国際刑事裁判所と人権保障(学術選書―国際人権法) [全集叢書]
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国際刑事裁判所と人権保障(学術選書―国際人権法) [全集叢書]

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出版社:信山社
販売開始日: 2013/11/16
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国際刑事裁判所と人権保障(学術選書―国際人権法) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ICCによる「正義」「法の支配」の実現を目指して。2003年に活動を開始したICCでは2012年2つの事件が第1審判決に至った。複雑な国際的大規模人権侵害に対し、ICCはどう向き合い、法的判断を下したのか。設立当時からの第一人者が、判決に至るまでの制度の発展や問題点を、つぶさに検証する。
  • 目次

    はしがき

    ◇第1部 紛争下の大規模人権侵害と国際刑事裁判所◇

    第1章 重大・組織的な人権侵害事態と国際刑事裁判所
     Ⅰ 国際刑事裁判所(ICC)の目的,制度そして現状
     Ⅱ 普遍性をめぐる問題点
     Ⅲ 平和と司法的正義(Peace and Justice)
     Ⅳ 実効性をめぐる問題点
     Ⅴ おわりに

    第2章 国際刑事裁判所における最初の有罪判決
     Ⅰ 事件の概要
     Ⅱ 本判決の認定
       1 武力紛争の性質
       2 子ども兵士に関する戦争犯罪
       3 共同犯罪実行(co-perpetrator)としての責任
     Ⅲ 解説及び検討
       1 本判決の意義
       2 判決の認定における争点
       3 判決が指摘した検察官の捜査・訴追の問題点
       4 刑の量定

    ◇第2部 被告人の権利公正な裁判への課題◇

    第3章 国際刑事裁判所における捜査・訴追対象者の権利
     Ⅰ 国際刑事手続における捜査・訴追対象者の権利
     Ⅱ ICC規程と捜査・訴追対象者の権利
       1 規程における捜査・訴追対象者の権利
       2 実体法的権利
       3 手続法的権利
     Ⅲ 武器対等原則をめぐる発展
       1 武器対等原則と国際刑事手続
       2 武器対等原則をめぐる諸問題
     Ⅳ 弁護士事務所の制度化と弁護士会の役割
     Ⅴ おわりに

    第4章 国際刑事裁判所における「公正な裁判」
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ ICCでの公正な裁判を確保するための措置
       1 ICCにおいて保障される被疑者・被告人の諸権利
       2 証拠の開示を受ける権利と公正な裁判
       3 被害者の参加と被告人の公正な裁判を受ける権利
     Ⅲ ルバンガ事件の経緯
     Ⅳ 犯罪事実確認手続における証拠の要約(Summary)と削除編集(Redaction)
     Ⅴ 被害者の参加形態をめぐる問題点
       1 争いとなった被害者の範囲と参加形態(Modality)
       2 公判裁判部の決定
       3 上訴裁判部の判決
       4 考  察
     Ⅵ 証拠開示と秘密保持合意文書(Documents on Condition of Confidentiality)の開示
       1 公正な裁判が不可能な場合の結果
       2 秘密保持合意と被告人に有利な証拠の開示義務
       3 公判裁判部の決定手続の中止と被告人の釈放
       4 上訴裁判部の判決
       5 考  察
     Ⅶ 予審裁判部の認定事実と公判で認定可能な犯罪事実
       1 問題の所在
       2 公判裁判部の決定
       3 上訴裁判部の決定
       4 考  察
     Ⅷ 仲介者(Intermediaries)の身元開示と公正な裁判
       1 仲介者(Intermediaries)の問題と開示決定
       2 検察官による不開示と公判裁判部の決定
       3 上訴裁判部による破棄
       4 考  察
     Ⅸ まとめにかえて

    ◇第3部 被害者の権利と救済◇

    第5章 国際刑事裁判所における被害者の地位
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ ICCにおける被害者制度の背景
       1 刑事手続と被害者
       2 国際刑事裁判における被害者の取扱い
       3 被害者をめぐる国際人権法の発展
     Ⅲ ICCにおける被害者の権利と組織
       1 ICCにおける被害者の権利
       2 被害者の定義
       3 被疑者・被告人の権利との調整
       4 被害者に関する裁判所組織の体制
     Ⅳ 被害者と証人の保護
       1 総  説
       2 手続の各段階における保護措置
       3 被害者・証人室(VWU)の職務
     Ⅴ 被害者の手続参加
       1 ICCにおける制度創設の背景と概要
       2 被害者の法律上の代理人と公設代理人事務所
       3 被害者及びその代理人の参加の形態
       4 参加が認められる手続と被害者への通知
       5 被害者の参加をめぐる諸問題
     Ⅵ 被害者に対する賠償と信託基金
       1 総  説
       2 被害者に対する賠償
       3 被害者のための信託基金
     Ⅶ おわりに

