理性の暴力―日本社会の病理学 [単行本]
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理性の暴力―日本社会の病理学 [単行本]

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出版社:青灯社
販売開始日: 2014/01/27
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理性の暴力―日本社会の病理学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    理性の限界事例に即して徹底思考する理性の自己批判。
  • 目次

    序論 ミルフィーユとしての記述

    理性と暴力/ミルフィーユ/ 私を貫く歴史たち/
    エートスとパトス/ 神話と哲学/ 技術について/
    近代的な自然支配/ 自然支配の限界/ 病んだ論理学/
    現代的理性の条件/ 支配と解放の両義性

    第一章 いじめの論理学

    ストレス論の限界/ 全体主義モデル 訓育モデル/ 共同性の崩壊と訓育の全体化/
    P. S. 学校暴力の諸経験/ 教育の病理学/ 近代と現代の差異/
    ロマン的な自然観と教育観/ 自然状態について/ 系統的発生と個体的発生

    第二章 沖縄戦「集団自決」をめぐって

    道徳命令/ 命令の構造/ 全体的動員/
    戦争の崩壊 / P. S. 引き裂かれた実定性/ プラトンの全体主義批判/ 市民的公共性の構造/
    市民的公共性の腐食/ パノプティコンとナルシシズム

    第三章 〈声〉を聞くこと──ハンセン病の強制収容

    手術台の想起/ 世界と全体主義/ 強制収容所/
    イデオロギーとしての法/ 法と生命/ 語り出す〈声〉 P. S. 収容と忘却/ 二一世紀の宿泊拒否事件/
    行政と啓蒙/ 暴力を知覚するということ

    第四章 破壊のあとの鎖列──水俣の経験から

    相対の論理/ 超越論的条件の破壊/ 応答なき時間と金銭という応答/
    相対の梯子/ もやい/
    P. S. 水俣との出会い/ 近代化論の陥穽/ レスポンスの遅延/
    レスポンスの諸相

    第五章 廃棄物の論理学のために

    人間の拒否/ 志向する主体の破綻/影の物質性/
    最終的分断/ 自己差異化する技術
    P. S. 産業社会と消費社会/ 札幌と福岡/ 「西側」の論理/
    魚を食べることと子を産むこと

    第六章 死刑場の設計

    執行場のデザイン/ 超越論的暴力と世界からの見捨て/ 相互性と超越論的物語/
    犯罪の「証明」/ 応報的証明/
    P. S. 「凡庸」なる刑場

    第七章 原子力発電の論理学

    原子力の言説批判/ 危機の存在論/ 因果性と自由権の腐蝕/
    リスク評価の拡散/ 五つの展開形態 確率的不安と社会的対立/
    危機の認識論─自然支配という理念/ 哲学的批判の可能性/
    全称的主張の困難/ 経験とイデオロギー/ 権利と内容の差異/
    反証主義と可能性 / 危機の弁証法─中立モデルの腐蝕/ 反証回避戦略/
    社会総体による媒介/ 安全なのか危険なのか/
    P. S. 原発に反対するとき / 非暴力直接行動/ いのちへの憎悪

    終章 鉄鎖を解く哲学の任務

    哲学という鉄鎖/ 憧れる魂とナルシシズム/ 残骸とその転換
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    古賀 徹(コガ トオル)
    九州大学准教授。1967年熊本県生まれ。北海道大学文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。専攻は哲学。2000年から2001年、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究
  • 内容紹介

    合理化・理性化の追求は暴力を胚胎する

    ● フクシマの原発事故は、想定外のリスクを排除した全体主義的
    な科学のイデオロギー化による。事故防止のための思想とは?

    ● 〈いじめ〉はなぜなくならないのか。本来、自由と自立を訓育
    する学校の本質から考える。

    ● 沖縄戦「集団自決」の悲劇を、軍の直接関与の有無にかかわら
    ず、どこにでも起こりうるものとして、全体主義の視野から考察。

    ● ハンセン病強制収容のように、公共性の空間は内部から他者の
    権利剥奪と殺戮の強制収容所を生み出す。公共性空間を再考する。

    ● 水俣病の原因には科学的根拠がないとし水俣病の発見を遅らせ
    た専門家の過度に科学的・論理的思考法を問う。

    ● 死刑判決は裁判官の推論という誤謬と被害者擁護の応報から成
    り立つ、その理性のありようを分析する。

    ● 理性の限界と可能性を考える、卓抜な哲学者の登場。日本哲学界が無視する日本社会の病理を徹底思考する稀有な書。

  • 著者について

    古賀 徹 (コガ トオル)
    古賀 徹
    古賀 徹 (こが・とおる)九州大学准教授。1967年熊本県生まれ。北海道大学文学研究科博士課程単位取得 博士(文学)。専攻は哲学。2000年から2001年、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究。主著『超越論的虚構-社会理論と現象学』(情況出版)。日本哲学界の西洋中心主義、植民地性を批判、理性や日本社会の病理を徹底思考する稀有の哲学者。

理性の暴力―日本社会の病理学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青灯社
著者名:古賀 徹(著)
発行年月日:2014/01/30
ISBN-10:4862280692
ISBN-13:9784862280695
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:399ページ
縦:19cm
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