和歌と仮名のかたち―中世古筆の内容と書様 [単行本]
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和歌と仮名のかたち―中世古筆の内容と書様 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2014/06/09
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和歌と仮名のかたち―中世古筆の内容と書様 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    平安末期から室町時代にわたる中世の自詠自筆の和歌資料や、散逸本資料を掘り起こすと同時に、各時代によって異なる代表的な仮名の書様と、その書様を生む背景―和歌の社会的な役割や、役割による場に即した和歌内容、メインとなって詠歌をする人々―との関係を探る。
  • 目次

    序 章

    第一部 和歌古筆の新出資料―中世の自詠自筆本と散佚本

    第一章 新出の伝西行筆の古筆切二種
    一 伝西行筆「未詳歌集切」
    二 伝西行筆「右大臣家百首切」
    第二章 静真 詠五十首和歌巻
    一 書誌
    二 内容の紹介と考察
    第三章 京都国立博物館蔵「伏見天皇宸翰御歌集」(五十五首)について
    一 書誌
    二 内容と筆跡
    三 つれの切
    四 紙背文書
    五 結論
    第四章 「実兼集切」の考察
    一 既出切の検討
    二 新出切の検討
    三 「実兼集切」の筆跡
    四 『実兼集』成立の目的と内容
    五 結び
    第五章 西園寺実兼関連の古筆資料
    一 「広沢切」に紛れている「実兼集切」
    二 醍醐寺蔵『大手鑑』所収切
    三 結びにかえて
    第六章 「松木切」の考察
    一 「松木切」の研究史
    二 新出切の紹介
    三 「松木切」の考察
    四 結び
    第七章 「伏見院三十首歌切」について
    一 『伏見院三十首歌』と研究史
    二 現存切の検討
    三 『伏見院三十首歌』の和歌史的な位置付け
    四 他歌集の中の『伏見院三十首歌』
    五 結び
    第八章 「金剛院切」に関する一考察―十四世紀の女性歌人による百首歌の懐紙の可能性
    一 女性による和歌懐紙の様式の特徴
    二 「金剛院切」について
    三 百首歌の可能性
    四 結論
    五 女性の懐紙の書式について
    六 結び
    第九章 「金剛院切・類切」等に関する考察―装飾料紙に和歌散らし書きの古筆切群再考
    一 はじめに
    二 女性による応製百首の古筆切
    三 「金剛院切」の新出切二葉
    四 「金剛院類切」
    五 「巻物切」
    六 「金剛院切」「金剛院類切」「巻物切」について
    七 結び
    第十章 「あがた切」に関する考察
    一 各葉について
    二 「あがた切」の内容について
    三 筆者の問題
    四 「あがた切」に関する今後の課題
    五 結び
    第十一章 「畠山切」について
    一 『大慈八景詩歌』について
    二 新出切の紹介
    三 「畠山切」と二条良基について
    第十二章 「伝耕雲明魏筆 歌集切」に関する考察
    一 耕雲の生涯
    二 作品の紹介と考察
    三 成立年代と意義
    四 南北朝時代末期の耕雲明魏と禅林
    第十三章 「松梅院切・類切」に関する考察
    一 「松梅院切」に関する研究史
    二 新出葉の紹介
    三 「松梅院切・類切」の分類
    四 構成員
    五 「松梅院切・類切」―二条派の続歌の遺品
    六 結び
    第十四章 「頓証寺法楽一日千首短冊」について―既存資料、新出資料による考察と集成
    一 「頓証寺千首短冊」、頓証寺、頓証寺関連の和歌資料を所蔵する白峯寺の概略
    二 金刀比羅宮蔵「松山千首短籍帖」の調査データと考察
    三 個人蔵白短冊帖および、個人蔵十二葉の白短冊の調査資料と検討
    四 「思文閣古書資料目録第百号記念特輯」(昭和五十二年八月)所載の白短冊の調査資料と検討
    五 結び
    第十五章 『慈鎮和尚三百年忌、五百年忌、五百五十年忌、六百年忌和歌短冊帖』について
    一 帖の書誌
    二 『慈鎮和尚三百年忌百首和歌短冊』
    三 『慈鎮和尚五百年忌三十一首和歌短冊』
    四 『慈鎮和尚五百五十年忌三十一首和歌短冊』
    五 『慈鎮和尚六百年忌三十一首和歌短冊』
    六 本短冊帖について

