民具・民俗・歴史―常民の知恵と才覚 [単行本]
    • 民具・民俗・歴史―常民の知恵と才覚 [単行本]

    • ¥4,180126 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009001985016

民具・民俗・歴史―常民の知恵と才覚 [単行本]

価格:¥4,180(税込)
ゴールドポイント:126 ゴールドポイント(3%還元)(¥126相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:慶友社
販売開始日: 2013/10/22
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

民具・民俗・歴史―常民の知恵と才覚 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    民具は人と時代に寄り添って生まれては消え、かたちを変えて再生されてきた。民具研究に、新たに民俗学・歴史学の視点を加えて、常民の生活の知恵と才覚を再発見し、ものに宿る歴史と精神性を問う。常民文化研究の新視座。書き下ろし『民具学の基礎』の続編。
  • 目次

    まえがき 1
    暮らしの原郷11
      村・町 12
    住まいの心象風景21
      家屋 22  カド・ニワ 30  囲炉裏・竈 38
      神棚・仏檀 46  屋根・天井 52  畳 60
      箒・熊手・箕 65  枕 72  風呂 77  便所 83
    晴れの表象89
      祝膳 90  紋付 99  鬘・櫛 104
      帽子・鉢巻・襷 109  褌・腰巻 114  風呂敷 119
    風土が生んだ履物127
      下駄・草履・沓 128  靴・サンダル 136
    知恵と技術の結晶141
      刳物 142  挽物 150  曲物 155  結物 165
    うるおいの成り物175
      漆 176  桑・養蚕 184  煙草 193
    農の革新199
      千歯扱・千石簁・唐箕 200  鋤・鍬 207
      龍滑車・踏車・水車 213  肥坦桶 221
      大八車・ベカ車 229
    商いの諸相235
      行商 236  看板と暖簾 241  売薬と遍歴商い 249
    楽しみの文化255
      囲碁・将棋 256  からくり 262  酒宴 268
    祈りの象形275
      石 276  御守・御札・千社札 281  絵馬 288
    入魂の儀礼303
      記名 304
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    岩井 宏實(イワイ ヒロミ)
    1932年奈良県に生まれる。1958年立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。大阪市立博物館主任学芸員、国立歴史民俗博物館教授・民俗研究部長、帝塚山大学学長、大分県立歴史博物館長を歴任。文学博士
  • 出版社からのコメント

    民具研究に民俗学・歴史学の視点を加え、常民の生活の知恵と才覚を再発見、ものに宿る歴史と精神性を問う。『民具学の基礎』続編
  • 内容紹介

    的に作りだした身辺卑近の道具とされており、また、有賀喜左衛門先生は、第一回民具研究講座において、日本人はどの時代にも常に新しい日本文化をつくり出してきた。何千年このかた、民具の製作にその能力を投入した日本の伝統は、現代の工業の成立にも基礎的に参加していることは疑いない。と言われ、さらに、宮本常一先生は、『民具学の提唱』で、民具研究は単に民具を研究することではなく、民具を通じてあるものを研究することではないかと思う。そのあるものとは文化とか技術とかを明らかにしていくことであり、個々の民具を知ることは手段であった。とされている。この「或るもの」というのは柳田國男先生が「郷土研究と郷土教育」で、日本人の生活、殊にこの民族の一団としての過去の経歴であった。という提言そのものである。こうした先学の言わんとされていることを推し量っても、もはや今日においては民具研究も民俗学的視点、歴史学的視点を合わせ持ち、常民の生活の知恵と才覚が、歴史世界を築き上げてきたことを明らかにすることに貢献せねばならないであろう。民具は常民すなわち伝承文化を保持する人々が、生活の必要から考案し、作り上げた物質文化であることはいうまでもない。民具学と極めて近い位置にある民俗学は、民間伝承を素材として常民社会・常民文化の歴史的展開を明らかにする学問である。その常民文化たるものには、当然生活の中からつくり出された道具、すなわち物質文化なるものが大きな位置を占め、その道具の考察・使用が伝承文化を保持・継承させる役割を果たすことが少なくない。歴史学は、端的に言えば文書資料をはじめ文献形態の資料を史料として、人間社会の生成・変遷・興亡の来歴を明らかにする学問である。しかし、歴史的社会における庶民の生活も社会構造とのかかわりの中で明らかにされているし、伝承文化についても取り上げられていることはいうまでもない。こうしたことから考えると、三学の協業さらには統合的な研究の視点と、さらにその実践が必要であろう。なお、付言すると民具学、民俗学においては伝承文化を継承・保持する人々を常民と称しているが、よく考えると公家・武家をはじめ各時代の支配階級でも伝承文化を保持していることが少なくない。したがって、伝承文化を保持するかぎりにおいては、彼らもまた常民である。すなわち、常民は身分・階層・階級によって規定されるものではない。また歴史学の主たる資料とする文書にも、伝承文化の内容をもつ伝承文書とも称すべき資料が多く存在し、民具学・民俗学研究においてもきわめて重要なるものである。かように考えると、民具学・民俗学・歴史学がそれぞれ独自性をもち、個性ある研究を推進しながらも、総合的に広義の歴史学の構築を意図し、個々の問題についても考察せねばならないであろう。
  • 著者について

    岩井宏實 (イワイヒロミ)
    一九三二年 奈良県生まれ立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了民俗学・民具学専攻〔主要論著〕『地域社会の民俗学的研究』法政大学出版局 一九八七年『曲物』法政大学出版局 一九九四年『絵馬』法政大学出版局 一九七四年『民具の博物誌』河出書房新社 一九九四年『民具の歳時記』河出書房新社 一九九四年『環境の文化誌―地域文化の形成―』慶友社 一九九七年『民具学の基礎』慶友社 二〇一一年『奈良大和の社会史的点描』岩田書院 二〇一〇年

民具・民俗・歴史―常民の知恵と才覚 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶友社
著者名:岩井 宏實(著)
発行年月日:2013/10/22
ISBN-10:4874492487
ISBN-13:9784874492482
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:309ページ
縦:20cm
他の慶友社の書籍を探す

    慶友社 民具・民俗・歴史―常民の知恵と才覚 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!