現代のドイツ企業―そのグローバル地域化と経営特質 [単行本]

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    • 現代のドイツ企業―そのグローバル地域化と経営特質 [単行本]

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現代のドイツ企業―そのグローバル地域化と経営特質 [単行本]

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出版社:森山書店
販売開始日: 2013/11/30
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現代のドイツ企業―そのグローバル地域化と経営特質 の 商品概要

  • 目次

     序章 ドイツ企業経営研究へのアプローチ
      第1節 研究の課題
      第2節 研究の方法
       1 企業経営の歴史的比較の基本的視点
       2 企業経営の国際比較の基本的視点
       3 経営方式の国際移転の分析における「再構造化」の枠組み
      第3節 第2次大戦後の歴史的時期区分と各時期の主要特徴
       1 資本蓄積条件から見た時期区分と各時期の主要特徴
       2 企業経営の現象面から見た時期区分と各時期の主要特徴
      第4節 企業経営の展開における各国の共通性
       1 政治経済的諸条件における各国の共通性
       2 企業経営の現象における各国の共通性
    第1部 第2次大戦後の経済成長期における企業経営の展開
     第1章 共同決定制度と労使関係に新しい展開
      第1節 第2次大戦後の労使関係の新しい枠組み
      第2節 共同決定制度とコーポレート・ガバナンス
      第3節 共同決定制度の意義
       1 労使の情報・コミュニケーションの改善
       2 協調的・安定的労使関係の促進
       3 セイフティネットとしての機能
     第2章 企業の集中とコンツェルン体制の新しい展開
         ―大企業解体後の再結合、第3次企業集中運動との関連を中心として―
      第1節 大企業の解体・再結合とコンツェルン体制の新しい展開
       1 アメリカによる大企業の解体政策とその影響
       2 大企業の再結合の展開
       3 コンツェルン体制の新展開の意義
      第2節 第3次企業集中運動とコンツェルン体制の再編
       1 第3次企業集中運動の背景
       2 第3次企業集中運動の展開とその特徴
       3 主要産業部門における企業集中の展開
       4 第3次企業集中運動とコンツェルン体制の再編の意義
     第3章 アメリカ的管理方式・生産方式の導入とそのドイツ的展開
         ―IE、ヒューマン・リレーションズおよびフォード・システム―
      第1節 インダストリアル・エンジニアリングの導入とその特徴
       1 インダストリアル・エンジニアリングの発展とその影響
       2 ワーク・ファクター法の導入とその特徴
       3 MTMの導入とその特徴
       4 主要産業部門におけるワーク・ファクター法とMTMの導入
       5 インダストリアル・エンジニアリングの導入のドイツ的特徴
      第2節 ヒューマン・リレーションズの導入とその特徴
       1 ヒューマン・リレーションズの導入の社会経済的背景
       2 ヒューマン・リレーションズの導入の取り組みとその特徴
       3 ヒューマン・リレーションズの導入の限界とその要因
      第3節 フォード・システムの導入とドイツ的ものづくりの展開
       1 フォード・システムの導入の全般的状況
       2 自動車産業におけるフォード・システムの導入とその特徴
       3 大量生産システムの展開とドイツ的ものづくり
     第4章 アメリカの経営者教育・管理者教育の導入とその影響
      第1節 経営者教育・管理者教育の改革とアメリカのイニシアティブ
      第2節 経営者教育・管理者教育におけるドイツの大学の役割とその限界
      第3節 アメリカの経営者教育・管理者教育の導入とその特徴
       1 TWIの導入とその特徴
       2 経営者教育の手法の導入とその特徴
      第4節 アメリカの経営者教育・管理者教育の導入における限界とその要因
     第5章 大量市場への適応のためのアメリカ的方法の導入
      第1節 マーケティング手法の導入とその特徴
       1 アメリカのマーケティングの影響
       2 マーケティング手法の学習・導入の経路
       3 マーケティング手法の導入の全般的状況
       4 主要産業部門におけるマーケティング手法の導入とその特徴
       5 マーケティング手法の導入のドイツ的特徴
      第2節 パブリック・リレーションズの導入とその特徴
       1 パブリック・リレーションズの導入の全般的状況
       2 パブリック・リレーションズの導入の代表的事例
       3 パブリック・リレーションズの導入のドイツ的特徴
      第3節 オペレーションズ・リサーチの導入とその特徴
     第6章 事業構造の再編と管理機構の変革
         ―事業部制組織の導入とそのドイツ的展開―
      第1節 多角化の傾向とその特徴
       1 第2次大戦後の多角化の社会的経済的背景
       2 多角化の進展とその特徴
      第2節 組織革新と事業部制組織の導入
       1 事業部制組織の導入の背景
       2 組織構造の変化とその特徴
       3 主要産業部門における事業部制組織の導入とその特徴
       4 事業部制組織の導入と内部統制組織の確立
          ―コントローリング制度の導入とその意義―
      第3節 事業部制組織の導入のドイツ的特徴
       1 事業部制組織の機構とそのドイツ的特徴
       2 ドイツ企業の管理の伝統と事業部制組織の導入へのその影響
    第2部 1970年代から80年代末までの時期における企業経営の展開
     第7章 減量合理化の展開とその特徴
      第1節 減量合理化の産業比較分析の視点
      第2節 鉄鋼業における減量合理化の展開とその特徴
       1 鉄鋼業における構造適応をめぐる問題
       2 減量合理化の展開とその特徴
      第3節 造船業における減量合理化の展開とその特徴
       1 造船業における構造適応をめぐる問題
       2 減量合理化の展開とその特徴
       3 事業構造の再編、経営戦略の展開と構造適応
