朝鮮中近世の公文書と国家-変革期の任命文書をめぐって(九州大学人文学叢書 5) [全集叢書]
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朝鮮中近世の公文書と国家-変革期の任命文書をめぐって(九州大学人文学叢書 5) [全集叢書]

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出版社:九州大学出版会
販売開始日: 2014/03/31
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朝鮮中近世の公文書と国家-変革期の任命文書をめぐって(九州大学人文学叢書 5) の 商品概要

  • 目次

      凡例

    序章
     
      一 朝鮮古文書研究の歩み
      二 朝鮮古文書研究の課題と本書の目的
      三 高麗・朝鮮時代の任命関連文書の概観と問題点
      四 本書の構成

    第一章 『頤斎乱藁』辛丑日暦所載の高麗事元期から朝鮮初期の古文書  官教・朝謝文書の新事例  
     
      一 はじめに
      二 古文書の載録経緯と関連人物
      三 『頤斎乱藁』辛丑日暦所載古文書の分析
       (一) 官教
       (二) 禄牌
       (三) 朝謝文書
       (四) 尺文の可能性のある文書
       (五) 用途不明の文書
      四 おわりに

    第二章 高麗事元期から朝鮮初期における任命文書体系の再検討
     
      一 はじめに
      二 先行研究に対する検討
       (一) 高麗・朝鮮時代の任命関連文書
       (二) 先行研究とその問題点
      三 高麗事元期の官教をめぐる諸問題
       (一) 「申祐官教」の真偽の検討
       (二) 官教の成立  元の宣との比較  
       (三) 官教発給の様相
      四 おわりに
      補論

    第三章 朝鮮初期における官教の体式の変遷  頭辞と印章を中心として  
     
      一 はじめに
      二 朝鮮時代の官教
      三 頭辞の変遷
      四 印章の変遷
       (一) 朝鮮建国と「高麗国王之印」
       (二) 「国王信宝」と「朝鮮王宝」
       (三) 二種の「朝鮮国王之印」と「伝国宝」
       (四) 「国王行宝」の鋳造
       (五) 「施命之宝」の鋳造
       (六) 「王世子之印」と「施令之印」
       (七) 世祖の女真招撫の自制と「施命」
       (八) 「施命之宝」の新鋳
      五 おわりに
      補論

    第四章 事元以後における高麗の元任命箚付の受容  「金天富箚付」の検討  
     
      一 はじめに
      二 「金天富文書」の内容検討
       (一) 「金天富文書」にみえる文言の検討
       (二) 「金天富箚付」にみえる官職の検討
       (三) 『金寧金氏世譜』元帥公事蹟所載文書について
       (四) 金天富の経歴と金寧金氏族譜の編纂
      三 元任命箚付と事元以後の高麗におけるその受容
       (一) 元の任命箚付
       (二) 事元以後の高麗における任命箚付の受容
      四 朝鮮初期における任命箚付の使用状況
       (一) 女真人に対する任命箚付および官教の発給
       (二) 済州人に対する任命箚付の発給
      五 おわりに

    第五章 朝鮮初期における文武官妻封爵の規定と封爵文書体式の変遷
     
      一 はじめに
      二 『経国大典』文武官妻封爵の規定と封爵文書の体式
      三 高麗最末期における文武官妻封爵の規定と封爵文書
      四 朝鮮初期における文武官妻封爵規定の変遷
       (一) 太祖五年五月  建国直後の規定  
       (二) 太宗一七年九月  爵号の改称  
       (三) 世宗一二年四月  封爵形式の変化  
       (四) 世宗二一年閏二月  一品妻爵号の改称  
       (五) 『経国大典』外命婦条成立まで
      五 文武官妻封爵文書の体式の変遷
       (一) 「李和尚妻李氏封爵牒」の釈読
       (二) 文武官妻封爵文書の体式の変遷過程
       (三) 文武官妻封爵文書の分界線の変遷
      六 おわりに

    終章

     主要参考文献

     初出一覧

     あとがき

     索引
  • 内容紹介

    朝鮮中近世(おおむね高麗・朝鮮時代に相当/10世紀初から19世紀末)における重大な変革期のひとつとして,高麗が事元(モンゴルへの藩属)した13世紀半ばから,朝鮮王朝の基礎が整えられる15世紀初までの期間が挙げられる。「高麗事元期」「朝鮮初期」と称されるこの時期には,王氏高麗から李氏朝鮮への易姓革命が起こり,政治・社会・文化の各方面で深甚な変化が生じている。この影響は,当然,文書制度にも及んでおり,文書の有する様々な要素が大きく変貌を遂げた。このように,高麗事元期から朝鮮初期にいたる約二百年間は,朝鮮古文書の画期をなす重要な時期であるが,史料の制約からか,既往の研究では,この時期の文書に対する理解がそれほど深められてこなかった。
    こうした朝鮮古文書学の研究状況に鑑み,本書では高麗事元期から朝鮮初期の任命文書をとりあげ,文書の性格を理解する上で最も基礎的な要素である,体系・体式・機能について検討することにした。任命文書は,他の種類の文書に比べて事例数が多く,通時的研究に格好の対象である。また,任命文書は王命のもとに作成・発給されるため,その文面は,王朝政府の権力関係や王の権威,為政者の政治思想をよく反映している。それゆえ,史料が少なく不明な部分が多い,当該時期の国家の制度や思想を考察する上で,非常に貴重な材料となるのである。
    本書では,上に述べた問題関心のもと,高麗事元期から朝鮮初期における任命文書の体系・体式・機能を,新たな史料と分析方法に基づいて可能な限り深く掘り下げ,それによって,朝鮮中近世の任命文書制度の歴史的変遷を展望することを試みる。加えて,東アジア諸勢力(元・明・女真)との関係にも注意を払いつつ,当該時期における高麗・朝鮮王朝の制度や思想の解明に取り組むことにしたい。

朝鮮中近世の公文書と国家-変革期の任命文書をめぐって(九州大学人文学叢書 5) の商品スペック

商品仕様
出版社名:九州大学出版会
著者名:川西 裕也(著)
発行年月日:2014/03
ISBN-10:4798501220
ISBN-13:9784798501222
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:268ページ ※255,13P
縦:22cm
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