往還する親密性と公共性―東南アジアの宗教・社会組織にみるアイデンティティと生存(変容する親密圏 公共圏〈5〉) [全集叢書]
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往還する親密性と公共性―東南アジアの宗教・社会組織にみるアイデンティティと生存(変容する親密圏 公共圏〈5〉) [全集叢書]

黄 蘊(編)
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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2014/01/15
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往還する親密性と公共性―東南アジアの宗教・社会組織にみるアイデンティティと生存(変容する親密圏 公共圏〈5〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    例えば社会主義下で宗教組織をどう維持するか?私的世界から対抗的な公共圏を創造し強かに生きる人々の民族誌から、私/公の二分法を越える新しい地域研究。
  • 目次

    序 章 往還する親密性と公共性 ―東南アジアの宗教・社会組織にみるアイデンティティと生存― [黄 蘊・日下 渉]
    1 はじめに―戦う宗教と社会組織
    2 「領域論」から「ベクトル論」へ,あるいは「親密性神話」の解体
    3 東南アジアからの照射
    4 本書の構成

    I 親密圏による公共性の構築,獲得

    第1章 「過平安橋」―シンガポールの広場に出現するゆるやかな公共性の場 [伏木香織]
    1 祭祀の向こうに見える社会
    2 公共の場に出現するテント
    3 神壇の親密性
    4 Show off の原理:公共性へと向かう意識
    5 親密性をもった集団から公共性がたちあがるとき
    第2章 家庭内祭祀から公共領域へ ―マレーシア華人社会における「盂蘭勝会」の都市的構造 [櫻田涼子]
    1 都市に立ち上がる儀礼空間
    2 マレーシアにおける近代化と「居住地」の問題
    3 祖先祭祀から盂蘭勝会へ:儀礼空間の多重性
    4 都市的な〈境〉を再統合する儀礼空間
    第3章 移民社会における「親密圏」の機能と変容 ―マニラ華人社会における伝統的組織 [松嶋宣広]
    1 移民社会における「親密性」とは
    2 フィリピン華人社会の特徴
    3 単身者移民社会における「親密性」の獲得 ―宗親会
    4 マニラ中国人社会における親密圏の拡大 ―中華総商会
    5 親密圏の「公益化」あるいは「公共化」 ―華文学校
    6 新たな「公共性」の獲得へ

    II 公共性・公共圏の意図せぬ生成

    第4章 民衆が創出する都市の親密性と公共性 ―ベトナム・ハノイの宗教施設「ハビ亭」と同郷会 [長坂康代]
    1 都市における「多様と曖昧」と公共性
    2 同郷会によるハビ亭の組織体制からみた公共性
    3 民衆による宗教施設からの公共性の構築
    4 むすび―社会主義体制下で交錯する,宗教組織の親密性と公共性
    第5章 スピリチュアリティの親密圏から公共性へ ―イスラーム世界マレーシアの「仏教公共圏」 [黄 蘊]
    1 多元的な「上座仏教世界」
    2 マレーシアにおける上座仏教と上座仏教寺院
    3 「伝統型寺院」ブリックフィールズ・スリランカ寺院とその信者たち
    4 ブリックフィールズ・スリランカ寺院からアロカー基金へ
    5 仏教親密圏から仏教公共圏へ
    6 スピリチュアリティに基づく親密性から公共性へ
    7 脱国家化する上座仏教公共圏とその公共性

    III 地域社会の親密性・公共性に通時的にかかわる「伝統的な力」

    第6章 親密性・公共性の変容と伝統的な力 ―北タイ・チェンマイの霊媒術を手がかりに [福浦一男]
    1 親密性・公共性の変容とタイの伝統宗教
    2 北タイ,チェンマイと霊媒
    3 霊媒術のセアンス―霊媒A氏の場合
    4 霊媒術のセアンス―霊媒B氏の場合
    5 変容する親密性・公共性と霊媒術の適応性
    6 伝統的な力と新たな親密圏の可能性―むすびにかえて

    IV 複数の公共圏の競合とその中での往来

    第7章 貧者にとっての親密圏と公共圏―マニラ首都圏における露天商組織の連帯と抵抗 [日下 渉]
    1  貧者と公共圏
    2  途上国の都市における露天商
    3  露天商と市民的公共圏
    4  露天商の大衆的公共圏
    5  複数公共圏の隘路を打開するために
    終章 重畳する親密性と公共性 [黄 蘊]

    あとがき
    索引
    著者紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    黄 蘊(コウ ウン)
    関西学院大学講師。大阪大学大学院人間科学研究科修了、博士(人間科学)。専攻:文化人類学
  • 内容紹介

    私と公は,必ずしも排他的ではない。人々はある事柄を,時に私的な方向へ時に公的な方向へと向かわせながら自らを社会の中で定位し生き残ろうとする。たとえば社会主義体制の中で宗教組織をどのように存続させてきたのか?私と公を往還させながらしたたかに生きる少数者,弱者の民族誌から,親密/公共の二分法を越えようとする意欲作。
  • 著者について

    黄 蘊 (コウ ウン)
    関西学院大学講師大阪大学大学院人間科学研究科修了,博士(人間科学)。専攻:文化人類学。主な著作:『東南アジアの華人教団と扶鸞信仰―徳教の展開とネットワーク化』(風響社,2011年),「マレーシアの上座仏教徒の仏教実践と積徳行」兼重努・林行夫編『功徳の観念と積徳行の地域間比較研究』京都大学地域研究統合情報センター(2013年),「マレーシアにおける華人民間教派の現在―「内修」と「外修」の連続と変奏」『華僑華人研究』第7号(2010年)など。

往還する親密性と公共性―東南アジアの宗教・社会組織にみるアイデンティティと生存(変容する親密圏 公共圏〈5〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:黄 蘊(編)
発行年月日:2014/01/15
ISBN-10:4876983763
ISBN-13:9784876983766
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:266ページ
縦:22cm
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