歌仙絵の彼方に―小説・侍大将遠藤喜右衛門 [単行本]

歌仙絵の彼方に―小説・侍大将遠藤喜右衛門 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  姉川合戦のとき、織田信長に最も肉薄した遠藤喜右衛門という浅井氏の侍大将がいた。槍をとらせれば戦場に敵なしと恐れられた豪傑にも、幼い頃からひそかに心を通い合わせる女がいた。戦乱の北近江に雅な風にのって咲いたあだ花とは…。

• 出版社からのコメント

  浅井長政の侍大将、遠藤喜右衛門直経が寄進した「三十六歌仙」に潜む槍の名手遠藤喜右衛門の心情を多賀大社宮司の推測が拡がる。…

• 内容紹介

  滋賀県多賀大社所蔵の滋賀県指定有形文化財の紙本著色三十六歌仙絵は、浅井長政の侍大将、遠藤喜右衛門直経が永禄12年（1569）に寄進したものである。六曲一双の屏風に仕立てられているが、当初は三十六枚の扁額であった。遠藤喜右衛門は槍の名手で知られた豪傑であったが、姉川の合戦で落命する。この喜右衛門が、歌仙絵を寄進した背景には、幼い頃からひそかに心を通わせる女がいた。戦乱の北近江に雅な風にのって咲いたあだはなとは。武将の心情を、多賀大社宮司である著者の筆がすくい上げる。
  
  
  図書館選書
  浅井長政の侍大将、遠藤喜右衛門直経が永禄12年に寄進した六曲一双の「三十六歌仙絵」に潜む、戦国武将の幼き頃からの秘めた恋心を所蔵する多賀大社宮司の筆が、周辺状況からのその心情に迫る。
  

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  木村 光伸(キムラ ミツノブ)
  昭和１９年３月滋賀県犬上郡多賀町多賀の多賀大社祀職の家に生まれる。昭和３７年３月滋賀県立彦根東高校を卒業し、國学院大学文学部日本文学科に入学。学内の同人雑誌、短歌同好会などに参加。昭和４１年４月神職試験に合格し、生國弾神社、彌彦神社を経て、昭和５５年多賀大社に入社。平成２３年７月多賀大社宮司に就任

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