「感覚」と「存在」―横光利一をめぐる「根拠」への問い [単行本]
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「感覚」と「存在」―横光利一をめぐる「根拠」への問い [単行本]

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出版社:明治書院
販売開始日: 2014/04/14
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「感覚」と「存在」―横光利一をめぐる「根拠」への問い の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「新感覚派」の旗手から「文学の神様」へ、そして敗戦後は「文学者の戦争責任」を問われた横光利一。本書は毀誉褒貶の激しい横光の「文学史」に一貫して内在する、「認識論」と「存在論」との理論的な葛藤を追った。この理論的な葛藤こそ、横光を始めとした同時代の日本文学が、「世界」と対峙していたという痕跡なのである。
  • 目次

    目 次

     まえがき  i
     凡例  viii

    序章 「根拠=ground」が揺れる  1
        一 「震災」と転換期  1
        二 「根拠=ground」が揺れる  7
        三 「ジャンル」が揺れる  12
        四 認識論的可能性  19
        五 存在論的可能性  24
        六 「余震」  30

    第一章 横光利一における「形式主義」――「個性」という形式について――  38
        一 はじめに  38
        二 横光利一とマルキシズム文学の「相互関係」  40
        三 「個性」の分裂とその「矛盾」  44
        四 「個性」という形式  48
        五 「個性」から「自意識」へ  52
        六 おわりに  56

    第二章 「日輪」の構想力と「神話」の構造――「形式主義」を予告する――  60
        一 はじめに  60
        二 「日輪」と「形式主義」  63
        三 「ロゴス」と「パトス」の「動力」  66
        四 「日輪」の歴史性  69
        五 「日輪」の「構想力」  74
        六 おわりに  78

    第三章 『上海』における「共同の論理」――「形式」・「商品」・「機械」――  84
        一 はじめに  84
        二 「形式」への「還元」  85
        三 『上海』における「共同」と「個性」  88
        四 「上海」における「商品の物神崇拝的性質とその秘密」  92
        五 「上海」という「機械」  96
        六 おわりに  100

    第四章 『機械』という「倫理」――「形式主義」と「暴力」――  104
        一 はじめに  104
        二 『機械』と同時代評  105
        三 『機械』の文学史(「心理」と「疎外」)  108
        四 「倫理」という「形式」と「力」  110
        五 『機械』の「理性」と「暴力」  115
        六 おわりに  119

    第五章 横光利一と『資本論』――『上海』と『機械』を連関させる「経済学」――  122
        一 はじめに  122
        二 認識論の「図式」と文学の「形式」  124
        三 「価値形態論」と「文字について」  129
        四 『資本論』による『上海』と『機械』 133
        五 『上海』という「工場」 138
        六 『機械』と「工場」  143
        七 おわりに  149

    第六章 「転回」――「認識論」と「存在論」との対決――  155
        一 はじめに  155
        二 「認識論」をめぐる「前衛」  158
        三 「認識論」との対決と「存在論的転回」  163
        四 「純粋小説論」の「構想力」  168
        五 おわりに  173

    第七章 「純粋小説論」の「交互作用」――複数の弁証法をめぐって――  181
        一 はじめに  181
        二 「純粋小説論」をめぐる「否認」の痕跡を辿って  182
        三 「交互作用」と複数の弁証法  188
        四 「私小説論」(心境/社会化した私)と「純粋小説論」(純文学/通俗小説)  195
        五 おわりに  200

    第八章 「純粋小説論」と「近代の超克」――「四人称」という「戦争」――  204
        一 はじめに  204
        二 「四人称」という「場所」  206
        三 「純粋小説論」と「国家」  211
        四 『近代の超克』と「純粋小説論」  217
        五 おわりに  223

    第九章 『欧洲紀行』という「純文学」――「純粋小説論」と自意識をめぐる「穴」――  228
        一 はじめに  228
        二 ヨーロッパ体験と「自意識」  230
        三 『欧洲紀行』という「純文学」  235
        四 『欧洲紀行』に内在する「詩」  237
        五 おわりに  242

    第十章 『旅愁』という「通俗」――自意識をめぐる「立つてゐる」もの――  246
        一 はじめに  246
        二 「俳句」と「自意識」  249
        三 「ノートルダムの大寺院」と「俳句」  252
        四 「欅」と「立つてゐる」こと  256
        五 截り斃される「欅」  261
        六 おわりに  267

    第十一章 『微笑』という「視差」――「排中律」について――  274
        一 はじめに  274
        二 横光利一における二項対立の「歴史」  276
        三 「微笑」という「視差」  278
        四 「微笑」という「新武器」  283
        五 おわりに  288

    終章  「故郷」は「異国」である  292
        一 「見方」としての「故郷」  292
        二 「故郷」という「超越論的」な問題   295
        三 「意味=故郷」の刷新  297
        四 ヨーロッパと「故郷」  300
        五 「故郷」とは「異国」である  303

     初出一覧  305
     あとがき  306
     索引(用語・書誌)  321
     索引(人名)  325

  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    位田 将司(インデン マサシ)
    1976年、三重県生まれ。早稲田大学商学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学・早稲田大学)。早稲田大学文学学術院助手を経て、日本大学経済学部助教。専門は日本近代文学
  • 出版社からのコメント

    毀誉褒貶の激しい横光の「文学史」に一貫して内在する「認識論」と「存在論」との理論的な葛藤を追う
  • 内容紹介

    「感覚」「存在」「根拠」の三つの言葉により、横光利一の作家像を形成してきた「文学史」を読み替える試み。
  • 著者について

    位田 将司 (インデン マサシ)
    1976年、三重県生まれ。早稲田大学商学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学・早稲田大学)。現在、日本大学経済学部助教。専門は日本近代文学。編著に、『信じる心×小説――掘りだしものカタログ〈6〉』(明治書院)がある。

「感覚」と「存在」―横光利一をめぐる「根拠」への問い の商品スペック

商品仕様
出版社名:明治書院
著者名:位田 将司(著)
発行年月日:2014/04/10
ISBN-10:4625454042
ISBN-13:9784625454042
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:325ページ
縦:22cm
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