      第4節 石油産業における減量合理化の展開とその特徴
       1 石油産業における構造適応をめぐる問題
       2 減量合理化の展開とその特徴
     第8章 生産システムの改革とその意義
         ―ドイツ的生産モデルの追求とモジュール生産方式への道―
      第1節 1970年代の資本主義の構造変化と生産システム改革の課題
      第2節 ドイツ企業の生産システム改革とその特徴
       1 ME技術に依拠した生産システムのフレキシブル化
       2 ME技術の導入と熟練労働力の新しい役割
          ―直接労働と間接労働の職務統合―
       3 集団労働の展開とその特徴
       4 職場小集団活動の展開とその特徴
      第3節 ドイツ企業の生産システム改革の限界とその後の展開
       1 日本的生産システムの優位とその要因
       2 ME技術を基軸とする生産システム改革の限界
       3 日本的生産システムの導入とその限界
       4 生産システム改革の限界とモジュール生産方式への展開
     第9章 企業集中の展開と事業構造の再編
          ―第4次企業集中運動との関連を中心として―
      第1節 第4次企業集中運動の展開とその特徴
       1 第4次企業集中運動の背景
       2 第4次企業集中運動の特徴
      第2節 ドイツにおける企業集中の展開とその意義
    第3部 1990年代以降のグローバル段階における企業経営の展開
     第10章 株主主権的経営、コーポレート・ガバナンスとそのドイツ的展開
          ―企業経営の「アメリカ化」の再来とその影響―
      第1節 アメリカ的「金融化」とドイツ的企業体制の動揺
       1 アメリカ的「金融化」と株主価値志向の拡大
       2 アメリカ的「金融化」のもとでのドイツ的企業体制の動揺
      第2節 ドイツ企業における株主価値重視の経営への転換とその特徴
       1 株主価値重視の経営への転換
       2 株主価値重視の経営への転換の限界
       3 株主価値重視の経営への転換における企業間の差異
      第3節 株主価値重視の経営モデルとドイツ的経営モデルとの相剋
       1 株主価値重視の経営モデルとドイツ的経営モデルのハイブリッド化
       2 銀行の役割の変化との関連での株主価値重視の経営モデルとの相剋
       3 機関投資家の影響との関連での株主価値重視の経営モデルとの相剋
       4 生産重視の経営観、トップ・マネジメントの機構・人事構成との関連での株主価値重視の経営モデルとの相剋
       5 共同決定制度との関連での株主価値重視の経営モデルとの相剋
     第11章 リストラクチャリングの新展開とその特徴
      第1節 リストラクチャリングの本格的展開
      第2節 鉄鋼業におけるリストラクチャリングの展開とその特徴
       1 過剰生産能力の整理と生産の集中・専門化の推進
       2 「選択と集中」による事業構造の再編成
       3 事業領域内の特定の製品分野への集中
      第3節 化学産業におけるリストラクチャリングの展開とその特徴
       1 化学産業の経営環境の変化とリストラクチャリングの展開
       2 主要企業におけるリストラクチャリングの展開とその特徴
      第4節 自動車産業におけるリストラクチャリングの展開とその特徴
       1 ダイムラーにおけるリストラクチャリングの展開とその特徴
       2 フォルクスワーゲンにおけるリストラクチャリングの展開とその特徴
      第5節 電機産業におけるリストラクチャリングの展開とその特徴
      第6節 リストラクチャリングの展開のドイツ的特徴
     第12章 経営のグローバル化とその特徴
      第1節 経営のグローバル化の基本的指標
      第2節 自動車産業における経営のグローバル化とその特徴
       1 自動車産業における経営のグローバル化の全般的状況
       2 車両生産の国際展開とその特徴
       3 部品生産の国際展開と調達体制
       4 開発の現地化と国外の開発拠点の拡充
       5 経営のグローバル化と労働組合の対応
      第3節 経営のグローバル化の進展と蓄積構造・競争構造の変容
       1 経営のグローバル化の進展と蓄積構造の変容
       2 経営のグローバル化の欧州企業的特徴と蓄積構造
       3 経営のグローバル化の進展と競争構造の変容
     第13章 企業集中の今日的展開とその特徴
          ―第5次企業集中運動との関連を中心として―
      第1節 1990年代以降の企業集中の展開とその基本的特徴
       1 1990年代以降の企業集中の展開とその背景
       2 1990年代以降の企業集中の基本的特徴
      第2節 主要産業部門における企業集中の展開とその特徴
       1 鉄鋼業における企業集中の展開とその特徴
       2 化学産業における企業集中の展開とその特徴
       3 自動車産業における企業集中の展開とその特徴
       4 金融部門における企業集中の展開とその特徴
      第3節 資本主義のグローバル段階における企業集中の意義
     結章 ドイツ資本主義と企業経営
      第1節 日本との比較でみたドイツの企業経営
       1 経営参加と労使関係の日独比較とドイツ的特徴
       2 企業の集中とコンツェルン体制の日独比較とドイツ的特徴
       3 アメリカ的経営方式の導入の日独比較とドイツ的特徴
       4 リストラクチャリングの展開の日独比較とドイツ的特徴
       5 経営のグローバル化の日独比較とドイツ的特徴
       6 コーポレート・ガバナンスの日独比較とドイツ的特徴
      第2節 企業経営の「アメリカ化」における「再構造化」とドイツ的展開
       1 第2次大戦後の経済成長期における企業経営の「アメリカ化」と「再構造化」
       2 1990年代以降の企業経営の「アメリカ化」と「再構造化」
      第3節 ドイツ資本主義の歴史的条件の変化と企業経営
       1 第2次大戦後の経済成長期におけるドイツの企業経営の基盤
       2 1970年代以降の資本主義の構造変化と企業経営のドイツ的対応
       3 1990年代以降のグローバル段階におけるドイツ資本主義と企業経営
      第4節 第2次大戦後のドイツ企業の発展と欧州統合への道
           ―ヨーロッパ市場で棲み分けを求めた、地域に根ざす経営展開―
    索引
  • 出版社からのコメント

