日本人の文革認識―歴史的転換をめぐる「翻身」 [単行本]
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日本人の文革認識―歴史的転換をめぐる「翻身」 [単行本]

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出版社:新曜社
販売開始日: 2014/01/15
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日本人の文革認識―歴史的転換をめぐる「翻身」 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    自分の信念が覆るような歴史の大転換を経験したとき、人はどう身を処すのか。「変わらない」ことにも「変わりうる」ことにも内面の意味を見出し、責任と反省の可能性に迫る。これまでの「転向」研究を超えた意欲作。
  • 目次

    日本人の文革認識 目次

    はじめに

    序 章 歴史の転換に伴う問題的情況にどう迫るか

    第I章 「翻身」をキーワードとする分析枠組み
    一 本書の対象と方法
    二 本書における「翻身」とは
    三 責任の問い方や主体観をめぐる問題
    四 「転向」から「翻身」へ

    第Ⅱ章 戦前世代の青年期における根源的・個人的変化
    一 第一世代の知的エリート
    1 旧制高校・帝大における左翼運動と「転向」体験
    2 天皇制イデオロギーからの退避としての人道主義
    3 第一世代の語り方の特徴
    二 第二世代の敗戦体験
    1 軍国少年・少女の対中認識と敗戦の受け入れ難さ
    2 敗戦体験における格差
    3 戦後の個人的変化の契機や結果としての戦後左翼運動
    三 戦後における中国認識の転換

    第Ⅲ章 日中復交をめざす政治としての文革認識
    一 新中国に対する強い不信と警戒
    二 中国認識転換の政治的・経済的要因
    三 転換後の中国認識に規定された文革認識
    1 文革前の状況変化と文革発動に対する言論
    2 文革期の訪中報告
    3 日中関係改善・国交回復に向けた言論活動の継続
    四 その後の言論活動の変化

    第Ⅳ章 メディアにおける政治としての文革認識
    一 戦前の記憶における中国と文革認識
    二 朝日新聞記者としての中国観と文革認識
    三 「林彪事件」と日中国交正常化
    1 「林彪事件」報道と日中記者交換制度への批判
    2 MT貿易への移行と「林彪事件」前後の世界情勢
    四 元北京特派員の回想における弁明と自負
    1 「アイデンティティ操作」による記者の記憶の再構築
    2 朝日新聞社内における権力の移行
    3 周恩来をめぐる記憶をリソースとした「再主体化」の戦略
    4 事後的語りに現われた「反省」の萌芽

    第Ⅴ章 革命理論・思想としての文革認識
    一 毛沢東思想研究者・文革論者としての新島淳良
    1 毛沢東思想研究批判と日共批判
    2 リアルタイムのテクストにみる新島の文革認識
    3 コミューン国家論と上海コミューンの現実
    二 「文革礼賛派」との訣別とコミューン幻想の帰結
    1 『毛沢東最高指示』出版をめぐる回想
    2 コミューンのユートピアの帰結
    3 記憶の語りにおける「脱主体化」「再主体化」
    三 革命後継者たちの文革現地体験
    1 「民間大使」の長男の自己変革
    2 文革期の北京で暮らした日本人にとっての文革
    3 日共幹部子弟の文革現地体験とその後の長期的変化
    4 終わりなき文革認識を通した中国との関係の再構築

    第Ⅵ章 運動としての文革認識
    一 日中友好運動を通した文革認識
    1 中国認識転換の契機と日中友好協会分裂
    2 文革認識の規定要因
    3 日中友好運動としての日中旅行実務
    二 斉了会の学生訪中団派遣運動を通した文革認識
    1 ある学生訪中団の記録と記憶
    2 日中友好運動推進母体としての斉了会のその後
    3 記憶の場としての斉了会
    三 「中帰連」の分裂と再統一を通してみる文革認識
    1 戦後の中国認識転換としての「思想改造」
    2 「中帰連」結成の経緯と「思想改造」の効果
    3 「中帰連」分裂における集団的要因と再統一における個人的要因

    第Ⅶ章 「六○年代」の学生運動と文革認識
    一 学生運動における文革認識
    1 ML派の運動・毛沢東思想研究会の活動を通した文革認識
    2 善隣会館事件を契機とした華僑青年の文革認識
    3 「三里塚」援農学生の文革認識と運動における撤退の意味
    二 ノンセクト学生にとっての一九六〇年代と文革認識
    1 中国と文革の時代的特殊性
    2 文革認識の再構築を通した中国観の転換

    終 章 文革認識の語り方と「翻身」の意味
    一 各章の小括を通してみる「翻身」の比較事例のまとめ
    1 戦前世代の青年期における根源的・個人的変化
    2 日中復交をめざす政治としての文革認識宇都宮徳馬
    3 メディアにおける政治としての文革認識秋岡家榮
    4 革命理論・思想としての文革認識新島淳良・西園寺一晃ら留学生
    5 運動としての文革認識
    6 「六〇年代」の学生運動と文革認識
    二 共時的・通時的分析軸に沿った「翻身」の比較分析と考察
    1 本書における「翻身」の代表的事例を通してみる類型別特徴
    2 情報の種類とその受容に関わる問題についての考察
    3 文革後の記憶の語り方と「翻身」という問題についての考察
    4 本書の結論とそれによって示唆される問題提起


    あとがき
    文献リスト
    関連年表
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    福岡 愛子(フクオカ アイコ)
    1950年、新潟県生まれ。1972年、新潟大学人文学部卒業(英米文学専攻)。2012年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科研究員。博士(社会学)
  • 出版社からのコメント

    中国の文化大革命に共鳴した日本人がどのように変わったかを問い、この間の事情を「翻身」という鍵概念で掬い取った意欲的な書。
  • 内容紹介

    中国の文化大革命(一九六六年に始まる)は、当初は「魂にふれる革命」として発動され、日本でも多くの関心を呼びました。しかしそれが終結すると、中国共産党の「歴史決議」によって「十年の動乱」として全否定されました。これは中国の若者たちにとってはもちろん悲劇でしたが、文革に共鳴した日本人の心にも大きな傷跡を残しました。

    本書は、前著『文化大革命の記憶と忘却』につづいて、「記憶と忘却」の問題系として、文革が日本人にあたえた影響をたどります。文革に共鳴して中国に渡り、運動に参加し、帰国後は「文革礼賛」の発言をし、日中貿易・観光などの活動をしてきた人々。彼らへのインタビューを通して、人々はどのように「変わったか」、あるいは「変わらぬ正しさ」を持ち続けたかを問い、「変節」や「転向」としてネガティヴにしか語られてこなかったこの間の事情を「翻身」という鍵概念で掬い取ろうとする意欲的な力作です。これは福島原発事故をめぐっても通用する問題意識といえましょう。

日本人の文革認識―歴史的転換をめぐる「翻身」 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:新曜社
著者名:福岡 愛子(著)
発行年月日:2014/01/15
ISBN-10:4788513633
ISBN-13:9784788513631
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:456ページ
縦:22cm
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