ヨーロッパ史のなかの裁判事例―ケースから学ぶ西洋法制史 [単行本]
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ヨーロッパ史のなかの裁判事例―ケースから学ぶ西洋法制史 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2014/04/11
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ヨーロッパ史のなかの裁判事例―ケースから学ぶ西洋法制史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、ヨーロッパ史における18の裁判事例を詳解し、各時代の法律家が、それぞれの時代や体制の枠組みの中で、どのような論理をもって事件を扱い、当時の制度・手続きが判決にどのような影響を及ぼしたのかを検証。時代は古代から19世紀末まで。関わる人物はハインリヒ獅子公やフリードリヒ大王から市井の人々まで。宗教や所有権、相続などをめぐる多様な判例をもとに、法のあり方を分析している。
  • 目次

    監訳者序文
    序  文
    凡  例
    法文の原語テキストと翻訳

    Case1 ディオニシア対カイレモン事件
         ――ローマ時代のエジプトにおける法的紛争の1事例
     Ⅰ 序 論
     Ⅱ 舞 台
     Ⅲ 史料と伝承
     Ⅳ 訴訟のテーマ
     Ⅴ 既婚の娘に対する父の権力
     Ⅵ 手続のその後の進行についての仮説

    Case2 クリウス事件
         ――生まれなかったか、死ななかったか、あるいは「死んだ仮説を抹殺することはできない」
     Ⅰ 舞 台
     Ⅱ 高名な事件としてのクリウス事件
     Ⅲ 概 括

    Case3 生まれながらの自由人か、それとも被解放自由人か
         ――ユスタの裁判
     Ⅰ ヘルクラネウムでの文書の発見
     Ⅱ ペトロニア・ユスタと自称する者――紛争の関係者,対象,日時
     Ⅲ 身分の問題――ユスタは生まれながらの自由人か,それとも被解放自由人か
     Ⅳ 証 言
     Ⅴ 古代における身分の証明
     Ⅵ ヘルクラネウムからローマへ――身分裁判と再出頭担保問答契約
     Ⅶ どうしてお前は、我々がお前の娘を我々の娘のように扱うからといって、娘をうらやむのか
       ――養い子としてのユスタ

    Case4 狼にくわえられた豚
         ――『学説集』第41巻第1章第44法文
     Ⅰ パリンゲネシア(〔著作内容の〕再構成)について
     Ⅱ 釈 義
     Ⅲ 現行法との比較
     Ⅳ 第一の余波――漁師とチョウザメ
     Ⅴ 第二の余波――ルドルフ・シュタムラー
     Ⅵ 結 論

    Case5 ユリアヌスと物権契約の発見
     Ⅰ 贈与か消費貸借か?
     Ⅱ 解釈史

    Case6 ロータル2世の婚姻紛争
         ――その主役たち、および、彼らそれぞれの視角
     Ⅰ 王妃テウトベルガの視角――離婚事件
     Ⅱ ロータル2世の視角――王国の滅亡
     Ⅲ 教会の視角――法的範例としての本事件
     Ⅳ カール禿頭王の視角――策略としての本事件
     Ⅴ 教会法学と新規の決定

    Case7 ハインリヒ獅子公に対する訴訟
     Ⅰ 序――中世と今日の政治的訴訟
     Ⅱ 前史――キアヴェンナ 1176年
     Ⅲ ハインリヒに対する手続と判決
     Ⅳ 残響――中央集権主義と分権主義:帝国とラント支配

    Case8 哀しき王孫
         ――アゾ第13質疑におけるブルタニュのアルテュル
     Ⅰ 史料の説明
     Ⅱ 本質疑の歴史的関連枠組
     Ⅲ 史 料
     Ⅳ 文脈の拡張――本質疑のもつ破壊力
     Ⅴ 教皇を無視した解釈,教皇を考慮した解釈
     Ⅵ 諸結果,および,前触れのない展望

    Case9 婚姻と嫁資と死
     Ⅰ 史料――テクストおよびその翻訳
     Ⅱ 解 釈
     Ⅲ 議論と展望


    Case10 忘れっぽい代弁人
         ――中世後期の裁判に関するケーススタディ
     Ⅰ 1427年のインゲルハイムのオーバーホーフの判決
     Ⅱ 中世後期ドイツの裁判制度
     Ⅲ 中世後期の訴訟法
     Ⅳ 学識法の影響下における裁判制度と訴訟法