    経営学研究の立場に立ち、国際比較の視点に基づいて、第2次大戦後のドイツにおける企業経営の歴史的過程の考察を行う。
  • 内容紹介

     ドイツ的な経営の論理とは何か。戦後アメリカの企業経営の影響を強くうけるなかで、また1970年代以降の時期には「ジャパナイゼーション」と呼ばれる現象に典型的にみられるように日本の経営方式の影響が強まるなかで、さらに90年代以降における企業経営の「アメリカ化」の再来という現象のもとで、ドイツの企業経営にはいかなる変化がみられることになったのか。また、ドイツ的な経営の論理、価値基準は、「ライン型資本主義」や「調整された市場経済」などと呼ばれるような、資本主義的市場化の限界に対する独自の「調整的機能」を組み込んだ同国の資本主義モデルとどのような関連を持つものであるのか。戦後におけるドイツの企業経営のスタイル、経営の価値基準とは何か。こうした問題の考察をとおして、戦後当初から今日のグローバリゼーションと呼ばれる大きな変革の時代をも貫くドイツの企業経営の内実を明らかにすることが、重要な課題となってくる。
     本書では、以上のような問題意識のもとに、経営学研究の立場に立って、また国際比較の視点に基づいて、第2次大戦後のドイツにおける企業経営の歴史的過程の考察を行っている。そこでは、戦後のドイツ企業の発展を市場と資本の世界的連鎖の拡大・深まりによるグローバル化のもとでのヨーロッパ化という「グローバル地域化」の動きとしてとらえ、こうした動きの特徴、それとも深い関連を持つ企業経営のあり方、特質の解明を試みている。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山崎 敏夫(ヤマザキ トシオ)
    1962年大阪府に生まれる。1985年同志社大学商学部卒業。1990年同志社大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得。1989年高知大学人文学部に勤務、助手、専任講師、助教授をへて1994年立命館大学経営学部助教授。現在、立命館大学経営学部教授、博士(経営学)
  • 著者について

    山崎敏夫 (ヤマザキ トシオ)
    山崎敏夫(やまざきとしお)
    1962年 大阪府に生まれる
    1985年 同志社大学商学部卒業
    1990年 同志社大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得
    1989年 高知大学人文学部に勤務、助手、専任講師、助教授をへて
    1994年 立命館大学経営学部助教授
    現 在 立命館大学経営学部教授 博士(経営学)

現代のドイツ企業―そのグローバル地域化と経営特質 の商品スペック

商品仕様
出版社名:森山書店
著者名:山崎 敏夫(著)
発行年月日:2013/11/15
ISBN-10:4839421366
ISBN-13:9784839421366
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:611ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:4cm
重量:900g
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