メンタライジングの理論と臨床―精神分析・愛着理論・発達精神病理学の統合 [単行本]
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メンタライジングの理論と臨床―精神分析・愛着理論・発達精神病理学の統合 [単行本]

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販売開始日: 2014/08/28
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メンタライジングの理論と臨床―精神分析・愛着理論・発達精神病理学の統合 の 商品概要

  • 目次

    前書き
    序文
    謝辞


    第1章 序論
     1.基本的な問い
      (1)メンタライジングとは何か
      (2)何が新しいのか
     2.精神分析および愛着理論における起源
      (1)精神分析
      (2)愛着理論
     3.すでに確立された治療法におけるメンタライジング
      (1)認知療法
      (2)対人関係療法
      (3)クライエント中心療法
     4.まとめ
     5.臨床的重要点


    第Ⅰ部 メンタライジングの理解


    第2章 メンタライジング
     1.メンタライジングの面
      (1)明示的 対 黙示的
      (2)自己 対 他者
      (3)時間枠と範囲
     2.心的過程とメンタライジング不全
      (1)注意と想像
      (2)メンタライジング不全とコスト
     3.重なり合う用語
      (1)マインドブラインドネス
      (2)マインドリーディング
      (3)心の理論
      (4)メタ認知
      (5)内省機能
      (6)マインドフルネス
      (7)共感
      (8)情動知能
      (9)心理的思慮性と洞察
     4.情動のメンタライジング
      (1)情動の要素
      (2)情動の志向性
      (3)メンタライズされた情動の適応性
      (4)情動のさなかでのメンタライジング
      (5)情動のメンタライジングにおける主体性
     5.まとめ
     6.臨床的重要点

    第3章 発達
     1.発達的前進
      (1)心的表象
      (2)随伴的反応性と情動の調整
      (3)共同注意
      (4)言語
      (5)文化伝承的関わり合い
      (6)前メンタライジング・モード
      (7)臨床的示唆
     2.愛着とメンタライジング
      (1)安定した愛着
      (2)愛着の世代間伝達
      (3)愛着トラウマ
      (4)前提条件
      (5)臨床的示唆
     3.まとめ
     4.臨床的重要点

    第4章 神経生物学
     1.進化
     2.メンタライジングの神経生物学的基盤
      (1)社会的手がかりの知覚
      (2)情動的共鳴
      (3)情動のメンタライジング
      (4)対人的関わり合いのメンタライジング
      (5)愛着のパラドックス
      (6)疲弊したメンタライジング
     3.メンタライジング障害
      (1)自閉症
      (2)精神病質
     4.まとめ
     5.臨床的重要点


    第Ⅱ部 メンタライジングの実践


    第5章 技芸としてのメンタライジング
     1.共感とシステム化
     2.私たちの人間性
     3.まれにみるほど巧みなメンタライジング
      (1)Hans Loewald
      (2)Daniel Stern
      (3)Iris Murdoch
     3.科学から得られる助け
     4.まとめ
     5.臨床的重要点

    第6章 メンタライジング的介入法
     1.あなたはもうそれを行っている
     2.治療目標の焦点を定め直すこと
     3.メンタライジング的症例定式化
     4.ふりをするモードの同定
     5.あなたの技法の微調整
     6.メンタライジング的姿勢の維持
     7.介入を患者のメンタライジング能力に適合させること
     8.転移のメンタライジング
     9.秘訣
      (1)特定の単語や言い回しに注意を向けておきなさい。
      (2)より積極的になり,より受身的にならないようにしなさい
      (3)反対の動きをしなさい
      (4)普通でいて,常識を使用しなさい
      (5)「メンタライジングの手振り」で感情を静めること
     10.自己査定
     11.ある患者の見方
      (1)メンタライゼーションに基づく精神療法とは何か
      (2)メンタライジングと思考することとの相違は何か
      (3)メンタライゼーションに基づく精神療法を受けるとは,どのようなことなのか
      (4)それは効果があるのか
     12.まとめ
     13.臨床的重要点

    第7章 愛着トラウマの治療
     1.愛着トラウマ再考
      (1)虐待
      (2)ネグレクト
      (3)メンタライジング不全
     2.トラウマと関連した精神病理
      (1)侵入記憶
      (2)リエナクトメント
     3.トラウマのメンタライジング
     4.認知行動的トラウマ治療におけるメンタライジング
      (1)エクスポージャー療法
      (2)認知的再構成
      (3)眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)
     5.まとめ
     6.臨床的重要点
      
    第8章 子育てと家族療法
     1.リエナクトメント再考
     2.赤ちゃん部屋のお化け
     3.乳児-親精神療法
     4.児童-親精神療法
     5.メンタライゼーションに基づく家族療法(MBFT)
     6.まとめ
     7.臨床的重要点
      
