テレビは戦争をどう描いてきたか―映像と記憶のアーカイブス [単行本]

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テレビは戦争をどう描いてきたか―映像と記憶のアーカイブス [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2005/09/29
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テレビは戦争をどう描いてきたか―映像と記憶のアーカイブス の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    二〇世紀は戦争と核の時代であると同時に映像の世紀でもあった。映像は事実を発掘し隠蔽すると同時に、記憶を喚起し定着させ、場合によっては偏見を固定化させる。その限界と可能性のなかで、テレビ・ドキュメンタリーは、近代以降の日本の戦争をどう描き、あるいは描いてこなかったのか。迫りくる過去の声は、いかにすればモノローグからダイアローグへ、さらにポリローグへと開かれていくのか?数々のNHKドキュメンタリー番組制作に携わってきた現役のプロデューサーが、半世紀の番組を総覧しつつまとめる体験的ドキュメンタリー論。戦争関連テレビ・ドキュメンタリー番組年表を付す。
  • 目次

     まえがき
      テレビ・ドキュメンタリーの誕生
      テレビ・ドキュメンタリーの系譜
      テレビに保存される言葉
     
    第一部 アジア・太平洋戦争

     第一章 モノローグに閉ざされて
      体験から経験へ
      占領という現実
      まだ使える過去
      靖国と鎮魂のあいだ
      「英霊」か「怨霊」か
      踏み絵のある風土
     第二章 戦場で何があったのか
      生きのびた者の苦悩
      義足の音
      戦犯が被害者になるとき
      戦犯という問題
      被害者が加害者になる
     第三章 ポリフォニーの試み
      ある年代記
      失われた足跡
      忠勇なる農民兵士
      歌の別れ
      手紙のなかの兵士
      敵も味方も,逝った者も
      戦中派不戦日記
     第四章 アジアが見えてきた
      「内鮮一体」のすえに
      ある朝鮮人の足跡
      ある船の生涯
      極秘の強制送還

    第二部 原爆はどう記憶されたか
     原爆以前・以後
     封印された原爆映像

     第一章 被爆者たち
      最後の言葉
      燃える手
      データ化された被爆者
      剥ぎとられた人間
     第二章 原爆論争
      国際法が原爆を裁く
      越えられない溝
      被爆神話を超えて
     第三章 生者と死者
      ポイント・オブ・ノーリターン
      彼らは見ていた
      死者との対話
     
    第三部 引き裂かれた人びと

     第一章 冷戦の体験者
      スターリン指令
      ラーゲリに死す
      暗い絵
      朝鮮から樺太,そして韓国へ
      故郷忘れ難し
     第二章 太平洋の戦場
      死の無意味について
      誰と誰が戦ったのか
      沖縄の戦場

    第四部 昭和史のなかの天皇
     「国体」の内面化

     第一章 儀式のなかの天皇
      午後三時の万歳
      男たちのリハーサル
     第二章 二・二六事件と天皇
      帝都の同時多発テロ
      謎の「陸軍大臣告示」
      陸軍軍法会議裁判記録
     第三章 憲法と昭和天皇
      二つの憲法を生きる
     第四章 東京裁判と天皇
      在位五〇年の天皇責任論
      天皇不起訴の舞台裏
     第五章 天皇を傍証する
      公開された高松宮日記
      二つの天皇独白録
     
    第五部 戦争責任と戦後補償
     過去の清算とは何か
     
     第一章 中国の中の日本人
      身代わりになった女性たち
      幻の報告書が出てきた
      満州で何が行われていたのか
      人体実験の告白
      感情麻痺の文化
      戦犯裁判記録
      ある謝罪の旅
     第二章 アジアは問いつづける
      アリランを歌って逝った
      補償か援助か
     第三章 回帰する声
      立ち現れる者
      ハルモニたちの記憶
      国家補償か民間基金か
      国際法上の問題
      強い兵士
      歪んだ顔
      消えない「負の遺産」
      検閲と隠蔽

     あとがき
     戦争関連テレビ・ドキュメンタリー番組年表
  • 出版社からのコメント

    記憶を映像化するドキュメンタリーの可能性
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    桜井 均(サクライ ヒトシ)
    1946年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業後、1969年、日本放送協会(NHK)入局。現在、NHKスペシャル番組センター、エグゼクティブ・プロデューサー。この間、主に教養番組、ドキュメンタリーなどの制作にあたる。著書に、『埋もれたエイズ報告』(三省堂、1997年)、『テレビの自画像』(筑摩書房、2001年)などがある。制作を手がけた/関わった主要な番組―ドキュメンタリー『皿の碑』(1974年、第1回放送文化基金賞)、ルポ・にっぽん『米ソ艦艇謎のUターン』(1982年、文化庁芸術祭賞)、NHKスペシャル『チョウ・ムンサンの遺書』(1991年、放送文化基金賞個人賞)、『東京裁判への道』(1992年、放送文化基金大賞)、『埋もれたエイズ報告』(1994年、日本ジャーナリスト会議大賞、放送文化基金賞)、『アフリカ・21世紀』(全3集、2002年、放送文化基金賞、放送文化基金個人賞)、『アフリカ・ゼロ年』(全4集、2005年、ギャラクシー賞)

テレビは戦争をどう描いてきたか―映像と記憶のアーカイブス の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:桜井 均(著)
発行年月日:2005/09/27
ISBN-10:4000240153
ISBN-13:9784000240154
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:465ページ ※444,21P
縦:20cm
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