我に秘薬あり―家康の天下取りと正倉院の名薬「紫雪」 [単行本]

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我に秘薬あり―家康の天下取りと正倉院の名薬「紫雪」 [単行本]
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我に秘薬あり―家康の天下取りと正倉院の名薬「紫雪」 [単行本]

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出版社:講談社
販売開始日: 2013/10/24
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我に秘薬あり―家康の天下取りと正倉院の名薬「紫雪」 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    高貴中の高貴薬といわれるのが、「紫雪」である。まさに秘薬であった。医薬の研究者なら一度は目にして、できれば口に含んでみたいと熱望する名薬である。口中に投じれば淡雪のように融けるという。そこから、「雪」の字が当てられていた。用いる生薬類も入手困難のうえに高額で、製法に高度な技術を要するので、当時、製剤は事実上、不可能だった。中国から輸入され、唯一、正倉院に所蔵されているだけである。奥医師ですら現物を見た者はいない。幻の薬である。その幻の薬を家康は欲したのではないか。医典籍を渉猟し、みずからも製剤するまでに医薬に長けた家康だからこそ、正倉院に幻の薬を発見して入手を思いたったといえる。家康は単なる好奇心だけで「紫雪」を探したのだろうか。
  • 目次

      奇妙な開封
      高貴薬を求めて
      曲直瀬父子
      解毒の秘法
      聖徳太子と鑑真和上
      関ヶ原前夜の瘧疾
      消えうせた妙薬
      寒食散
      黄金一百両
      神君陣中薬
      孝明天皇の死
  • 出版社からのコメント

    天下を取るには誰よりも長生きせねばならない。毒殺を誰よりも恐れた家康の目は、正倉院にあるという幻の解毒剤「紫雪」へと向かう!
  • 内容紹介

    家康の二度にわたる正倉院開封の目的は幻の妙薬「紫雪」にあった! 天下取りを目前に毒殺をなによりも恐れた家康。幕府を磐石にし、子々孫々に権力を末長く伝えていくためにも、政敵の魔手から逃れる万能の解毒剤を独占したかった……。そのために家康がとった手段とはいかなるものだったのか……。 クスリを通して歴史の闇に迫るmedical history novel。

    ●徳川家康はなぜか東大寺の正倉院を二度にわたって開けさせています。正倉院は勅封といわれ、天皇の命令がなければ開けることができません。源頼朝、足利義政、織田信長、豊臣秀吉も開けさせていますが一回だけです。
     正倉院には天平以来の珍奇な生薬や鉱物薬が納められています。いっぽう家康は養生にきわめて関心が深く、みずから薬を調合するのがなかば趣味だったともいわれています。とすれば、家康の正倉院開封の目的は薬にあったのではないか。しかも収蔵帳には、古来、万能の解毒剤とされてきた幻の妙薬「紫雪」の二文字が記されていました……。
     多くのライバルの非業の死を目の当たりにしてきた家康。天下取りを目前に毒殺をなによりも恐れていたにちがいありません。しかもその権力を磐石にし、子々孫々に末長く伝えてくためにも、暗殺の魔手から逃れる妙薬を独占したかった……。そのために家康がとった手段とはいかなるものだったのか……。また、徳川三百年の平和の背景にあった「紫雪」とはいったいどのようなクスリだったのか。

    ●……高貴中の高貴薬といわれるのが、「紫薬」である。まさに秘薬であった。 医薬の研究者なら一度は目にして、できれば口に含んでみたいと熱望する名薬である。口中に投じれば淡雪のように融けるという。そこから、「雪」の字が当てられていた。用いる生薬類も入手困難のうえに高額で、製法に高度な技術を要するので、当時、製剤は事実上、不可能だった。中国から輸入され、唯一、正倉院に所蔵されているだけである。奥医師ですら現物を見た者はいない。幻の薬である。 その幻の薬を家康は欲したのではないか。医典籍を渉猟し、みずからも製剤するまでに医療に長けた家康だからこそ、正倉院に幻の薬を発見して入手を思いたったといえる。 家康は単なる好奇心だけで「紫雪」を探したのだろうか。……
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山崎 光夫(ヤマザキ ミツオ)
    1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連載して直木賞候補となる。1998年『薮の中の家―芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。森鴎外記念会評議員を務める
  • 著者について

    山崎 光夫 (ヤマザキ ミツオ)
    山崎光夫(やまざき・みつお)
    1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家──芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。森鴎外記念館評議員を務める。著書に『日本アレルギー倶楽部』『メディカル人事室』(ともに講談社)、『東京検死官──三千の変死体と語った男』(講談社文庫)、『サムライの国』(文藝春秋)、『日本の名薬』(文春文庫)、『東京ビー玉くらぶ』(角川書店)、『精神外科医』(中央公論社)、『ドンネルの男──北里柴三郎』(東洋経済新報社、のち『北里柴三郎──雷と呼ばれた男』と解題して中公文庫)、『開花の人──福原有信の資生堂物語』(東洋経済新報社)、『健康の天才たち』『戦国武将の養生訓』(ともに新潮新書)『老いてますます楽し──貝原益軒の極意』(新潮選書)などがある。

我に秘薬あり―家康の天下取りと正倉院の名薬「紫雪」 の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:山崎 光夫(著)
発行年月日:2013/10/22
ISBN-10:4062186705
ISBN-13:9784062186704
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学小説
言語:日本語
ページ数:309ページ
縦:20cm
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