裁量統制の法理と展開―イギリス裁量統制論(学術選書〈115〉―行政法) [全集叢書]
    • 裁量統制の法理と展開―イギリス裁量統制論(学術選書〈115〉―行政法) [全集叢書]

    • ¥9,680291 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009001976887

裁量統制の法理と展開―イギリス裁量統制論(学術選書〈115〉―行政法) [全集叢書]

価格:¥9,680(税込)
ゴールドポイント:291 ゴールドポイント(3%還元)(¥291相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:信山社
販売開始日: 2013/10/15
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

裁量統制の法理と展開―イギリス裁量統制論(学術選書〈115〉―行政法) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    多様な手法による行政裁量の統制の必要性。イギリス行政裁量論を手がかりとして、日本の裁量基準の法的性質と行政裁量の司法審査のあり方を考察。
  • 目次

    ◆第一部 裁 量 学 説

    第一章 Denis James Galliganの行政裁量論 ――イギリスにおける裁量学説の検討 ――
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ Denis James Galliganの行政裁量論
      1  前  提
      2  裁量の概念
      3  ルールと裁量の正しいバランス
      4  裁量決定の司法審査
     Ⅲ 検  討
      1  イギリスの行政法理論上の位置づけ
      2  わが国の行政法理論との比較

    ◆第二部 裁 量 基 準

    第二章 裁量基準の法的性質と行政裁量の存在意義
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ イギリスにおける行政の政策の法的性質と行政裁量の存在意義
      1  裁量拘束禁止原則
      (1)序/(2)裁量拘束禁止原則の生成の背景と適用範囲の拡大/(3)政策の機能と行政当局の手続的義務
      2  「正当な期待」の法理
      (1)序/(2)「正当な期待」の法理の起源と初期の展開/(3)政策からの離脱/(4)政策の変更
      3  小  括
     Ⅲ わが国における裁量基準の法的性質と行政裁量の存在意義
      1  裁量基準の一律適用の可否
      (1)立法者意思=個別事情考慮義務の賦課/(2)立法者意思=包括的授権
      2  裁量基準の拘束性
      (1)立法者意思と裁量基準の拘束性/(2)法の一般原則と裁量基準の拘束性
     Ⅳ お わ り に

    第三章 補論 ――行政基準
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 伝統的な行政立法論
      1  法規命令と行政規則の二分論
      2  法規命令の法的規制
      3  行政規則の法的規制
     Ⅲ 新たな種類の行政基準
      1  裁量基準
      2  審査基準・処分基準
      3  そ の 他
     Ⅳ 行政基準論の今後の方向性
      1  行政基準の効力に着目した区分
      2  法治主義の理念
     Ⅴ お わ り に

    ◆第三部 裁 量 審 査

    第四章 イギリスにおける司法審査の憲法的基礎 ――議会主権の原則と法の支配 ――
     Ⅰ はじめに ――アルトラ・ヴァイリーズ原則の展開と問題の所在
     Ⅱ アルトラ・ヴァイリーズ原則批判の諸相
      1  「司法至上主義」の司法審査理論 ――Sir John Laws
      2  議会主権の否認とアルトラ・ヴァイリーズ原則批判 ――Sir John LawsとLord Woolf
     Ⅲ 司法審査の憲法的基礎
      1  Christopher Forsythの修正アルトラ・ヴァイリーズ原則
      (1)「弱い」批判と「強い」批判/(2)その他の主張
      2  Paul Craigの反論
      3  Mark Elliottの修正アルトラ・ヴァイリーズ原則
      (1)議会主権に関する諸説とその含意/(2)立法者意思と司法審査との切断の可否 ――「不周延の中名辞」/
      (3)修正アルトラ・ヴァイリーズ原則と法の支配/(4)修正アルトラ・ヴァイリーズ原則の優位性
     Ⅳ おわりに ――わが国の行政法理論への示唆

    第五章 イギリスの司法審査と一九九八年人権法
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 一九九八年人権法施行前の人権の法的意義
      1  序(
      2  ヨーロッパ人権条約の法的意義
      3  コモン・ロー上の権利の法的意義
     Ⅲ 一九九八年人権法の規定
     Ⅳ 一九九八年人権法に基づく司法審査
      1  序
      2  比例原則と敬譲の法理
      (1)初期の判決/(2)International Transport Roth判決/(3)Shayler判決/(4)ProLife Alliance判決/(5)A判決
      3  適合的解釈の義務と不適合宣言の発給
     Ⅴ お わ り に

    第六章 裁量統制の法理の展開
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 社会観念審査・再訪
      1  社会観念審査の意義
      2  社会観念審査の前提
     Ⅲ 判断過程の合理性審査
      1  二つの判断過程の合理性審査
      2  考慮事項の概念の変容
      3  最近の判例
     Ⅳ 義務付け訴訟(申請型義務付け訴訟)

    ◆第四部 行 政 領 域

    第七章 イギリスの公的扶助領域における行政審判所の展開
     Ⅰ はじめに ――ルールか裁量か
     Ⅱ 行政審判所の設置と初期の展開
      1  社会保険領域における行政審判所の設置
      2  公的扶助領域における行政審判所の設置と初期の展開 ――Franks Reportまで
     Ⅲ 福祉権運動と行政審判所
      1  議論の前提
      2  行政機関の第一次的決定と行政審判所の相互関係
      3  行政審判所と行政訴訟の相互関係
     Ⅳ 公的扶助制度の法律化・非法律化と行政審判所
      1  公的扶助制度の法律化と行政審判所の司法化
      2  公的扶助制度の非法律化と行政審判所の管轄権の縮小
     Ⅴ お わ り に

    第八章 都市計画決定の裁量と訴訟 ――イギリス法を素材として ――
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ イギリスの計画裁量論?
     Ⅲ イギリスの都市計画訴訟
      1  立法の概要
      2  裁判例にみる都市計画訴訟の特質
      (1)出訴期間/(2)本案審理/(3)救済方法
     Ⅳ お わ り に

    判例索引(巻末)
    人名索引(巻末)
    事項索引(巻末)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    深澤 龍一郎(フカサワ リュウイチロウ)
    1970年長野県松本市生まれ。1989年長野県松本深志高校卒業。1995年京都大学法学部卒業。2000年京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学、京都大学大学院法学研究科助手。2003年京都大学大学院法学研究科助教授。2007年京都大学大学院法学研究科准教授
  • 出版社からのコメント

    多様な手法による行政裁量の統制の必要性
  • 内容紹介

    イギリス行政裁量論を手がかりとして、日本の裁量基準の法的性質と行政裁量の司法審査のあり方を考察。多様な手法による行政裁量の統制の必要性と、裁判所が果たすべき役割とは何か、行政裁量論を多角的に分析した、信頼の著者による、待望の書。
  • 著者について

    深澤 龍一郎 (フカザワ リュウイチロウ)
    1970年長野県松本市生れ、1989年長野県松本深志高校卒業、1995年京都大学法学部卒業、2000年京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学、同年京都大学大学院法学研究科助手、2003年京都大学大学院法学研究科助教授、2007年京都大学大学院法学研究科准教授、現在に至る。

裁量統制の法理と展開―イギリス裁量統制論(学術選書〈115〉―行政法) の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社
著者名:深澤 龍一郎(著)
発行年月日:2013/10/15
ISBN-10:4797267151
ISBN-13:9784797267150
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:442ページ ※434,8p
縦:21cm
他の信山社の書籍を探す

    信山社 裁量統制の法理と展開―イギリス裁量統制論(学術選書〈115〉―行政法) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!