    第6章 国際刑事裁判所における被害者の参加
     Ⅰ ルバンガ事件と被害者の参加
       1 第1公判裁判部の決定
       2 上訴許可決定
     Ⅱ 上訴裁判部の判決(本件判決)
     Ⅲ 解説及び検討
       1 被害者の参加をめぐる状況と国際人権法
       2 国際刑事手続における被害者参加制度の概要
       3 被害者の認定(判断①)
       4 被害者参加の要件(判断②)
       5 被害者参加の諸形態(判断③及び④)

    第7章 国際刑事裁判所における最初の賠償に関する決定
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ ルバンガ事件の有罪判決
     Ⅲ 被害者賠償に関する国際法の発展とICCの制度
       1 国際法の発展
       2 ICCで採用された制度
     Ⅳ 本決定の内容と問題点
       1 本決定の構成と概要
       2 総論的な問題点
       3 法と賠償原則
       4 賠償命令と賠償実施の手続
     Ⅴ 上訴手続で明らかとなった問題点
     Ⅵ ま と め

    ◇第4部 侵略犯罪の訴追をめぐる課題◇

    第8章 国際刑事裁判所ローマ規程の改正手続と2010年検討会議
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ ICC規程における改正と検討会議のシステム
       1 諸規定の概要
       2 改正手続
       3 検討会議
     Ⅲ 検討会議の対象となりうる事項
       1 はじめに
       2 審議が義務づけ,勧告・示唆されている事項
       3 その他の再検討が考えられる事項
     Ⅳ 検討会議の準備と審議課題
       1 検討会議の準備
       2 検討会議の審議課題

    第9章 国際刑事裁判所ローマ規程の侵略犯罪の改正
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 侵略犯罪に関する規定新設経過と決議の概要
     Ⅲ 解釈における総論的問題点
       1 用いられた改正手続
       2 決議本文や了解文書の法的地位
     Ⅳ 侵略犯罪の定義と個人責任新規程8条の2,25条(3)
       1 侵略犯罪の定義の枠組み
       2 侵略行為の定義
       3 侵略犯罪の定義
       4 定義がもたらす影響の限定
     Ⅴ 管轄権行使条件15条の2及び15条の3
       1 管轄権行使の契機(トリガー〔ひきがね〕)
       2 管轄権行使の手続的な条件
       3 管轄権行使の時間的な条件
       4 管轄権行使の国,人,地域に関する条件
       5 ICCによる侵略行為の認定の独立性
       6 侵略犯罪管轄権行使条件規定の影響の限定
     Ⅵ ま と め

     資料 第6決議の訳文

    ◇第5部 日本の課題◇

    第10章 国際刑事裁判所と日本の課題
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ ICC規程加入の際の日本国内の対応
       1 ICC規程加入の目的
       2 国内法の対応をめぐる議論
     Ⅲ ICC規程加入の意義と日本の役割を問い直す
     Ⅳ 人権保障のためのICC

    初出一覧
    事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    東澤 靖(ヒガシザワ ヤスシ)
    明治学院大学大学院法務職研究科教授、弁護士(日本、ニューヨーク州、カリフォルニア州)、国際刑事弁護士会(ICB)・国際法曹協会人権評議会(IBA‐HRI)各理事
  • 出版社からのコメント

    正義と法の支配の法的実現へ向けて
  • 内容紹介

    2003年に活動を開始したICCでは2012年2つの事件が第1審判決に至った。複雑な国際的大規模人権侵害に対し、ICCはどう向き合い、法的判断を下したのか。設立当時からの第一人者が、判決に至るまでの制度の発展や問題点を、つぶさに検証する。
  • 著者について

    東澤 靖 (ヒガシザワ ヤスシ)
    明治学院大学法科大学院教授・弁護士

国際刑事裁判所と人権保障(学術選書―国際人権法) の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社
著者名:東澤 靖(著)
発行年月日:2013/11/16
ISBN-10:4797267275
ISBN-13:9784797267273
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:274ページ
縦:21cm
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