新訳 紅楼夢〈第3冊〉 [全集叢書]

新訳 紅楼夢〈第3冊〉 [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ささいなことに心揺らぎ涙をこぼす黛玉の姿に、思いあまった宝玉の告白。しかしそれは予想外の波紋を呼び…。美しい菊の咲き乱れる秋たけなわの大観園を、少女たちが興した華やかな詩社や、劉ばあさんを交えた楽しい宴などの名場面が彩る。

• 目次

  　本冊の読みどころ
  　本冊のおもな登場人物
  　主要登場人物系図
  
  第三十二回
  　　肺腑を訴え　心は迷う　活ける宝玉
  　　恥辱を含み　情は烈し　死せる金釧
  
  第三十三回
  　　手足耽耽　小しく唇舌を動かし
  　　不肖種種　大いに笞撻を承く
  
  第三十四回
  　　情中の情　情に因りて妹妹を感ぜしめ
  　　錯裏の錯　錯を以て哥哥を勧む
  
  第三十五回
  　　白玉釧　親ら蓮葉羹を嘗い
  　　黄金鶯　巧みに梅花絡を結ぶ
  
  第三十六回
  　　鴛鴦を繡りて　夢は絳芸軒に兆し
  　　分定を識りて　情は梨香院に悟る
  
  第三十七回
  　　秋爽斎に　偶たま海棠社を結び
  　　蘅蕪苑に　夜　菊花の題を擬す
  
  第三十八回
  　　林瀟湘　菊花の詩に魁奪し
  　　薛蘅蕪　螃蟹の詠に諷和す
  
  第三十九回
  　　村の姥姥　是れ口に信せて開合し
  　　情の哥哥　偏に尋根究底す
  
  第四十回
  　　史太君　両び大観園に宴し
  　　金鴛鴦　三たび牙牌令を宣ぶ
  
  第四十一回
  　　櫳翠庵　茶に梅花雪を品い
  　　怡紅院　劫に母蝗虫と遇う
  
  第四十二回
  　　蘅蕪君　蘭言もて疑癖を解き
  　　瀟湘子　雅謔もて余香を補う
  
  第四十三回
  　　閑ろに楽しみを取り　偶たま金を攢めて寿を慶ぎ
  　　情を了えず　暫に土を撮みて香と為す
  
  第四十四回
  　　変は不測に生じて　鳳姐　醋を潑し
  　　喜びは望外に出でて　平児　粧を理む
  
  第四十五回
  　　金蘭の契　互いに金蘭の語を剖き
  　　風雨の夕　悶みて風雨の詞を製す

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  井波 陵一(イナミ リョウイチ)
  １９５３年生。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所教授。専攻は中国文学

• 著者について

  井波 陵一 (イナミ リョウイチ)
  増田ユリヤ(ますだ ゆりや)
  1964年神奈川県生まれ．國學院大學文学部史学科を卒業後，私立高校の世界史・日本史の教師として教壇に立つ傍ら，ジャーナリストとして国内外で精力的に取材を重ねる．著書に，『「新」学校百景――フリースクール探訪記』，『総合的な学習――その可能性と限界』(ともにオクムラ書店)，『家族で選ぶインターナショナルスクールガイド』(講談社)，『欲ばり過ぎるニッポンの教育』，『新しい「教育格差」』(ともに講談社現代新書，前者は共著)，『教育立国フィンランド流 教師の育て方』，『移民社会フランスで生きる子どもたち』(ともに岩波書店)など．

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