田中浩集〈第3巻〉カール・シュミット [全集叢書]

田中浩集〈第3巻〉カール・シュミット [全集叢書] の 商品概要

• 目次

  【目次】
  第一章　シュミット――全体国家論の思想構造
  第二章　大統領の独裁とヴァイマル共和国の崩壊――憲法第四八条第二項（緊急命令権・非常権限）をめぐる
  第三章 「独裁」と「自由」――「委任独裁」と「主権独裁」
  第四章 「神話」と「独裁」の政治理論――例外状態を前面に立てた「独裁」の正当化
  第五章　政治の本質――保守主義の「敵・味方」論
  補論一　全体主義
  補論二　ファシズム
  補論三 〈現代独裁論〉考――カール・シュミットの全体主義国家論をめぐって
  補論四 「例外状態」と＿^民主主義【デモクラシー】^＿――「正常」と「異常」のダイナミズム

• 内容紹介

  「主権者とは、例外状態にかんして決定を下す者である」――シュミット以上に妖しげな言葉を使う政治学者がいただろうか。「非常事態」、「友・敵」、「独裁」……。数々の用語はときに魅惑的な衝撃を与える。どうして彼は独裁の理論をうち立てたのか。本巻はシュミットの理論を包括的に取り上げ、当時の政治・社会状況に即して構造的に検討を加えることで、彼の理論の有用性と限界をともに引き出した、総合的なシュミット論である。
  目次】
  第一章　シュミット――全体国家論の思想構造
  第二章　大統領の独裁とヴァイマル共和国の崩壊――憲法第四八条第二項（緊急命令権・非常権限）をめぐる
  第三章 「独裁」と「自由」――「委任独裁」と「主権独裁」
  第四章 「神話」と「独裁」の政治理論――例外状態を前面に立てた「独裁」の正当化
  第五章　政治の本質――保守主義の「敵・味方」論
  補論一　全体主義
  補論二　ファシズム
  補論三 〈現代独裁論〉考――カール・シュミットの全体主義国家論をめぐって
  補論四 「例外状態」と＿^民主主義【デモクラシー】^＿――「正常」と「異常」のダイナミズム

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  田中 浩(タナカ ヒロシ)
  １９２６年１０月２３日、佐賀県生まれ。東京文理科大学哲学科卒業、法学博士、政治学・政治思想専攻。東京教育大学教授、静岡大学教授、一橋大学教授、大東文化大学教授、立命館大学客員教授、中央大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師、日本女子大学非常勤講師を歴任、現在一橋大学名誉教授、聖学院大学大学院客員教授

• 著者について

  田中　浩 (タナカ ヒロシ)
  田中浩(たなか　ひろし)1926年、佐賀県生まれ。東京文理科大学哲学科卒業、法学博士、政治学・政治思想専攻。一橋大学名誉教授、聖学院大学大学院客員教授。本シリーズ収録著作のはか、編書に『国家思想史』『日本の国家思想』(青木書店)『近代日本のジャーナリスト』『現代世界と国民国家の将来』『現代世界と福祉国家』(御茶の水書房)、『思想学の現在と未来』『ナショナリズムとデモクラシー』『EUを考える』『リベラル・デモクラシーとソーシャル・デモクラシー』(未来社)、共訳書にボルケナウ『封建的世界像から近代的世界像へ』(みすず書房)、ホッブズ『リヴァイアサン』(河出書房新社)『哲学者と法学徒との対話』(岩波書店)、シュミット『政治的なものの概念』『政治神学』『大統領の独裁』『合法性と正当性』『独裁』、ミルトン『イングランド宗教改革論』『教会統治の理由』『離婚の教理と規律』『離婚の自由について』、ヒルトン、ヘイガン『イギリス農民戦争』、ワトキンス『ホッブズ』、タック『トマス・ホッブズ』、フィルプ『トマス・ペイン』、ピアソン『曲がり角にきた福祉国家』、クーペル、カンデル編『EU時代の到来』、ほか多数。

田中浩集〈第3巻〉カール・シュミット [全集叢書] の商品スペック