会計規制と国家責任―ドイツ会計基準委員会の研究 [単行本]

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会計規制と国家責任―ドイツ会計基準委員会の研究 [単行本]

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出版社:森山書店
販売開始日: 2007/10/27
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会計規制と国家責任―ドイツ会計基準委員会の研究 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1章 ヨーロッパにおける会計規制とドイツの新たな対応
        はじめに
     第1節 ヨーロッパの国際的調和化の会計戦略の軌跡
       1 ヨーロッパ連合の会計の国際的調和化の戦略転換
       2 EUのエンドースメントメカニズムとIAS/IFRSの承認
     第2節 ヨーロッパの会計規制の一般モデルとドイツの特徴
       1 ヨーロッパの会計規制の一般モデル
       2 ドイツモデルの会計規制の階層
     第3節 ドイツの会計制度改革と商法会計規範システム
       1 ドイツ会計の成立根拠としての法律上の会計義務とその法源体系
       2 EU承認IAS/IFRS準拠の個別・連結決算書の新たな差別化
    第2章 ドイツ版プライベートセクターの形成過程
        ―ドイツ会計基準委員会(DRSC)の成立史―
        はじめに
     第1節 1985年の会計制度改革とプライベートセクターの設置構想
       1 レフソンの「中立的機構」構想
       2 シュパンホルストの「専門的知識を有する権威ある新機関」構想
       3 経営経済学教授連合の「GoB委員会」と商法・会計指令法予備草案の「命令授権によるプライベートセクターの設置」の構想
       4 ブラントによる「私的会計委員会の設置」構想の批判的検討
       5 経済界等の批判・反対によるプライベートセクターの設置構想の挫折
     第2節 1998年の会計制度改革とドイツ会計基準委員会の創設
       1 ドイツ会計基準委員会創設の立法過程
       2 資金調達容易化法連邦法務省参事官草案(1996年6月7日)における会計基準設定機関の設置構想
       3 企業領域統制透明化法(1998年3月5日)における会計基準設定機関の設置構想
    第3章 ドイツ会計基準委員会の設置の意味と役割
        ―1998年のDRSC創設と2003年改訂への展開―
        はじめに
     第1節 ドイツ会計基準委員会の創設
         ―1998年の会計制度改革による史的会計委員会の設置の意義―
       1 ドイツ会計基準委員会設置の時代背景
       2 商法典第342条の根拠規定にもとづき設置したドイツ会計基準委員会
       3 連邦法務省との契約により承認を受けたドイツ会計基準委員会
     第2節 ドイツ会計基準委員会の2003年改組
         ―2005年の会計制度改革に向けた国際化路線への切り替え―
       1 ドイツ会計基準委員会の2003年改組の時代背景
       2 ドイツ会計基準委員会の組織構造
     第3節 ドイツ会計基準委員会に付託された3つの任務
         ―2003年組織改定による3つの任務の重点移行―
       1 連結会計に関する諸原則の適用についてのドイツ会計基準の開発
       2 会計規定の立法行為に関する連邦法務省への助言
       3 国際的会計基準設定機関におけるドイツの代表
    第4章 ドイツ会計基準委員会と会計規制論
        はじめに
     第1節 会計規制における国家の介入
         ―フェルトホフの『会計規制』(1992年)―
       1 フェルトホフの所説の論点
       2 公的規制システムとマーケットにおける契約関係論
       3 会計の定義と規範的規制理論・記述的規制理論による国家の介入論
       4 フェルトホフの所説の特徴
     第2節 私的な会計規制論
         ―エムリヒの『ドイツにおける外部会計の改革の傾向と展望』(1999年)―
       1 エムリヒの所説の論点
       2 会計基準委員会の設置を通じたドイツの会計改革
       3 会計基準をベースとしたドイツ会計の展望
       4 エムリヒの所説の特徴
     第3節 私的会計委員会と国家の管轄権
         ―ブライデンバッハの『会計規範の設定』(1997年)―
       1 ブライデンバッハの所説の論点
       2 会計領域の規範設定プロセスの形成可能性
       3 ドイツの会計領域の規範設定プロセスの要件
         ―ドイツ会計委員会の創設に向けた論点整理―
       4 ブライデンバッハの所説の特徴
     第4節 私的な自主規制と国家の規制責任
         ―ベアベリヒの『ドイツ会計基準委員会のフレームワーク』(2002年)―
       1 ベアベリヒの所説の論点
       2 一般条項と私的な規準設定
       3 社会的な自主的統制と国家の統制責任
       4 自主的な統制モデルからの商法典第342条2項の解釈
       5 ベアベリヒの所説の特徴
     第5節 私的規制における政治化過程と国家の関与
    第5章 ドイツの概念フレームワーク公開草案
        はじめに
     第1節 概念フレームワークの意思決定有用性アプローチ論
       1 ドイツ会計基準委員会に付託された権限との関連をめぐる論点
       2 概念フレームワークの意思決定有用性アプローチに関する論点
     第2節 概念フレームワークの会計領域の拡大論
       1 決算書の構成要素の計上・認識に関する概念フレームワーク
       2 決算書の構成要素の評価基準に関する概念フレームワーク
       3 ドイツ経済検査士協会・経営経済学教授連合の批判的コメントレター
    第6章 ドイツ会計基準委員会の論争点と将来方向
        はじめに
     第1節 ドイツ会計基準委員会の権限と役割
       1 ドイツ会計基準委員会の主体的独立性に関わる論争点
       2 ドイツ会計基準委員会の権限と役割をめぐる論争点
     第2節 ドイツ会計基準委員会の将来方向
    索引
  • 内容紹介

