風景とローカル・ガバナンス―春の小川はなぜ失われたのか [単行本]

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風景とローカル・ガバナンス―春の小川はなぜ失われたのか [単行本]

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出版社:早稲田大学
販売開始日: 2014/07/01
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風景とローカル・ガバナンス―春の小川はなぜ失われたのか の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人にとって、社会にとって風景とは何か。住民、自治体、NPOなどがいかに協働して「劣化」をくいとめる主体に成長していくか、異分野から集まった七人の研究者がその理論と実践を論じる。
  • 目次

    はじめに――ドイツを手がかりとして(縣公一郎)

     序論 いま、風景とローカル・ガバナンスを問う(藤倉英世)
      1 春の小川の痕跡をたどる
      2 いま、なぜ風景とローカル・ガバナンスを問うのか
      3 本書の構成の紹介

    【庭の思想にみる日本の風景】
     第1章 山水都市の運命を担う市民社会(中村良夫)
      1 隅田川べりを歩きながら――花の雲 鐘は上野か浅草か
      2 山水都市の姿
      3 場の気配について――くろがねの秋の風鈴なりにけり
      4 まちニハ論
      5 現代都市にコモンズを探る
      6 風景がつなぐ人、社会、場所

    【風景をつくる主体】
     第2章 コミュニティが支配権をもつ風景――そこに住む者が風景をつくる(鳥越皓之)
      1 風景形成の決定権はだれがもっているのか
      2 近代化が風景にもたらす意味
      3 コミュニティとガバナンス

     第3章 住民参加の手づくり公園が風景に変わるとき――二つの「きょうどう」から生まれるもの(羽貝正美)
      1 「自治の器」としての自治体
      2 近代化のなかの地方自治
      3 「地方自治の本旨」とローカル・ガバナンス
      4 手づくり公園にみる二つの「きょうどう」とガバナンス
      5 協働の公園づくり
      6 手づくり公園が風景に変わるとき

     第4章 風景の破壊と再生のはざまで――土木の景観論のめざすもの(佐々木葉)
      1 風景を真剣に考えてきた土木――景観工学のミッション
      2 操作的景観論の到達点と限界
      3 人をとりまく環境のつくられ方
      4 ポスト景観工学の目指すもの

     第5章 自治の主体の成立条件と風景――人はどうやって風景を育む主体となるか(西 研)
      1 自治の主体が成り立つには?
      2 〈基本的信頼関係〉の形成がスタート――「ふるさとの会」の実践
      3 互助関係の形成の“条件”とは――ふるさとの会の実践(続)
      4 風景はどうやって「共通の関心事」になるのか?
      5 自治の活動が発展するための条件とは

    【風景をとらえる新たな手法】
     第6章 風景の人間的意味を考える――「なつかしさ」を手がかりに(山田圭二郎・西 研)
      1 問われる風景の意味
      2 「なつかしさ」を本質観取する
      3 風景の人間的意味を考える

     第7章 風景分析のための方法とその成果――旧開田村の事例を対象に(藤倉英世・山田圭二郎・羽貝正美)
      1 風景の新しい分析手法が必要とされている
      2 風景を空間と社会の関係から分析する――旧開田村の髭沢地区を事例対象として
      3 風景の内的なシステムから政策をとらえる――旧開田村のユニークな風景政策を対象として
      4 風景とローカル・ガバナンスの再構築
      5 地域にとって風景とはどのようなものか――学際的な共同研究から、見えてきたこと

     終 章 現代社会にとって風景とは(鳥越皓之)

     おわりに(塚本壽雄)
      
     参考文献
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 良夫(ナカムラ ヨシオ)
    東京工業大学名誉教授。1938年東京都生まれ。東京大学工学部卒業。日本道路公団で実務に携わった後、東京大学工学部、東京工業大学、京都大学で景観工学の研究と教育に従事。工学博士。広島市の「太田川堤防」(土木学会デザイン賞特別賞)、などの計画・設計に景観工学の理念と手法を導入。設計・監修した「古河総合公園」は、ユネスコの「メリナ・メルクーリ国際賞」を受賞。主な著書:『風景学入門』(サントリー学芸賞、土木学会著作賞)、『風景学・実践篇―風景を目ききする』(土木学会出版文化賞)、『都市をつくる風景―「場所」と「身体」をつなぐもの』(国際交通安全学会賞)など

    鳥越 皓之(トリゴエ ヒロユキ)
    早稲田大学人間科学学術院教授。1944年沖縄県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。文学博士。日本社会学会会長。専門は環境社会学。「生活環境主義」という環境の理論を作り上げたことで知られている。主な著書:『地域自治会の研究』(福武直賞)、など
  • 出版社からのコメント

    わが国で進む風景の「劣化」をくいとめ、風景をつくり、守り、向上させるための理論と実践を徹底研究し、その協働の成果を世に問う。
  • 内容紹介

     2004年6月に景観法が公布されて以来、すでに10年近い歳月が経過している。しかしながら、わが国では風景の「劣化」と呼ばれる、風景の雑然化、画一化、無個性化が依然として進行しており、昨今、その対象は国土の基調となる、ごく日常的な社会活動が行われている地域全域に及んでいる。
     こうした社会的背景をふまえ、これまで独自に風景にかかわってきた、風景学、環境社会学、都市行政学、景観工学、社会哲学、公共経営学の各分野の第一線の研究者が、風景の「劣化」をくいとめ、風景をつくり、守り、向上させていくための理論と実践を徹底研究し、その協働の成果を世に問う。

風景とローカル・ガバナンス―春の小川はなぜ失われたのか の商品スペック

商品仕様
出版社名:早稲田大学出版部
著者名:中村 良夫(編)/鳥越 皓之(編)/早稲田大学公共政策研究所(編)
発行年月日:2014/06/30
ISBN-10:465714006X
ISBN-13:9784657140067
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:314ページ
縦:19cm
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