    第9章 境界性パーソナリティ障害
     1.発達的枠組み
     2.BPDになりやすい脆弱性を作り出す発達過程
      (1)感情調整
      (2)注意のエフォートフル・コントロール
      (3)社会的認知
     3.BPDにおける愛着阻害とメンタライジングの機能不全
      (1)BPDにおける愛着阻害の根拠
      (2)愛着と関連するメンタライジング欠損とBPDとの関連づけ
     4.BPDにおける不安定なメンタライジング
      (1)愛着の活性化とメンタライジングの機能不全
      (2)前メンタライジング・モードの体験と投影同一視
      (3)自己の無秩序化
      (4)臨床的示唆
     5.治療
      (1)BPDの経過と医原性の害が生じる可能性
      (2)BPDに対する,メンタライゼーションに基づく精神療法
      (3)MBTの有効性に関する実証研究
     6.まとめ
     7.臨床的重要点
      
    第10章 心理教育
     1.内省的子育てワークショップ
     2.成人の精神科入院患者を対象とするコースの構成要素
      (1)メンタライジングとその発達についての理解
      (2)メンタライジングと精神病理
      (3)治療におけるメンタライジング
      (4)メンタライジング・エクササイズ
      (5)家族ワークショップ
     3.まとめ
     4.臨床的重要点 
      
    付録 メンタライジングとは何か・なぜそれを行うのか
     1.メンタライジングの側面
     2.メンタライジングのための条件
     3.巧みなメンタライジング
     4.メンタライジングの恩恵
     5.メンタライジング的姿勢
      
    第11章 社会システム
     1.メンタライジングと暴力
     2.学校における暴力防止
      (1)トラウマ心理教育
      (2)学校平穏化プロジェクト
     3.世界的規模の争い
     4.まとめ
     5.臨床的重要点

    用語解説
    引用文献
    推薦書籍
    索引
  • 内容紹介

    本書は,メンタライジングがすべての精神療法を有効にしている共通因子であり,多様な精神療法の様式に取り入れることができるというジェネラリスト的視点に立っている。そして,メンタライジングの視点を,境界性パーソナリティ障害だけでなく,他の精神医学的障害の治療にも適用するとともに,多様な精神療法の様式と関連づけている。まず第Ⅰ部では,メンタライジングの概念,他の類似概念との比較,メンタライジングの発達過程,メンタライジングの神経生物学的基盤についての解説が行われる。第Ⅱ部では,精神療法におけるメンタライジング的姿勢とメンタライジング的介入法が紹介され,このようなメンタライジング・アプローチを,愛着トラウマの治療,子育て・親への支援,境界性パーソナリティ障害の治療,心理教育,暴力防止,に適用する試みが紹介されている。メンタライジング・アプローチの理論的基礎と面接の実際を学ぶことができ,メンタライジング/メンタライゼーションの視点に関心を持つ人の必読書である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    狩野 力八郎(カノ リキハチロウ)
    1945年満州に生まれる。1971年慶應義塾大学医学部卒業、慶応義塾大学医学部精神神経科教室入室。1975年東海大学医学部精神医学教室。1981~83年メニンガー・クリニックおよびトピカ精神分析研究所に留学。1987年国際精神分析学会正会員。2001~13年東京国際大学大学院臨床心理学研究科教授。現在、小寺記念精神分析研究財団理事長

    上地 雄一郎(カミジ ユウイチロウ)
    1955年高知県に生まれる。1981年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。2010年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。現在、岡山大学大学院教育学研究科教授、博士(心理学)

    林 創(ハヤシ ハジム)
    1973年大阪府に生まれる。2003年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。現在、神戸大学大学院人間発達環境研究科准教授、博士(教育学)

    大澤 多美子(オオサワ タミコ)
    広島県に生まれる。1980年神戸大学医学部卒業。1984年~2014年広島市こども療育センター。現在、医療法人あさだ会浅田病院

    鈴木 康之(スズキ ヤスユキ)
    1959年静岡県に生まれる。1989年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、杜蔵心理相談室/欣墾関代表

メンタライジングの理論と臨床―精神分析・愛着理論・発達精神病理学の統合 の商品スペック

商品仕様
出版社名:北大路書房 ※出版地:京都
著者名:J.G. アレン(編著)/P. フォナギー(編著)/A.W. ベイトマン(編著)/狩野 力八郎(監修)/上地 雄一郎(訳)/林 創(訳)/大澤 多美子(訳)/鈴木 康之(訳)
発行年月日:2014/08/20
ISBN-10:4762828726
ISBN-13:9784762828720
判型:A5
発売社名:北大路書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:450ページ
縦:22cm
その他: 原書名: MENTALIZING IN CLINICAL PRACTICE〈Allen,Jon G.;Fonagy,Peter;Bateman,Anthony W.〉
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