経営と宗教―メタ理念の諸相 [単行本]
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経営と宗教―メタ理念の諸相 [単行本]

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出版社:大阪東方出版
販売開始日: 2014/03/30
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経営と宗教―メタ理念の諸相 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    教義を解釈し実践する経営者たち。信仰・信念に基づく事業展開をとおして社会に資するビジネスのダイナミズムをさまざまな事例から映し出す。
  • 目次

     序章 「メタ理念」「精神財」、宗教(性)と経営(者)の関係の諸類型…住原則也(天理大学教授)
        1 「メタ理念・経営理念」と実践行為の関係のダイナミズム
        2 「精神財」としての経営理念と宗教性
            宗教的「メタ理念」の二重性
        3 経営者と思想・宗教との関係の諸類型
        4 本書の構成

    第Ⅰ部 国内の事例
     第1章 神のことばが良い実を結ぶ―山崎製パン飯島延浩社長のキリスト教信仰と企業経営…三好明久(牧師・経営学博士)
        1 事業の成長と社内の対立
        2 山根牧師の信仰とアシュラム運動
        3 池の上キリスト教会の働き
        4 罪・義・さばきの構造
        5 使命とみ言葉の種蒔きの働き
        6 聖書的経営の三位一体モデル
     第2章 財界リーダー中島久万吉と仏教的精神―精神的指導者への道…村山元理(常盤大学教授)
        はじめに――中島久万吉の略歴など
        1 帝人事件以前における禅との関わり
             湘煙女史から禅趣味、釈宗演との関係
        2 修行期
        3 精神的指導者期
            素修会での講話・坐禅指導とその意義/日本青年連盟会長…(一)全国的な講演旅行/(二)「宗教教育の振興」
            /(三)人類最大の課題/高尾山仏舎利奉安塔の建設/世界仏心連盟と青年修養道場の建設計画とその死
        おわりに
     第3章 民間宗教事業家としての行基…中牧弘允(吹田市立博物館長)
        はじめに
        行基の宗教事業
        大仏造立の請負事業
        おわりに
     第4章 経営者にとっての内観…川上恒雄(PHP研究所主席研究員)
        はじめに
        1 内観の基本的方法
        2 社員研修では何が期待されるのか
        3 経営者が内観を実践する理由――松井利夫氏の事例から
            成功後の迷いと「地獄の特訓」/内観で意味をみいだす力を磨く
        4 ゴールなき反復実践――合理性を超えて
     第5章 天理教信仰と企業経営の狭間で見えてくるもの―事業は、損得で考えるのではなく善悪で考える…塩澤好久(株式会社シオ
      ザワ社長)・住原則也
        1 中山みき(1798~1888)の教え
            「かしものかりものの理」「心一つが我がの理」/天理教の救済観――「人たすけたらわが身たすかる」/「はたら
            く」ことの意味
        2 株式会社シオザワの信仰と事業の歴史
           (一)初代社長塩澤好三の経営と信仰――三か月間会社を留守に修養科へ
           (二)二代社長塩澤好一の経営と信仰――会社の経営理念にお道の教えを生かしていく
           (三)三代社長塩澤好久の経営と信仰――事業は損得で考えるのではなく善悪で考える
             シオザワ入社/機密書類システムの誕生/社長としての経営と信仰「受け継ぎつつ、変えるべきは変える」/企業理
             念の再定義と徹底/挑戦できるチャンスを作る/信仰の大切さ/「ご守護」があるということ/事業継承とホール
             ディングカンパニー制へ/まとめ
        結語
     第6章 「自分だけの信仰」論―ある経営者の信仰体験から…大森弘(近畿大学名誉教授)
        序言――信仰体験の仮説
        1 宗教社会学からの検証
        2 宗教人類学からの検証
        3 「〈私〉だけの神」論からの検証
        4 フロー体験としての信仰
        5 「喜びの現象学」としての信仰
        結語――パラダイムとしての信仰
     第7章 「道」に昇華される経営―鍵山秀三郎氏「掃除道」、坂田道信氏「ハガキ道」を例に…渡邊祐介(PHP研究所研究部長)
        はじめに――なぜ経営に「道」がつくのか
           普遍的な「経営道」という表現/中国における「道」の概念を受容した日本/「みち」と「どう」/「経営」は道たり
           えることか
        1 鍵山秀三郎氏の「掃除道」
           掃除のカリスマ/氏の生い立ちと経営実績/静謐のリーダーシップ
        2 坂田道信氏の「ハガキ道」
           個人の郵便番号を持つ人物/森信三の影響/妙好人的信奉
        おわりに――スキルを超えた「道」へ
           鍵山氏、坂田氏の共通性と実践経営上の効果/メタ理念として昇華される「道」