    Case11 スウェーデンの銅アルプレヒト・コルデス
         ――15世紀における組合債務の責任
     Ⅰ 序論――前近代商法史の目的:問題設定と認識目標
     Ⅱ 史料と翻訳――「彼はその者と『完全組合』の関係にはない」
     Ⅲ 史料の解釈――争いのない事実についての宣誓
     Ⅳ 普通法に依拠した改革の理論上の承認と実務での遮断
     Ⅴ 法制史や経済史から行うことができると思われるその他の様々な分析

    Case12 メキシコのラス・カサス
         ――近代初期の教会と国家、法と権力、および法発見に関する1事件
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 問 題
     Ⅲ 法的論証
     Ⅳ 法の状況
     Ⅴ 本問題に関する後世の見方――および知慮の意義
     Ⅵ まとめ

    Case13 私はあなた方にいう、あなた方は決して誓ってはならない
         ――あるチューリッヒの訴訟における宣誓拒否と信仰の問題
     Ⅰ 具体的な場面
     Ⅱ 法制史的な読み込み

    Case14 16世紀後半のある魔女裁判
     Ⅰ 訴訟の経過
     Ⅱ 理解のための手掛かり

    Case15 水車粉屋アルノルトとフリードリヒ大王時代のプロイセンにおける裁判官独立
     Ⅰ 序 論
     Ⅱ 事実関係と訴訟の経緯
     Ⅲ 法的評価
     Ⅳ 成 果

    Case16 ケルン電信事件
     Ⅰ 判決の概要
     Ⅱ 事件の伝承とその影響
     Ⅲ ケルンの裁判官が扱った法律問題
     Ⅳ 同時代人の反応
     Ⅴ 大きなパズルの中の1つの断片

    Case17 私生児、庶子、取り替えっ子
         ――婚外子の相続権をめぐる大審院判決
     Ⅰ 歴史上の事件
     Ⅱ 判決の概観――構成とスタイル
     Ⅲ 原告の請求――婚外子の相続権の歴史的展開
     Ⅳ 大審院の判決――法源論入門
     Ⅴ 立法史――平等原則とその立法化
     Ⅵ 相続法の機能と意義

    Case18 大審院で裁かれた電気窃盗
     Ⅰ 問題の所在
     Ⅱ 判 決
     Ⅲ 当時の議論状況
     Ⅳ 結 論
     Ⅴ エピローグ


    用語解説(Glossa)
    人名索引
    事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ファルク,ウルリッヒ(ファルク,ウルリッヒ/Falk,Ulrich)
    1957年生。マックス・プランク・ヨーロッパ法史研究所研究員を経て、マンハイム大学教授。専門はローマ法と近世・近代私法史

    ルミナティ,ミケレ(ルミナティ,ミケレ/Luminati,Michele)
    1960年生。ルツェルン大学教授、在ローマ・スイス文化会館館長。専門はイタリア=スイス法史・訴訟法史

    シュメーケル,マティアス(シュメーケル,マティアス/Schmoeckel,Matthias)
    1963年生。ボン大学教授。専門はドイツ法史・教会法史・国際法史など

    小川 浩三(オガワ コウゾウ)
    東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、専修大学法学部教授。研究分野、中世学識法・民法の史的生成過程

    福田 誠治(フクダ セイジ)
    博士(法学 北海道大学)。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、上智大学法科大学院教授。研究分野、民法、特に債権担保の史的研究
  • 出版社からのコメント

    ハインリヒ獅子公から人民まで、奴隷制、宗教、所有権移転、相続等、多様な判例から分析する
  • 著者について

    小川 浩三 (オガワ コウゾウ)
    2014年4月現在 専修大学法学部教授

    福田 誠治 (フクダ セイジ)
    2014年4月現在 上智大学法科大学院教授

    松本 尚子 (マツモト ナオコ)
    2014年4月現在 上智大学法学部教授

ヨーロッパ史のなかの裁判事例―ケースから学ぶ西洋法制史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:ウルリッヒ ファルク(著)/ミケレ ルミナティ(著)/マティアス シュメーケル(著)/小川 浩三(監訳)/福田 誠治(監訳)/松本 尚子(監訳)
発行年月日:2014/04/10
ISBN-10:4623065596
ISBN-13:9784623065592
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:445ページ
縦:22cm
その他: 原書名: F¨alle aus der Rechtsgeschichte〈Falk,Ulrich;Luminati,Michele;Schmoeckel,Matthias〉
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