戦後日本の聴覚文化―音楽・物語・身体 [単行本]
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戦後日本の聴覚文化―音楽・物語・身体 [単行本]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2013/09/19
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戦後日本の聴覚文化―音楽・物語・身体 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    アメリカ文化と日本の音楽の関係から初音ミク、『けいおん!』までを対象に、歴史や文化によって編み上げられる音や音楽に関する私たちの感性を明らかにする。音や音楽を聴く感覚や作法に支えられた聴覚文化を批評する音のカルチュラル・スタディーズ。
  • 目次

    序 章 聴覚をめぐる物語

    第1部 日米関係と聴取者のアイデンティティ

    第1章 英語を聴取してしまう耳――小島信夫『アメリカン・スクール』と戦時期の英語教育
     1 問題設定
     2 聞き手としての「米英」「東亜」――戦時期の日本人の英語(1)
     3 ネイティブ・スピーカー不在の英会話――戦時期の日本人の英語(2)
     4 小島信夫『アメリカン・スクール』の受容とその背景の英語観
     5 教えることと話すこと――『アメリカン・スクール』分析(1)
     6 「外人みたいに英語を話す」ということ――『アメリカン・スクール』分析(2)

    第2章 通訳者の政治――小島信夫『抱擁家族』における日米関係
     1 問題設定
     2 江藤淳による『抱擁家族』論
     3 通訳が媒介する場合としない場合
     4 語り手の政治性
     5 時子の語りかけの変質

    第3章 虚構的な「日系人」の戦略――一九七〇年代の細野晴臣とアメリカ
     1 非共約性の顕在化――はっぴいえんどから『Hosono House』へ
     2 異種混交性を表象する主体――『Tropical Dandy』『泰安洋行』
     3 「ポップの戦術」としての意義――まとめにかえて

    第4章 「アメリカに侵された子供」の耳――「戦後四十年」の村上龍の記憶
     1 「パンパン」「オンリー」との関係
     2 「占領軍の音楽」を聴くこと
     3 『限りなく透明に近いブルー』自己評価の変質
     4 「本土決戦」のイメージ――まとめにかえて

    第5章 一九八〇年代の「植民地主義者」による「交通」――坂本龍一『NEO GEO』におけるアジアへの視点
     1 相対化の視点
     2 「脱コンテクスト化」という戦略
     3 「翻訳」と市場、多元性・複数性であることの政治
     4 コンテクストをめぐる態度変更――まとめにかえて

    第6章 被抑圧者が奏でる音楽――ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの路上演奏の意味
     1 「モノノケ」の視覚化とアイヌへの関心――『カムイ・イピリマ』
     2 「モノノケ」への呼び掛け――『ワタツミ・ヤマツミ』
     3 主体としての「モノノケ」――モノノケ・サミットの実践

    第7章 「対抗文化」の記憶――浦沢直樹『二十世紀少年』における音楽の政治
     1 空間の占拠と他の集団との差別化
     2 ロックミュージックのイデオロギー
     3 身体性の模倣と音楽史的記憶への参照
     4 聴覚的メディアと聴取者の欲望
     5 “失われた起源”をめぐって――まとめにかえて

    第2部 電子メディアと聴取者のリアリティ

    第8章 「擬音」のリアリティ――音声化された文学作品としてのラジオドラマ
     1 問題提起a――聞こえない“戦場”
     2 問題提起b――文学作品の音声化
     3 初期ラジオドラマの実践
     4 「効果音」がもたらすもの
     5 「擬音」聴取の技術
     6 朗読を相対化する
     7 戦争の音、再び

    第9章 ラジオから「肉声」を聴くということ――室生犀星『杏っ子』が明らかにする肉声の仮想性をめぐる問題
     1 問題設定
     2 ラジオ放送初期の受信機と聴取者の関係
     3 発話者が現前化する空間
     4 「肉声」「現前」を問うことの意義――まとめにかえて

    第10章 初音ミクとの接触――“電子の歌姫”の身体と声の現前
     1 初音ミクをめぐる想像力――これまでの初音ミク論
     2 新しい身体性の獲得へ
     3 〈擬人化〉の誘惑
     4 今後の課題

    補 論 「空気系」という名の檻――アニメ『けいおん!』と性をめぐる想像力
     1 問題提起
     2 「物語性の希薄さ」と「男性不在」による性的想像力の駆動――先行論の整理
     3 「空気系」という解釈からの逸脱――『けいおん!』分析

    初出一覧

    あとがき
  • 内容紹介

    細野晴臣や坂本龍一の音楽活動、村上龍の文学実践、マンガ『20世紀少年』、初音ミク、『けいおん!』などを対象に、歴史や文化によって編み上げられる音や音楽に関する私たちの感性を明らかにして聴覚文化を批評する音のカルチュラル・スタディーズ。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    広瀬 正浩(ヒロセ マサヒロ)
    1973年、岐阜県生まれ。南山大学文学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得後退学。博士(文学、名古屋大学)。東海高等学校勤務を経て、椙山女学園大学国際コミュニケーション学部専任講師。専攻は日本文学研究、ポピュラー音楽研究
  • 著者について

    広瀬 正浩 (ヒロセ マサヒロ)
    1973年、岐阜県生まれ。本名は豊永正浩。南山大学文学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得後退学。博士(文学、名古屋大学)。東海高等学校勤務を経て、椙山女学園大学国際コミュニケーション学部専任講師。専攻は日本文学研究、ポピュラー音楽研究。共著に『妖怪は繁殖する』(青弓社)、『ロボットの文化誌』(森話社)、『〈東海〉を読む』(風媒社)など。

戦後日本の聴覚文化―音楽・物語・身体 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:広瀬 正浩(著)
発行年月日:2013/09/20
ISBN-10:478727340X
ISBN-13:9784787273406
判型:B6
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:321ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:308g
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