    第Ⅱ部 海外の事例
     第8章 ゾロアスター教徒の造ったインドの巨大財閥―タタ・グループの経営理念に見られる「包括的合理主義」の精神…住原則也
        はじめに
        インドのゾロアスター教徒=パルシー(Parsi)
        タタ一族とタタ・グループ創業者ジャムシェトジ・タタの小史
        「包括的合理主義」の精神
        宗祖ゾロアスターの教え
        五代目会長ラタン・タタ
        タタ・サンズ(Tata Sons)によるタタ・グループの掌握
        現在のタタ・グループの企業理念――企業目的と五つの価値
        「正しい」ビジネスを実現するためのTBEMとTCoC
        高基準の経営査定システム――TBEMのプロセス
        経営査定システムに見える思想――whatよりもhowの重視
        倫理の強調――TCoCに基づくもう一つの査定
        おわりに
     第9章 「官民連動」による国際救援活動―慈済会の東日本大震災支援を事例として…今井淳雄(東大阪大学助教)
        はじめに
        1 東日本大震災における台湾からの支援
           人的支援/金銭的支援/物的支援
        2 慈済会の国際救援活動
           慈済会の組織概要/慈済会の国際救援活動
        3 東日本大震災における慈済会の支援活動と受益者をめぐる考察
           慈済会による東日本大震災支援の概要/釜石市への支援…①住宅見舞金支援・②学校給食費、スクールバス運行経費
           支援/陸前高田市への支援…①救援物資支援・②住宅見舞金配布活動/東松島市への支援
        おわりに――慈済会による東日本大震災支援と「官民連動」

    第Ⅲ部 宗教文化としてのメタ理念
     第10章 東芝創業者・田中久重と仏教天文学―日本の近代化と伝統的技術…岡田正彦(天理大学教授)
        はじめに
        田中久重と仏教天文学――須弥山儀と梵暦運動
        須弥山儀と和時計の技術――三体の須弥山儀
        万年時計と須弥山儀・縮象儀――和時計の技術と宇宙論の深化
        田中久重と佐田介石――視実等象論と日本の技術
        まとめ
     第11章 イスラームのメタ理念「ハラール」の食品産業―日本におけるその変遷と新たな動向…鷹木恵子(桜美林大学教授)
        はじめに――グローバル経済のなかでのイスラーム圏市場の拡大
        1 イスラームのメタ理念「ハラール」と「ハラーム」
        2 日本におけるムスリムとハラール食品産業
        3 日本の研修機関や大学食堂でのハラール・メニューの広がり
        4 日本企業家によるイスラーム圏市場向けのハラール食品産業の胎動
        おわりに――ハラール産業のもつ可能性とその課題
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    住原 則也(スミハラ ノリヤ)
    1957年生まれ。天理大学国際学部教授。神戸大学文学部卒業後、ニューヨーク大学大学院人類学科修士課程及び博士課程修了。Ph.D.(人類学博士)
  • 出版社からのコメント

    信仰・信念に基づく事業展開を通して夫々の教義を解釈し実践する経営者。社会に資するビジネスのダイナミズムを様々な事例から考察。
  • 内容紹介

    信仰・信念に基づく事業展開を通して、それぞれの教義を解釈し実践する経営者たち。実業に携わる
    ことで精神的な力を深めるとともに、社会に資するビジネスの礎を強くしていくダイナミズムを様々
    な事例から映し出す。山崎製パン、松下幸之助、イエローハット、タタ・グループ、東芝etc.
  • 著者について

    住原 則也 (スミハラ ノリヤ)
    住原 則也
    1957年生まれ。天理大学国際学部教授.神戸大学文学部卒業後、ニューヨーク大学大学院人類学科修士課程及び
    博士課程修了。PhD(人類学博士)。主な著書に、『異文化の学びかた・描きかた』(共著、世界思想社)、
    『経営理念―継承と伝播の経営人類学的研究』(共編著、PHP)、『アジア企業の経営理念―生成・伝播・継
    承のダイナミズム』(第9章分担執筆、文眞堂)、『Japanese Multinationals Abroad: Individual and Organizational
    Learning』(分担執筆、Oxford University Press)などがある。

    三好 明久 (ミヨシ アキヒサ)
    三好 明久
    教法人上野芝キリスト教会主任牧師。慶応義塾大学商学部卒業。Trinity International University大学院博士課程修了。
    PhD.主な論文に、"A Gospel of Identity for Japanese Businessmen: A Comparative Study of Christian and Non-
    Christian Male Middle Manager's Sense of Identity."(博士論文)、など。近年は、山﨑製パン創業者飯島藤十郎
    などキリスト教徒経営者に密着調査。


