越境する家族社会学 [単行本]
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越境する家族社会学 [単行本]

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出版社:学文社
販売開始日: 2014/03/07
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越境する家族社会学 [単行本] の 商品概要

  • 目次

     まえがき

    第1部 性別役割分業とワーク・ライフ・バランス
     第1章 国際比較からみた日本の少子化・家族・政策
      1.少子化の国際比較
      2.結  婚
      3.子ども数
      4.夫  婦
      5.日本の少子化対策
      6.日本の家族の実態に合った対策の必要性

     第2章 性別役割分業意識の多元性と男性の育児参加
      1.男性における性別役割分業意識の多元性
      2.先行研究からの知見
      3.方  法
      4.結  果
      5.男性の育児参加を促進するために必要なこと

     第3章 女性の就業と子育て――就業キャリア研究の展開――
      1.M字型カーブが示すもの
      2.女性の就業行動のコーホート間変化
      3.女性の就業行動を説明する理論的枠組み
      4.女性の就業行動に影響する社会的要因とその変化
      5.女性の就業キャリア研究の今後の課題

    第2部 教育と親子関係
     第4章 教育機会の不平等と教育選択の責任の所在
      1.教育社会の浸透と地位配分原理の変容
      2.なぜ不平等は維持されてきたのか
      3.教育選択の自己決定と社会的責任

     第5章 家族研究から社会学の一般理論へ
      1.ブルデューの家族研究者としての一面
      2.教育・文化・階級の社会学と家族研究――対立領域の越境
      3.婚姻調査と「戦略」概念――研究の前提からの越境
      4.「ハビトゥス」概念の変遷――越境する手法としての家族研究

     第6章 一次的社会化から二次的社会化へ――家族を越えて――
      1.2つの社会化
      2.二次的社会化の重要性;作田啓一の問題提起
      3.一次的社会化と二次的社会化の対比
      4.社会化研究と現代社会学

     第7章 非行のリスク要因としての家族
      1.青年期の子供の不適応行動
      2.非行のリスク要因と防御要因
      3.中学生の非行傾向行為のリスク要因
      4.なぜ非行と家族の関連が検討されるのか

    第3部 構築される家族,ジェンダー,セクシュアリティ
     第8章 構築主義的家族研究の可能性――アプローチの空疎化に抗して――
      1.構築主義的家族研究の動向を振り返る
      2.構築主義の現状:受容と拡散
      3.構築主義的家族研究の現状
      4.構築主義的家族研究の可能性
      5.構築主義的アプローチの空疎化に抗するために

     第9章 対話的自己と臨床のナラティブ――家族の葛藤を乗り越えたある女性の事例から――
      1.はじめに
      2.心理療法のなかのコミュニケーション
      3.非言語レベルのコミュニケーションの特質と限界
      4.非言語と言語の生産的なつながり
      5.ナラティブ(物語)の治療的意義
      6.クライエントはいかに問題や症状を物語るか――家族の葛藤を乗り越えたある女性の事例から

     第10章 刑事裁判のジェンダー論的考察――女性被告人はどのように裁かれているのか?――
      1.「ジェンダー」という視点
      2.規範としての「家族のプロトタイプ」
      3.家族規範と事実認定
      4.刑事司法における「社会」の不在
      5.刑事司法の「論理」

     第11章 家族と性的少数者
      1.家族法制と性的少数者の新たな関係から生まれる問い
      2.家族形成の界と国家が生み出す正当性/異端性
      3.性的身体を作るハビトゥスと構成的外部
      4.クイアな身体性の解放
      5.国家はいかに変わるべきか――多様な身体性の生成を促すネットワークの形成とともに

     第12章 家族のそのさき, 絆のそのさき――「ゲイのエイジング」というフィールドがもつ意味――
      1.「ゲイのエイジング」というフィールド
      2.“みんな”の問題
      3.地道で壮大な生き方の実験
      4.出会うこと――着地していくために
      5.家族と絆のそのさき――<生き方を実験しあう公共性>へ

    第4部 グローバル化と家族
     第13章 グローバルな越境移動と子どもの教育――日本に居住する国際移民の事例から――
      1.グローバル化のなかの教育機会の不平等
      2.分節化された同化理論と移民の子どもの教育達成
      3.制度編成と移民の子どもの教育達成
      4.トランスナショナリズムと世代間の相違
      5.日本に居住する移民の編入様式と子どもたちの教育達成
      6.グローバル化のなかの家族と教育

     第14章 トランスナショナルな空間に生きる「新2世」のアイデンティティ
        ――家族との関わりに注目して――
      1.グローバル化のなかのアイデンティティ
      2.日本出身の移住者のケース
      3.「新2世」のアイデンティティ
      4.アイデンティティ構築に関わる要因
      5.ネイションを超えて

     終 章 家族の越え方
     1.家族と家族社会学がもつ越境的な特徴
      2.家族社会学からの越境と家族社会学への越境
      3.家族を越えるために
  • 内容紹介

    家族という対象と家族社会学という学問が有する、隣接領域との積極的な対話という
    「越境的」な特徴を前面に押し出すことを目指す。

    本書は大きく4部で構成されており、
    第1部は性別役割分業とワーク・ライフ・バランス、
    第2部では教育と親子関係について、
    第3部では家族、ジェンダー、セクシュアリティ、
    第4部ではグローバル化と家族に関わる論考をそれぞれ収録。

    家族社会学の分野で蓄積されてきた知見に加え、家族に関わる隣接領域の視点や知見を多く取り込み
    (理論社会学・教育社会学・社会階層論・ジェンダー・セクシュアリティ・エイジング他など)、
    家族という共通のテーマを軸に、異なる分野との対話を可能にする。
    家族に関心をもつ人々にとってさらに学びを深める1冊。

    【執筆者】
    渡辺秀樹、竹ノ下弘久、松田茂樹、裵 智恵、西村純子、中澤 渉、三浦直子、小保方晶子、松木洋人、
    瀬地山葉矢、大貫挙学、長野慎一、小倉康嗣、藤田結子
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    渡辺 秀樹(ワタナベ ヒデキ)
    東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、修士(教育学)。現在、慶應義塾大学文学部教授(2014年3月まで)

    竹ノ下 弘久(タケノシタ ヒロヒサ)
    慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、修士(社会学)。現在、上智大学総合人間科学部准教授
  • 著者について

    渡辺 秀樹 (ワタナベ ヒデキ)
    (わたなべ ひでき)慶應義塾大学名誉教授/元帝京大学文学部社会学科教授。


    竹ノ下 弘久 (タケノシタ ヒロヒサ)
    (たけのした ひろひさ)慶應義塾大学法学部政治学科教授/元上智大学総合人間科学部社会学科教授。

越境する家族社会学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:学文社
著者名:渡辺 秀樹(編著)/竹ノ下 弘久(編著)
発行年月日:2014/02/28
ISBN-10:4762024325
ISBN-13:9784762024320
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:257ページ
縦:22cm
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