渡りの文学-カリブ海のフランス語作家、マリーズ コンデを読む [単行本]
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渡りの文学-カリブ海のフランス語作家、マリーズ コンデを読む [単行本]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2013/12/06
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渡りの文学-カリブ海のフランス語作家、マリーズ コンデを読む の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    アフリカ‐アメリカ‐カリブ海を経巡り、創作し続けるクレオール作家、マリーズ・コンデ。そのかぎりない想像力の軌跡から、“新しい世界のかたち”を読み解く。
  • 目次

    序章 マリーズ・コンデとは誰か?

    第I部 カリブ海、言葉の胎動

    第1章 被植民者による諸理論の変遷とその後景
    一 セゼールとネグリチュード
    二 クレオール性とは何か?

    第2章 書かれること/書くこと──表象としてのカリブ女性から女性作家へ
    一 植民者と「黒人」の出会い──恐怖から接近へ
    二 ドゥドゥイスム──クレオール女性の表象
    三 ヨーロッパ人作家が描く「黒人」女性像──『ウーリカ』『ユーマ』「ボアテル」

    第3章 カリブ海の女性作家誕生
    一 戦間期とヴィシー政権下──S・ラカスカード、S・セゼール
    二 一九六〇年代:カリブ女性の日記文学と病理──ミシェル・ラクロジル
    三 一九七〇年代:クレオール世界のアレゴリー──シモーヌ・シュヴァルツ=バルト

    第II部 マリーズ・コンデを読む

    第1章 マリーズ・コンデと「アフリカ」──『ヘレマコノン』をめぐって
    一 『ヘレマコノン』とその背景── 一九六〇年代初頭のアフリカ独立国家
    二 セゼールからファノンへ──コンデと「アフリカ」を結ぶふたりの作家
    三 大文字の「アフリカ」はあるのか
    四 隔てる時間と集団的記憶

    第2章 非‐マロン文学としてのカリブ海文学──『わたしは魔女ティチューバ』
    一 アフリカからアメリカへ──新たな自伝
    二 マロナージュと母子関係──トニ・モリソン『ビラヴィド』と『わたしは魔女ティチューバ』
    三 語りとしての滑稽叙事詩と非‐英雄たちの共生

    第3章 アフリカ‐アメリカ‐カリブ海──『最後の預言王たち』
    一 ふたたび「アフリカ」──非‐英雄スペロの起源探索
    二 アメリカのカリビアン
    三 カリブの母の系譜
    四 アメリカ/カリブのアナンシ的ネットワーク

    第4章 蜘蛛の巣化する一族──『悪辣な生』
    一 カリブ海の歴史とある家族の「滑稽叙事詩」
    二 個人の記憶、集団の記憶
    三 世界の周縁としてのカリブ海ディアスポラ

    第5章 アンチ・ヒーローと名前──コンデ作品のカリブ世界創造:『マングローヴ渡り』『移り住む心』(前)
    一 英語文学の書き換えとグアドループへの移植
    二 他所者のいる共同体
    三 奇妙な名──クレオールの魔術空間

    第6章 微弱なポリフォニー──コンデ作品のカリブ世界創造:『マングローヴ渡り』『移り住む心』(後)
    一 複数化する乳母(マボ)たち
    二 コンデの「姉」リースの多層的批判
    三 マングローヴを生きる──シャモワゾーとの対話

    終章 世界の網としてのカリブ海

     註記
     あとがき
     附録3 マリーズ・コンデ個人年譜
     附録2 カリブ海の女性文学史
     附録1 カリブ海のフランス植民地史概略
     参考文献一覧
     索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    大辻 都(オオツジ ミヤコ)
    1962年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、京都造形芸術大学准教授。専門はフランス語圏文学、現代文学全般
  • 出版社からのコメント

    アフリカ‐アメリカ‐カリブを往還する作家コンデの身体性と心性が映し出された、想像力に富んだ創作に見られる奴隷制の記憶とは?
  • 内容紹介

    カリブ海に浮かぶ小島、仏領グアドループに生まれた国際的な女性作家M・コンデ。その創作に見られる想像力には、アフリカ‐アメリカ‐カリブを往還する彼女の身体性と心性が反映されている。本書は,カリブの歴史・思想史、作家の系譜からコンデの作品群に横たわる〈奴隷制の記憶〉を読み解き、クレオールやポストコロニアル、さらにはカリブ世界の創造を考える。
  • 著者について

    大辻 都 (オオツジ ミヤコ)
    大辻 都
    1962年東京生まれ。
    東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、京都造形芸術大学准教授。
    専門はフランス語圏文学、現代文学全般。

渡りの文学-カリブ海のフランス語作家、マリーズ コンデを読む の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:大辻 都(著)
発行年月日:2013/12/13
ISBN-10:458849032X
ISBN-13:9784588490323
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:文学総記
言語:日本語
ページ数:464ページ
縦:20cm
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