誰も知らないわたしたちのこと [単行本]

誰も知らないわたしたちのこと [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  不妊の末に授かった息子には、出生前診断によって重大な疾患が発見された―選べるはずのないことを選ばされ、孤立感と絶望のあいだを揺れ動く３５歳のフリーランス・ジャーナリスト、ルーチェの魂の彷徨を、著者みずからの体験をもとに描いて大きな反響を呼んだイタリアのベストセラー。ローマ賞受賞。イタリア最高の文学賞・ストレーガ賞最終候補作。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  スパラコ,シモーナ(Sparaco,Simona)
  ローマ生まれの作家・脚本家。イギリスの大学でコミュニケーション学を修めたあと、イタリアへ戻り、文学部の映画部門に入学。その後トリノのホールデンスクールのマスターコースなど、いくつかの創作コースに通った。『誰も知らないわたしたちのこと』は、２０１３年ローマ賞を受賞し、イタリア最高の文学賞であるストレーガ賞の最終候補になった
  
  泉 典子(イズミ ノリコ)
  イタリア語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了
  
  室月 淳(ムロツキ ジュン)
  宮城県立こども病院産科部長・東北大学大学院医学系研究科胎児医学分野教授。日本産科婦人科学会代議員、日本周産期・新生児医学会評議員、日本胎児治療学会幹事などを務める。胎児骨系統疾患フォーラムを主宰

• 出版社からのコメント

  出生前診断で胎児に重大な疾患が発見された女性が、苦悩の末現実を受け入れるまでを描いて大きな反響を呼んだイタリアのベストセラー

• 内容紹介

  いのちは選別できるか――５年間の不妊の末に授かった息子には、出生前診断によって重大な疾患が発見された。選べるはずのないことを選ばされ、孤立感と絶望のあいだを揺れ動く３５歳のフリーランス・ジャーナリスト、ルーチェの魂の彷徨を、著者みずからの体験をもとに描いて大きな反響を呼んだイタリアのベストセラー。ローマ賞受賞。イタリア最高の文学賞・ストレーガ賞最終候補作。

• 著者について

  シモーナ・スパラコ (スパラコ シモーナ)
  ローマ生まれの作家・脚本家。イギリスの大学でコミュニケーション学を修めたあと、文学への情熱に駆られてイタリアへ戻り、文学部の映画部門に入学。その後トリノのホールデンスクールのマスターコースなど、いくつかの創作コースに通った。本書は、2013年ローマ賞を受賞し、イタリア最高の文学賞であるストレーガ賞の最終候補になった。著書に、”Lovebook”（Newton Compton, 2010）などがある。
  
  泉　典子 (イズミ ノリコ)イタリア語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了。訳書に、スザンナ・タマーロ『心のおもむくままに』（草思社）、フランチェスコ・アルベローニ『エロティシズム』、エンマ・ラ・スピーナ『千の沈黙の声――わたしは施設という名の地獄で育った』（以上、中央公論新社）、マッテオ・モッテルリーニ『経済は感情で動く――はじめての行動経済学』（紀伊國屋書店）ほか多数。
  
  室月　淳 (ムロツキ ジュン)
  宮城県立こども病院産科部長・東北大学大学院医学系研究科胎児医学分野教授。日本産科婦人科学会代議員、日本周産期・新生児医学会評議員、日本胎児治療学会幹事などを務める。胎児骨系統疾患フォーラムを主宰。著書に『骨系統疾患――出生前診断と周産期管理』（共編著、メジカルビュー社）などがある。

誰も知らないわたしたちのこと [単行本] の商品スペック