情報の世界史―外国との事業情報の伝達1815-1875 [単行本]
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出版社:知泉書館
販売開始日: 2014/05/15
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情報の世界史―外国との事業情報の伝達1815-1875 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    19世紀の事業通信はいかなる経緯で時間を短縮できたのか。本書は大西洋からカリブ海、アジアやオーストラリアにまで広がる世界的な規模にわたって、封筒の消印や海上保険のロイズが発行する「ロイズリスト」など、膨大な資料を駆使しながら、郵便を中心とする19世紀の情報伝達の発展を詳細に考察した画期的な業績である
  • 目次

    はじめに/日本語版への序文

    第1章 序文
    本書の目的・研究手法・構造・史料に関する簡潔な説明
    第2章 通信の歴史における事業からの視点
    第3章 通信速度の測定――手法と史料
    通信速度と頻度を計測するさまざまな方法への導入
    事業情報伝達のスピードを計測する手段としての連続する情報の循環
    第4章 1815 年以前の外国郵便と通信スピード
    1815 年以前の外国郵便――スピードの発達の背景
    1815 年以前のスピードアップの背景
    第5章 北大西洋
    定期運行という大革新
    「定期的な」ファルマス郵便船
    ニューヨーク―リヴァプールが北大西洋の主要郵便ルートになる
    定期航路のはじまり
    事業情報伝達に対する定期的な郵便帆船の影響
    風 対 蒸気――闘争の10 年間
    初期の実験
    大西洋横断汽船事業の開始
    北大西洋郵便契約の起源
    初期のキューナードライン
    初期の大西洋横断郵便運搬会社の競争
    風 対 蒸気――フィナーレ
    競争による利益
    新しい郵便契約ライン
    キューナードライン対コリンズライン
    オーシャンラインとルアーブルライン――忘れられた契約会社
    競争と事業情報の伝達
    1850 年代終わり頃の大西洋横断郵便事業の変化
    移民ラインが郵便輸送のシェアを取る
    事業情報伝達への影響
    開かれた競争――郵便契約をめぐる新しい交渉
    栄光を目指して――評判と現実の生活
    事業情報伝達のスピードに何がおこったか?
    事業情報と電信
    第6章 西インドと南米
    風 対 風
    民間の郵便事業と政府の郵便事業のどちらを選ぶか――ミクロな事例
    イギリス―ギアナ間の商船による通信の概観(1840 年)
    ファルマスの郵便船システム全体の一部としての西インドと南米の郵便事業
    南米ルート
    メキシコルート
    ファルマスの郵便事業最後の日々――結論
    帆船から汽船への突然の変化
    ロイヤルメールで60 の港に
    南米への長い道
    国際的競争と電信の影響
    フランスの郵便事業,西インドと南米北岸
    フランスの郵便事業――南米
    パナマルート
    国際競争と西インドにおける電信の導入
    国際競争と南米での電信の導入
    第7章 東インドとオーストラレーシア
    独占の崩壊
    EICの独占廃止後の発展
    郵便を運搬する民間の商船――郵便史のなかの忘れられた歴史
    ニュースを運ぶ商船
    新しい運搬者としての商船
    喜望峰ルート経由での汽船と陸上ルートの対決
    変化の時間に対する戦い
    独占の形成
    より良い通信伝達を求めて
    ペニンシュラカンパニーの登場
    マルセイユ経由
    混合事業
    P&Oへのロイヤルチャーター
    インドへのEICの事業
    中国への郵便の航海
    P&Oの郵便独占の開始
    地理的距離――相対的問題
    さらなる発展
    フランスとの競争
    スエズ運河と複合機関が競争相手を増やす
    南アフリカへの郵便
    電信の導入
    第8章 結論
    北大西洋
    西インドと南米
    カリフォルニア
    東インドと他のオーストラレーシアの目的地
    要約
    第9章 エピローグ
    日本の事例

    訳者あとがき/参考文献/索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    玉木 俊明(タマキ トシアキ)
    1964年生まれ、1993年同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士後期課程単位取得退学、1993‐96年日本学術振興会特別研究員、1996年京都産業大学経済学部専任講師、助教授をへて現在京都産業大学経済学部教授
  • 内容紹介

    19世紀の事業通信はいかなる経緯で時間を短縮できたのか。本書は大西洋からカリブ海,アジアやオーストラリアにまで広がる世界的な規模にわたって,封筒の消印や海上保険のロイズが発行する「ロイズリスト」など,膨大な資料を駆使しながら,郵便を中心とする19世紀の情報伝達の発展を詳細に考察した画期的な業績である。
    著者は「連続する情報の循環」を基本概念として分析する。それは大西洋においてヨーロッパとアメリカ間の往復航海を1回の情報の循環と見なす。この循環を短縮するために,船から船への積み替え期間の短縮をはじめ,不規則な航海ではなく「時間通りに運行する」という理念が,事業情報の伝達の発展にとって最も重要な条件であった。地域間通信は,船舶の技術的発展と商業的なニーズに依存しつつ,19世紀の世界は縮小していった。
    19世紀ヨーロッパは帝国主義の時代であり,対外拡張の時代であった。ヨーロッパは工業製品だけでなく,海運業の発達によっても世界を制覇し,その中心にイギリス帝国があった。本書は経済史の分野に限らず,イギリス帝国史やヨーロッパの帝国主義研究にとっても必読文献となろう。
    世界がネットワークとして結ばれはじめる19世紀の海運と電信の発達は,情報化時代を生きるわれわれにも,多くの知見と示唆を与えよう。

情報の世界史―外国との事業情報の伝達1815-1875 の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:S.R. ラークソ(著)/玉木 俊明(訳)
発行年月日:2014/05/15
ISBN-10:4862851851
ISBN-13:9784862851857
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:558ページ
縦:23cm
その他: 原書名: Across the Oceans:development of overseas business information transmission 1815-1875〈Laakso,Seija-Riitta〉
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