英国所得保障政策の潮流―就労を軸とした改革の動向(MINERVA人文・社会科学叢書) [全集叢書]

英国所得保障政策の潮流―就労を軸とした改革の動向(MINERVA人文・社会科学叢書) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書は、英国における前労働党政権から保守党・自由民主党連立政権への流れの中で、所得保障政策がどのように展開されてきたのかを検証するとともに、今後の方向性を展望したものである。まず、世代別に政策をとらえ直したうえで、ディテールを丹念に確認しつつ政策の潮流を俯瞰することで、就労支援が所得保障政策のあり方を構想する際に大きな鍵を握る点を指摘しているのが、本書の特徴である。

• 目次

  はしがき
  
  第１章　英国所得保障政策の俯瞰
  　１ 所得保障制度の概要
  　２ 所得保障政策の潮流：保守党政権から労働党政権へ
  　３ 保守・自民連立政権による所得保障政策
  
  第２章　就労世代に対する所得保障政策
  　１ 所得保障政策と就労重視路線の一体的展開
  　２ 求職者に対する所得保障
  　３ ひとり親に対する所得保障
  　４ ワーキングプアに対する所得保障
  　５ 就労困難による貧困者に対する所得補助制度
  
  第３章　連立政権による福祉・就労対策の展開
  　１ 労働党政権から連立政権へ
  　２ ユニバーサル・クレジットの導入
  　３ ワークプログラムへの移行
  　４ 今後の動向・論点
  
  第４章　障害者に対する所得保障政策
  　１ 障害者に対する所得保障
  　２ 障害者に対する「福祉から就労へ」政策の動向
  　３ 障害者就労支援事業の展開
  　４ 所得保障制度の仕組みを通じた就労支援の強化
  　５ 就労・支給給付と就労関連活動の連動
  　６ 連立政権による障害者に対する福祉・就労対策
  　７ 今後の動向・論点
  
  第５章　高齢者に対する所得保障政策
  　１ 高齢者の現状
  　２ 公私年金のパートナーシップ
  　３ 公的年金政策の動向
  　４ 私的年金政策の動向
  　５ 連立政権による公私年金の再設計
  　６ 今後の動向・論点
  
  第６章　児童に対する所得保障政策
  　１ 児童に対する所得保障
  　２ 児童所得保障政策の展開
  　３ 労働党政権による児童貧困対策
  　４ 連立政権による児童貧困対策
  　５ 今度の動向・論点
  
  参考文献
  巻末資料

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  井上 恒男(イノウエ ツネオ)
  １９４９年生。１９７４年東京大学法学部卒業後、厚生省入省。現在、同志社大学大学院総合政策科学研究科教授

• 出版社からのコメント

  労働党政権から連立政権への展開を俯瞰し、全世代の所得保障政策の過去・現在・未来を探る。

• 著者について

  井上　恒男 (イノウエ ツネオ)
  2014年3月現在　同志社大学大学院総合政策科学研究科教授

英国所得保障政策の潮流―就労を軸とした改革の動向(MINERVA人文・社会科学叢書) の商品スペック