    第二部 和歌古筆の内容と書様

    第一章 平安時代の仮名書様の変遷について
    一 平安時代の仮名書様
    二 平安時代の仮名書様の展開
    三 平安時代の和歌の社会的な機能と仮名
    四 院政期の和歌の社会的機能と仮名
    五 おわりに
    第二章 伝西行筆の古筆
    一 伝西行筆の古筆
    二 御子左家関連の私家集類
    三 なぜ「伝西行」か
    四 西行の真跡と「伝西行筆の古筆」の書風の比較
    五 『中務集』の書風について
    六 「伝西行筆の古筆」―書道史、和歌史の中で
    第三章 平安の仮名、鎌倉の仮名
    一 平安の仮名
    二 鎌倉の仮名
    第四章 続歌と短冊
    一 はじめに
    二 続歌とは
    三 続歌の発展―鎌倉時代末期までの概観
    四 南北朝時代の続歌と短冊
    五 室町時代の続歌と短冊
    六 和歌を記す仮名の書様の変化
    七 結びにかえて
    終 章 時代を映す仮名のかたち
    一 はじめに
    二 時代による字形、筆線、連綿の比較
    三 書様の変化の背景―和歌との関係

    初出一覧
    用語解説
    掲載図版一覧
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    別府 節子(ベップ セツコ)
    東京女子大学文理学部日本文学科卒業。博士(文学)。現在、公益財団法人出光美術館学芸員(日本書跡)。現職のほか、淑徳大学、早稲田大学などで講師を務める。専門分野である古筆を対象とした展覧会の企画、論考執筆のかたわら、中世の古筆資料の調査、発掘活動を続けている
  • 内容紹介

    平安から室町の各時代によって、仮名の書様の違いはどこからくるのか。
    その違いは何を物語っているのか。

    平安末期から室町時代にわたる中世の自詠自筆の和歌資料や、
    散逸本資料を掘り起こすと同時に、
    各時代によって異なる代表的な仮名の書様と、
    その書様を生む背景―和歌の社会的な役割や、
    役割による場に即した和歌内容、
    メインとなって詠歌をする人々―との関係を探る。

    図版500点以上掲載!

    【……これらの資料を掘り起こす過程で様々な時代の古筆切を目にする間に、各時代に書写された古筆の仮名の書様が異なるのは、時代によって、最も盛んに和歌の活動が行われた場が異なっており、〝和歌を記す文字〟である仮名の書様は、詠まれる場や和歌の内容に相応しいものになるからではないか、という見通しを持った。すなわち、各時代にメインとなる和歌の詠まれる場や役割があり、そこで盛んに和歌を詠む人々がいて、彼等は自らの和歌を場の用に即したかたちの仮名で記す。ちなみにこれらは詠者が自詠を自筆で記した仮名である。一方、最も盛んな詠歌の場で使用された仮名の書様は、同時代の能書等に取り入れられて洗練・様式化され、例えば『和漢朗詠集』のような古典を書写した調度手本類にかたちを遺す。そして様式化された書様は再び、広く歌を詠む人々に用いられる、というように、和歌資料としての古筆には、和歌が詠まれる場に密着した基底部分で書かれたものと、能書などによって洗練・様式化された形となった精華部分に属するものとがあり、基底と精華は下部の書きぶりを上部が取り込んで反映したり、上部を手本に下部が習って浸透普及するというような、相互が影響し合う相関関係にあると想定してみた。……本書「序章」より】
  • 著者について

    別府 節子 (ベップ セツコ)
    別府 節子
    東京女子大学文理学部日本文学科卒業。博士(文学)。現在、公益財団法人出光美術館学芸員(日本書跡)。現職のほか、淑徳大学、早稲田大学などで講師を務める。専門分野である古筆を対象とした展覧会の企画、論考執筆のかたわら、中世の古筆資料の調査、発掘活動を続けている。これまでに企画した主な展覧会に「書の名筆 高野切と蘭亭序」「漂泊の詩人芭蕉―風雅の跡―」「平安の仮名、鎌倉の仮名」「古筆手鑑 国宝『見努世友』と『藻塩草』」。著書に「書と書物 仮名、歌を表す文字」(『院政期文化論集』四 森話社 共著、2004)、「時代を映す古筆切」(『古筆への誘い』三弥井書店 共著、2005)、『伏見院御集[広沢切]伝本・断簡集成』(笠間書院 共編、2011)がある。

和歌と仮名のかたち―中世古筆の内容と書様 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:別府 節子(著)
発行年月日:2014/05/30
ISBN-10:4305707330
ISBN-13:9784305707338
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:637ページ
縦:23cm
横:19cm
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