     本書は、ヨーロッパの新しい会計戦略の路線転換を背景として、ドイツの会計国際化の戦略的対応について、ドイツ会計基準委員会の研究を通じて考察している。本書は6章編成で構成されている。
     第1章は、ドイツ会計基準委員会の創設・展開の基礎的な環境条件であるドイツの会計制度改革が商法会計規範システムの包括的・混成的な法体系の中でいかに進められたかを論究している。
     第2章は、1998年のドイツ会計基準委員会創設に至る過程でのドイツ版プライベートセクター設置構想の変遷を取り上げたものである。
     第3章は、ドイツ会計基準委員会の設置の意味と役割について取り上げ、1998年創設から2003年改組への展開がドイツ会計基準にどのような変化があったかを論究している。
     第4章は、ドイツ会計基準委員会に関連して、会計規制論の立場から、その位置づけを論究した、フェルトホフの「会計規制における国家の介入」、エムリヒの「会計基準ベースの私的な会計規制」、ブライデンバッハの「私的会計委員会と国家の管轄権」、ベアベリヒの「私的な自主規制と国家の規制責任」を取り上げている。
     第5章は、ドイツ会計基準委員会の存在意義を象徴していたドイツの概念フレームワーク公開草案を取り上げ、意思決定有用性アプローチ・会計領域拡大というアングロサクソン型の概念フレームワークをドイツ会計全般に適用可能とした主張とそれに対するドイツ経済検査士協会と経営経済学教授連合による批判について論究している。
     第6章は、ドイツ会計基準委員会をめぐる論争点と2003年改組後の将来方向を論究したものである。
     本書は、このように、EU-IAS/IFRS承認路線へのドイツの戦略対応のなかで、ドイツ会計基準委員会が1998年創設から2003年改組への展開を図ったことを究明するとともに、ドイツ会計基準委員会に対し、私的会計規制と国家の規制責任という分析視点から、その意味と役割を解明している。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木下 勝一(キノシタ カツイチ)
    1944年神戸生まれ。現職、新潟大学大学院現代社会文化研究科教授
  • 著者について

    木下勝一 (キノシタ カツイチ)
    1944年 神戸生まれ
    新潟大学大学院現代社会文化研究科教授

会計規制と国家責任―ドイツ会計基準委員会の研究 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:森山書店
著者名:木下 勝一(著)
発行年月日:2007/10/31
ISBN-10:483942053X
ISBN-13:9784839420536
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:221ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
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