織田信長"天下人"の実像(講談社現代新書) [新書]
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織田信長"天下人"の実像(講談社現代新書) [新書]

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出版社:講談社
販売開始日: 2014/08/20
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織田信長"天下人"の実像(講談社現代新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「天下布武」は「全国統一」の宣言ではなかった。信長は改革者ではなく、室町幕府の継承者だった。東大寺正倉院の秘宝「蘭奢待」の切り取りは、天皇の権威簒奪のために行われたのではなかった。天皇は信長を征夷大将軍に推任した。―新史料があきらかにする最も新しい信長像。
  • 目次

    はじめに
    素朴な疑問/疑問視される革新性
    序 章 信長の政治理念
    「天下布武」再考/信長と天下静謐/天下一五年/天下と天皇/本書で考えること
    第一章 天正改元──元亀四(天正元)年
    天正改元の政治史的意義/永禄から元亀への改元/元亀改元の動き/一七箇条意見書と改元/意見書に見る信長の考え方/他
    第二章 正親町天皇の譲位問題──天正元年~二年
    正親町天皇譲位をめぐって/改元直後の信長の軍事行動/信長の再上洛/譲位の申し入れと延期の謎/天正一四年の正親町天皇譲位/他
    第三章 蘭奢待切り取り──天正二年三月
    蘭奢待切り取りをめぐって/信長の上洛と蘭奢待拝見申し入れ/蘭奢待拝見まで/信長の配慮/奈良下向の意図/開封勅許をめぐる一通の文書/三条西実枝の不信
    第四章 まぼろしの公家一統──天正二年
    「公家一統」への期待/三条西実枝の「公家一統」発言/「公家一統」の意味/実枝の立場/信長と実枝/怪異つづきの天正二年/実枝の憂慮/まぼろしの公家一統
    第五章 天下人の自覚──天正二年~三年
    節目としての天正三年/道路の整備/公家衆への経済支援/信長の叙爵・昇殿/家臣に対する官途・名乗り授与/信長の権大納言・右大将任官/信忠の秋田城介任官/信長任官の目的/他
    第六章 絹衣相論と興福寺別当職相論──天正三年~四年
    ふたつの相論/絹衣相論のはじまり/天台宗の巻きかえし/信長の上洛と審議やり直し/絹衣相論における信長の立場/奉行衆の役割と三条西実枝の離脱/次期興福寺別当職をめぐる運動/他
    第七章 左大臣推任──天正九年
    左大臣推任論の問題点/信長の右大臣辞官の上奏状/なぜ信長は右大臣を辞めたのか/南蛮と西戎に向きあう/馬揃と左大臣推任/譲位の提案/金神の忌み/左大臣推任・譲位申し入れの歴史的意義
    第八章 三職推任──天正一〇年
    「三職推任」というできごと/「三職推任」の史料/「三職推任」は誰の発言か/勅使勧修寺晴豊による将軍推任/「三職推任」は将軍推任である
    終 章 信長の「天下」
    信長にとっての「天下」/信長の行動の明快さ/本能寺の変と信長のゆくすえ
    引用史料・参考文献
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    「天下布武」は「全国統一」の旗印ではなかった! 新発見の史料が明らかにする<天下人>織田信長の全く新しい素顔。
  • 内容紹介

    「信長は本当に全国統一を目指していたのか?」「『天下布武』は全国統一宣言だったのか?」「正倉院の秘宝『蘭奢待』切り取りは、天皇の権威簒奪のためだったのか?」・・・。これまでの常識と先入観を排し、確実な史料だけに基づいて信長の行動を解釈する、最も新しい知見に基づいた最新の信長像。(講談社現代新書)


    「戦国大名は天下統一の為に競い合っていた」という戦国大名観は近年では否定されていますが、信長だけは例外と見做されてきました。しかし著者が発見した書簡を初めとする史料から見えてくる客観的な信長像は、他の戦国大名とさほど違ったものではありません。有名な「天下布武」の印章も、信長が「天下を取る」ことを宣言したものではありません。天下とは日本「全国」ではなく、京都を中心とした畿内のことに過ぎません。「天下布武」とは、畿内の秩序維持を、足利将軍をサポートして自分が執り行うという意味なのです。秀吉が行ったのはまさに「全国統一」でしたが、信長にはそういう意志はなかったのではないでしょうか。
     しかし『天下布武』の構想も信長の言うなれば「脳内」のものに過ぎず、「大義名分」として説得力のあるものではありません。信長が足利義昭になりかわって事実上の将軍の職務を担っているからといって、他大名には信長の「言い分」に従わなければならないいわれはないのです。結局、信長は武力で「言い分」を認めさせるしかなくなります。自称「天下をおおせつかっている」信長は、かくして諸大名との衝突を繰り返します。例えば上杉氏とは当初、良好な関係にありましたが、信長の版図が拡大し直接境を接するようになると両者は戦争になります。そのような行動が後世の目で見ると、着々と諸勢力を征服して「天下統一」へと邁進していたかのように見えたのです。そもそも信長は、組織的な「政権」は作りませんでした。征服した領土の経営も家臣に丸投げで、支配の方式に革新的な面はありません。その点でも秀吉に比べ信長の「権力」は中途半端な中世的な段階に止まっていたと見做した方がよいのです。
     しかし、そのような信長も、最後には「全国統一」という野望に目覚めたのではないかと思われる節もなくはありません。四国攻めなど最晩年の軍事行動には以前とは性質を異にした所があり、もしかしたら本気で全国制覇をする気になっていたのかも知れないと著者は考えます。光秀に殺されたために、その真意がどこにあったのかはわかりません。しかし光秀の謀反自体が、このような信長の豹変が惹起させたものである可能性さえ考えられないことはないのです。本書は一切の先入観を廃し、確実な史料だけに基づいて信長の行動を解釈すればどうなるかを解明し、最も新しい知見に基づいた最新の信長像を提示します
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金子 拓(カネコ ヒラク)
    1967年山形県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。現在、東京大学史料編纂所画像史料解析センター准教授。専攻は日本中世史、史料学

織田信長"天下人"の実像(講談社現代新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:金子 拓(著)
発行年月日:2014/08/20
ISBN-10:4062882787
ISBN-13:9784062882781
判型:B6
対象:一般
発行形態:新書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:18cm
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