ふわふわ―白鳥たちの消えた冬(福音館創作童話シリーズ) [単行本]

ふわふわ―白鳥たちの消えた冬(福音館創作童話シリーズ) の 商品概要

• 出版社からのコメント

  公園の湖に浮かぶ四百羽の白鳥は私たちの友だち。なのに鳥インフルエンザのために全頭殺処分だなんて……。なんとかならないの？

• 内容紹介

  小五の香枝は、近くの公園にすむ四百羽の白鳥たちと、小さいときからの友だち。とくにふわふわの赤ちゃんは、なんと言ったらいいかわからないくらい可愛い。　ところがある冬、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため、市民のシンボルだった白鳥すべてが殺処分と決まってしまった。いきなり襲った悲劇に、大人も子どもも身を引き裂かれる思いでいっぱい。公園の獣医師をしている香枝の父親にも、どうすることもできないのか…。
  
  図書館選書
  公園の湖に浮かぶ400羽の白鳥は、いつも私たちの友だちだった。なのに、突然襲った鳥インフルエンザのため全頭殺処分が決定された。信じられない！なんとかならないの？

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  中山 聖子(ナカヤマ セイコ)
  １９６７年、山口県防府市生まれ。広島女学院大学文学部卒業。家事と育児のかたわら小説や随筆を書き、文学賞や雑誌への投稿を始める。２００４年「夏への帰り道」で小川未明文学賞を受賞、これをきっかけに、児童小説を中心に執筆するようになった。２００７年「チョコミント」でさきがけ文学賞、２００８年「コスモス」で角川学芸児童文学賞をそれぞれ受賞
  
  尾崎 眞吾(オザキ シンゴ)
  １９４４年、山口県徳山市（現・周南市）生まれ。カンザス・フォートヘイズ州立大学の大学院・美術学部修士号を取得。イラストレーターとして国内外で幅広く活躍し、個展多数を開催。１９７２年、カンヌ・フィルムフェスティバル銀賞を受賞。切手デザインを多数手がける。２００９年、第１４回山口県文化功労賞を受賞

• 著者について

  中山聖子 (ナカヤマセイコ)
  中山聖子　　作者・中山聖子さんは、『ツチノコ温泉へようこそ』に続き、〈ものがたりの遊歩道〉に二度目の登場です。作家歴はまだ浅いのですが、「夏への帰り道」で小川未明文学賞、『チョコミント』でさきがけ文学賞、「コスモス」で角川学芸児童文学賞などを受けている実力派。今年になって、『春の海、スナメリの浜』（佼正出版社）、『べんり屋、寺岡の夏。』（文研出版）、そして本書と、刊行のペースが上がっています。落ち着いた筆致で〈家族〉〈人のつながり〉といったテーマに深く錘をおろしていく作風が持ち味。1967年山口県防府市生まれ、宇部市在住。
  
  尾崎眞吾 (オザキシンゴ)
  尾崎眞吾　　画家・尾崎眞吾さんは福音館初登場。1944年山口県生まれ、イラストレーターとして幅広い活躍を続け、2009年には山口県文化功労賞を受賞しているベテランです。『海とかもめ』（ＪＵＬＡ出版局）、『みすゞと海と』（二玄社）など、金子みすゞの詩に絵をつけた詩画集が著名。切手のデザインも数多く手がけています。2011年には、秋芳洞（山口県にある日本屈指の鍾乳洞）内の「３億年のタイムトンネル」に、300メートルに及ぶ壁画を制作しました。山口県長門市の海辺に在住。

ふわふわ―白鳥たちの消えた冬(福音館創作童話シリーズ) の商品スペック