抗議デモが続いた。他方、湾岸アラブ諸国の多くは比較的平穏だったが、予防策として公表された政治改革の模索、あるいは周辺国の政治変動の影響など、現在も国内外での変化への対応を迫られている。中東地域にはいまだ「アラブの春」の余熱が残っているのである。
    「アラブの春」は中東地域にどのような変化をもたらすのだろうか。各国の政治・経済施策、あるいはいくつかの国の政権交代は、今後の地域バランスにどのような影響を及ぼすのだろうか。本書の関心は、「アラブの春」後の中東地域秩序の行方である。とはいえ、上述のように、多くの国に依然として「アラブの春」の余韻が残っている。それは内戦の続くシリアのみならず、新体制の構築で混乱するエジプト、平和的に政権移行が進みつつあるイエメンなども同様である。その一方で、新しい地域秩序の形成を見据えたような動きも始まった。トルコ、イランのアラブ諸国への接近、いくつかの国による新たな地域政策の模索などである。そうした動きは始まったばかりであり、その均衡点が明らかになるのはしばらく先のことだろう。しかしながら、「アラブの春」をふまえた各国の政治経済情勢と対外政策の模索を理解することは、今後の地域秩序の特性を検討する基点となると考える。そこで、本書では、「アラブの春」によって中東諸国の政治・経済運営および対外政策がどう変化したのかを検討する。それによって、「アラブの春」後の中東地域秩序の行方を見通す視点を得ることをめざす。

    図書館選書
    「アラブの春」は中東の地域バランスにどのような変化をもたらすのだろうか。中東9カ国の対外政策と国内統治の動向を検討することで、「アラブの春」以降の中東地域秩序の変動を考える。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    土屋 一樹(ツチヤ イチキ)
    ジェトロ・アジア経済研究所地域研究センター中東研究グループ所属
  • 著者について

    土屋 一樹 (ツチヤ イチキ)
    土屋 一樹  アジア経済研究所地域研究センター中東研究グループ
    岩坂 将充  日本学術振興会特別研究員
    坂梨 祥   日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究主幹
    堀拔 功二  日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究員
    齋藤 純   アジア経済研究所海外研究員(在アブダビ)
    辻上 奈美江 東京大学総合文化研究科中東地域研究センター特任准教授
    佐藤 寛   アジア経済研究所研究企画部長
    松尾 昌樹  宇都宮大学国際学部准教授

中東地域秩序の行方―「アラブの春」と中東諸国の対外政策(情勢分析レポート〈No.19〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:アジア経済研究所 ※出版地:千葉
著者名:土屋 一樹(編)
発行年月日:2013/08/28
ISBN-10:4258300209
ISBN-13:9784258300204
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:203ページ
縦:21cm
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