契約の危殆化と債務不履行 [単行本]

契約の危殆化と債務不履行 [単行本] の 商品概要

• 目次

  はじめに―「契約の危殆化」または「契約危殆」状態と債権者の法的救済手段
  第1部 契約の危殆化を理由とする法的救済手段─防御的な法的救済手段を中心に
  第1章 契約の危殆化を理由とする債権者の法的救済手段の必要性
  第2章 契約危殆状態における債権者の法的救済に関するドイツ法の展開
  第3章 国際取引規範における契約危殆規定─ウィーン国連売買条約を中心に
  第3章補章 アメリカ法における契約危殆規定
  第4章 第1部のまとめ─「不安の抗弁権」の現代的展開
  第2部 契約危殆状態における積極的な法的救済手段─履行期前の契約解除法理の展開
  第1章 履行意思の欠如による履行期前解除法理の展開
  第2章 履行能力の欠如による履行期前解除法理の展開
  第3章 ドイツにおける履行期前解除法理の現状
  第4章 第2部のまとめ─わが民法における履行期前解除法理
  おわりに─契約の危殆化を理由とする債権者の法的救済手段の全体像

• 出版社からのコメント

  比較法的な視点から法規定や裁判例を分析。不安の抗弁権や履行期前の契約解除の理論的根拠を解明し，債権者の法的救済手段を提示。

• 内容紹介

  「契約の危殆化」という新たなタイプの給付障害が生じた場合，債権者の保護はいかにして図られるのか。本書は，比較法的な視点から法規定や裁判例を分析することで，不安の抗弁権や履行期前の契約解除の理論的根拠を解明し，債権者の法的救済手段を提示する。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  松井 和彦（マツイ カズヒコ）
  1970年富山県に生まれる。1992年金沢大学法学部卒業。1994年金沢大学大学院法学研究科修士課程修了。1997年一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。広島修道大学法学部専任講師、同助教授、金沢大学法学部助教授、同大学院法務研究科助教授、大阪大学大学院法学研究科准教授を経て、大阪大学大学院高等司法研究科准教授

• 著者について

  松井 和彦 (マツイ　カズヒコ)
  大阪大学准教授

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