    村山 元理 (ムラヤマ モトマサ)
    村山 元理
    常磐大学国際学部教授・経営学科長。1963年東京生まれ。東京大学(文学修士)、米国州立サウスカロライナ大学
    修士課程修了(MA)。一橋大学商学研究科後期博士課程修了。最近の著書に『経営学史叢書 ファヨール―ファ
    ヨール理論とその継承者たち』(共著)、『経営哲学の授業』(共著)など。経営史・企業倫理・MSRを専攻。


    中牧 弘允 (ナカマキ ヒロチカ)
    中牧 弘允
    国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授、吹田市立博物館長。宗教人類学・経営人類学。主な著書に、
    『むかし大名、いま会社』『会社のカミ・ホトケ』『カレンダーから世界を見る』(以上、単著)、『経営人類
    学ことはじめ』『会社文化のグローバル化』『会社のなかの宗教』(以上、共編著)など。


    川上 恒雄 (カワカミ ツネオ)
    川上 恒雄
    1966年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本経済新聞社勤務を経て、エセックス大学大学院社会学修士課程
    修了(M.A.)、ランカスター大学大学院宗教学博士課程修了(Ph.D)。南山大学南山宗教文化研究所研究員、
    京都大学経営管理大学院京セラ経営哲学寄付講座非常勤助教などを経て、現在、PHP研究所主席研究員。
    主な著書に、『「ビジネス書」と日本人』(単著、PHP研究所)、論文に「現代起業家の精神」「松下幸之
    助の死生観・霊魂観」など。


    塩沢 好久 (シオザワ ヨシヒサ)
    塩沢 好久
    1962年生まれ。東京経済大学卒業後、凸版印刷入社。1990年父の経営する洋紙の卸売りかぶしき会社シオザワ入社。
    1997年同社代表取締役就任。(社)東京青年会議所理事長など歴任。代々の天理教信仰に基づく経営を継承。


    大森 弘 (オオモリ ヒロシ)
    大森 弘
    1933年生まれ。近畿大学名誉教授。神戸大学大学院経営学博士課程修了。松下電器産業で勤務後、近畿大学商学部助教
    授、教授、2002年退官。主な著書に、『研究開発政策―松下電器の事例研究』(千倉書房)、『松下幸之助 社員を夢
    中にさせる経営』(PHP研究所)など。現在はチクセンチミハイ「フロー体験論」の研究・翻訳に従事。

    渡邊 祐介 (ワタナベ ユウスケ)
    渡邊 祐介
    1963年生まれ。PHP研究所松下理念研究部研究部長。筑波大学社会工学類卒業。大阪大学大学院経済学研究科博士
    課程前期修了(修士号)。主な著書に、『ドラッカーと松下幸之助』(単著、PHP研究所)、『経営理念―継承と
    伝播の経営人類学的研究』(共編著、PHP研究所)、『ステークホルダーの経営学』(第2部ケース1分担執筆、
    中央経済社)、『アジア企業の経営理念―生成・伝播・継承のダイナミズム』(第2章分担執筆、文眞堂)など。

    今井 淳雄 (イマイ アツオ)
    今井 淳雄
    東大阪大学助教・天理大学非常勤講師。天理大学国際文化学部卒。宇都宮大学大学院国際学研究科修士課程修了(修士
    (国際学))、同大学院博士後期課程在学中。主な著書に『映画で学ぶ国際関係Ⅱ』(共著、法律文化社)、論文に「中
    国における民間非営利組織の発展と「中国的市民社会」の可能性についての一考察」『公益学研究』第12巻第1号など。

    岡田 正彦 (オカダ マサヒコ)
    岡田 正彦
    天理大学人間学部教授。天理大学卒業後、大正大学大学院博士課程中退、アリゾナ州立大学大学院修士課程修了。
    スタンフォード大学大学院博士課程修了。PhD(宗教学博士)。主な著書に、『忘れられた仏教天文学-19世紀
    の日本における仏教世界像』(単著、ブイツーソリューション)、『宗教の詩学-テクストとしての「宗教」を読む』
    (単著、天理大学出版部)、『国家と宗教(上)』 (共著、法蔵館)など。


    鷹木 恵子 (タカキ ケイコ)
    鷹木 恵子
    桜美林大学・人文学系教授。立教大学文学部卒。立教大学大学院文学研究科博士前期課程(文学修士)、後期課程修了
    (文学博士)。主な著書に、『マイクロクレジットの文化人類学―中東・北アフリカにおける金融の民主化にむけて』
    (単著、世界思想社)、『北アフリカのイスラーム聖者信仰』(単著、刀水書房)、『チュニジアを知るための60章』
    (編著、明石書店)、『ポスト石油時代の人づくり・モノづくり』(昭和堂 第3章分担執筆)など。

経営と宗教―メタ理念の諸相 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東方出版 ※出版地:大阪
著者名:住原 則也(編)
発行年月日:2014/03/26
ISBN-10:4862492274
ISBN-13:9784862492272
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:324ページ
縦:22cm
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