産業文明の死―経済成長の限界と先進産業社会の再政治化 [単行本]
    • 産業文明の死―経済成長の限界と先進産業社会の再政治化 [単行本]

    • ¥5,280159 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002109213

産業文明の死―経済成長の限界と先進産業社会の再政治化 [単行本]

価格:¥5,280(税込)
ゴールドポイント:159 ゴールドポイント(3%還元)(¥159相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2014/05/27
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

産業文明の死―経済成長の限界と先進産業社会の再政治化 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、現在の産業社会における環境的危機が、限界なき経済成長と競争的な物質主義という人間文明固有の価値観によって、いかに引き起こされたのかを多角的に分析。こうした産業文明の危機的状況やポスト産業社会の社会秩序のあり方が問われている時代にこそ、規範的な政治理論の力による地球環境危機への能動的な対応が求められていることを説く。持続可能なポスト産業社会へと変革していくための再検討プロセスへの参加を促す画期的書。
  • 目次

    推薦のことば(佐和隆光)
    日本語版への序文(J・J・カッシオーラ)

     第Ⅰ部 先進産業社会の危機--「経済成長」中毒症の帰結
    第1章 現代の産業危機と「成長の限界」をめぐる論争
     1 産業危機の兆候の概要と「成長の限界」論争に関する序論
     2 「成長の限界」による産業危機への対応方策とその非終末論的な可能性
     3 産業主義批判と「成長の限界」論の新しい要素
     4 産業危機の政治的な性質
     5 産業文明の終焉は世界の終焉を意味しない

    第2章 産業社会的な幻想の終焉
     1 社会的な幻想の終焉の解放的な側面
     2 限界なき経済成長という産業社会的価値観の幻想への抵抗
     3 カミュの「限界の哲学」と先進産業社会の妥当性
     4 産業社会への限界なき経済成長という幻想とその政治的な意味の深遠性
     5 限界なき経済成長と産業社会的価値観について

     第Ⅱ部 政治学の還元主義と近代経済学
    第3章 近代における経済学の登場と政治学の崩壊
     1 経済成長に関する政治学的研究の欠如--その意味と重要性
     2 経済主義と「成長の限界」の挑戦
     3 近代経済学と近代社会
     4 政治的に独立した経済学のイデオロギー的な含意

    第4章 産業社会と経済還元主義
        --限界なき成長への過剰な依存による脱政治化
     1 経済学者が政治学、特に再分配を恐れ、抑圧する理由
     2 政治の経済還元主義と「パレート最適」の経済目標

    第5章 自由主義と政治の経済還元主義
     1 自由主義の試み--政治の抑制と下降移動とその恐怖から逃れるための支配の隠蔽
     2 価値の非認知主義と政治の経済還元主義

    第6章 相対的冨の概念
        --成長への依存を打破し、再政治化を促進する成長の社会的限界

     第Ⅲ部 物質主義の価値観
         --限界なき競争的な物質主義と規範的な「成長の限界」論争
    第7章 生物物理学的な「成長の限界」を超えて
        --産業社会的価値観の評価
     1 産業文明とその物質主義の歴史的な特徴
     2 産業社会的物質主義とその政治的な重要性
     3 産業社会的物質主義と非物質的で規範的な構成要素

    第8章 物質主義と近代政治哲学
     1 ホッブズ主義的人間観対ルソー主義的人間観、および、その現代的関連性
     2 依存症の精神病理学と物質主義との関連性
     3 産業社会的価値観と商品

     第Ⅳ部 超産業社会的価値観--限界なき経済成長への中毒症から、非物質主義と非競争、参加民主主義、および、共同体への置換
    第9章 超産業社会的な共同体への社会転換
     1 産業主義に対する「成長の限界」批判--その複雑で、不完全な性質
     2 文明の移行に対する不安とポスト産業社会の転換に対する楽観主義
     3 超産業社会的な共同社会へと社会転換させるダイナミクスの可能性

    第10章 結論--新しい超産業社会に向かって
     1 超産業主義の性質
     2 新しい社会運動と産業社会の転換--終焉なきものの始まり

    参考文献/監訳者あとがき/人名索引/事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    カッシオーラ,ジョエル・J.(カッシオーラ,ジョエルJ./Kassiola,Joel Jay)
    現在、アメリカのサンフランシスコ州立大学リベラル・クリエイティブアーツ学部の政治学担当教授。ニューヨーク市立大学(CUNY)を優等で卒業(政治学士)し、プリンストン大学大学院で政治哲学の修士号、同大学院博士課程で、政治哲学の博士号を取得。博士学位取得後、ニューヨーク市立大学の政治学担当の講師・助教授・准教授を経て、同大学の教養学部の学部長を歴任(ニューヨーク市立大学名誉教授)。その後、サンフランシスコ州立大学に移り、行動・社会科学部長を長年、歴任。専門領域は政治学、環境政治理論

    松野 弘(マツノ ヒロシ)
    1947年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部社会学専攻卒業。山梨学院大学経営情報学部助教授、日本大学文理学部教授/大学院文学研究科教授/大学院総合社会情報研究科教授、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授/千葉大学CSR研究センター長等を経て、千葉商科大学人間社会学部教授/大学院政策情報学研究科教授。博士(人間科学、早稲田大学)。日本学術会議第20期・第21期連携会員(特任―環境学委員会)。専門領域としては、環境思想論/環境社会論、産業社会論/CSR論・「企業と社会」論、地域社会論/まちづくり論

    岡村 龍輝(オカムラ リョウキ)
    明海大学経済学部専任講師

    帯谷 博明(オビタニ ヒロアキ)
    甲南大学文学部准教授

    孫 榮振(ソン ヨンジン)
    高崎商科大学商学部兼任講師
  • 出版社からのコメント

    産業社会を持続的でよりよい社会へと変革するための再検討プロセスへの参加を促す画期的な書。
  • 著者について

    ジョエル・J・カッシオーラ (カッシオーラ ジョエル J.)
    2013年現在 サンフランシスコ州立大学教授

    松野 弘 (マツノ ヒロシ)
    *2014年5月現在千葉商科大学人間社会学部教授/大学院政策情報学研究科教授

    岡村 龍輝 (オカムラ リョウキ)
    *2014年5月現在明海大学経済学部専任講師

    帯谷 博明 (オビタニ ヒロアキ)
    *2014年5月現在現在甲南大学文学部准教授

    孫 榮振 (ソン ヨンジン)
    *2014年5月現在高崎商科大学商学部兼任講師

    所 伸之 (トコロ ノブユキ)
    *2014年5月現在日本大学商学部教授

産業文明の死―経済成長の限界と先進産業社会の再政治化 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:ジョエル・J. カッシオーラ(著)/松野 弘(監訳)/岡村 龍輝(訳)/帯谷 博明(訳)/孫 榮振(訳)/所 伸之(訳)
発行年月日:2014/05/30
ISBN-10:4623065987
ISBN-13:9784623065981
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:353ページ
縦:22cm
その他: 原書名: The Death of Industrial Civilization:The Limits to Economic Growth and the Repoliticization of Advanced Industrial Society〈Kassiola,Joel Jay〉
他のミネルヴァ書房の書籍を探す

    ミネルヴァ書房 産業文明の死―経済成長の限界と先進産業社会の再政治化 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!