ハプスブルク軍政国境の社会史―自由農民にして兵士(学術叢書) [単行本]

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ハプスブルク軍政国境の社会史―自由農民にして兵士(学術叢書) [単行本]

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出版社:学術出版会
販売開始日: 2013/11/20
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ハプスブルク軍政国境の社会史―自由農民にして兵士(学術叢書) の 商品概要

  • 目次

    日本語版へのはしがき(カール・カーザー)
    はしがき(カール・カーザー)



    日本語訳凡例
    クロアチア・スロヴォニア軍政国境(1847年)の地図
    歴史研究と史料

    第1部 初期国境民社会(1535年から1754年)
    第1章 16世紀における荒廃と社会秩序の崩壊
    1.荒廃した国境地帯
    2.荒廃と新しい社会

    第2章 モデルとしてのジュンベラク地区のウスコク
    1.入 植
    2.特 権
    3.経済的な諸問題

    第3章 ヴァラジュディン管区のヴラーフ
    1.シュタイアーマルク諸身分による出資と行政
    2.再入植とあらたな社会の輪郭
    3.「ヴラーフの規約」
    4.コルドゥア伯とヒルトブルクハウゼン公の行政改革

    第4章 カルロヴァツ管区の国境民村落
    1.行政と組織
    2.再入植
    3.国境民村落の地位
    4.土地不足
    5.ヒルトブルクハウゼン公の行政改革(1746年)

    第5章 リカ地方
    1.行 政
    2.住民と人口動態
    3.土地所有状況

    第6章 例外のケース:総督国境区
    1.再入植
    2.行 政
    3.自由な、あるいは、隷属的な国境民?
    4.行政改革

    第7章 新しいモデル:スラヴォニア管区
    1.行 政
    2.管区の特定区域化
    3.土地所有
    4.新しいモデルの輪郭

    中間的結論

    第2部 軍事化する社会(1754年から1881年)
    第1章 初期国境民社会から軍事社会へ
    1.行政の再編と一元化
    2.土地所有法の統一
    3.連隊の統一
    4.特定区域化の完結

    第2章 軍 役

    第3章 軍事社会の人口動態
    1.全般的な人口統計上の発展
    2.いくつかの人口統計学的特徴
    3.新旧の国境民村落

    第4章 軍指令下の経済
    1.経済圏としての軍政国境
    2.自然経済から原初的貨幣経済へ
    3.税制度
    4.カルロヴァツ国境区の経済問題
    5.穀物生産の増加
    6.国家にとっての均衡:「均衡財政」

    第5章 家父長制としてのザドルガ
    1.初期国境民社会のザドルガ
    2.軍事化のザドルガへの影響
    3.家族の非公式な分割

    第6章 宗教にもとづく国民統合

    第7章 軍政国境地帯の終焉
    1.1848年の農奴解放とその軍政国境への影響
    2.軍政国境地帯の解体(1869年から1881年)



    原 注
    史料・文献一覧 

    解題 カール・カーザー『ハプスブルク軍政国境の社会史』と軍政国境研究史――1990年代以降のクロアチアの研究動向を中心に(越村 勲)

    訳者あとがき(戸谷 浩)

    訳者略歴
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    カーザー,カール(Kaser,Karl)
    オーストリア・グラーツ大学南東欧研究センター歴史研究所・教授。専攻:南東欧史・人類学、家族史

    越村 勲(コシムラ イサオ)
    東京造形大学教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専攻:東欧社会・文化史

    戸谷 浩(トヤ ヒロシ)
    明治学院大学国際学部教授。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専攻:近世ハンガリー史
  • 出版社からのコメント

    ハプスブルク軍政国境について詳細に分析したカール・カーザーのFREIER BAUER UND SOLDATを翻訳した待望の書
  • 内容紹介

    ハプスブルク軍政国境は、16~19世紀にオスマン帝国との境界域に築かれた防衛線である。現在のクロアチアからセルビア、ルーマニアへと延びる長大な地帯だった。本書は、その要をなしたクロアチアを中心に、これまでの軍事・政治史分析では見落とされていた社会制度、経済、文化などを詳細に分析したカール・カーザーのFREIER BAUER UND SOLDATを、丹念に翻訳したものである。歴史家カーザーは、ラテン語、ドイツ語、クロアチア語などの膨大な史資料を駆使して、軍政国境の「農民にして兵士」に光をあてる。「アジア史」と「ヨーロッパ史」の接点として重要な地域性を詳細に分析する、社会史研究に大きな足跡を残す労作である。
  • 著者について

    カール・カーザー (Karl Kaser)
    オーストリア・グラーツ大学南東欧研究センター歴史研究所教授/専攻:南東欧史・人類学、家族史/近著:The Balkans and the Near East. Introduction to a Shared History, LIT Verlag, Vienna/Berlin, 2011; Patriarchy after Patriarchy. Gender Relations in Turkey and in the Balkans, 1500-2000, LIT Verlag, Vienna/Berlin, 2008; Sudosteuropaische Geschichte und Geschichtswissenschaft, UTB, Stuttgart, 2002; Freundschaft und Feindschaft auf dem Balkan. Euro‐balkanische Herausforderungen, Wieser Verlag, Klagenfurt, 2001.

    越村 勲(こしむら いさお)  東京造形大学教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)/主要業績:『クロアティアのアニメーション――人々の歴史と心の映し絵』彩流社、2010年ほか

    戸谷 浩(とや ひろし)  明治学院大学国際学部教授。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。博士(学術)/主要業績:「帝国の南辺が作られる――軍政国境地帯の性格の転換と近代」篠原琢、中澤達哉編『ハプスブルク帝国政治文化史――継承される正統性』昭和堂、2012年ほか

ハプスブルク軍政国境の社会史―自由農民にして兵士(学術叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:学術出版会
著者名:カール カーザー(著)/越村 勲(編訳)/戸谷 浩(編訳)
発行年月日:2013/11/25
ISBN-10:4284103989
ISBN-13:9784284103985
判型:A5
発売社名:日本図書センター
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:447ページ
縦:22cm
その他: 原書名: Freier Bauer und Soldat:Die Militarisierung der agrarischen Gesellschaft an der kroatisch-slawonischen Milit ¨argrenze(1535-1881)〈Kaser,Karl〉
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