吉満義彦―詩と天使の形而上学 [単行本]

吉満義彦―詩と天使の形而上学 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  超越の叡知との邂逅をのぞみ、その存在の闡明に賭した哲学者の先駆的意義とその思想圏を開示。吉満義彦（１９０４‐４５）の生涯と思想を中軸に、同時代の思想家、文学者が対峙した問題をも敷衍した初の精神史的評伝。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  改宗と回心
  洗礼―岩下壯一との邂逅
  霊なる人間
  留学
  超越と世界
  中世と近代
  霊性と実在するもの
  聖母と諸聖人
  犠牲の形而上学
  異教の詩人
  詩人の神・哲学者の神
  使徒的生涯
  未刊の主著

• 出版社からのコメント

  昭和前期に活躍した独自の思想家、吉満義彦の生涯と思想を,時代が対峙した問題まで視野に入れた初の本格的な精神史的評伝。

• 内容紹介

  吉満義彦(1904-45)は、戦前の昭和期に活躍した代表的なキリスト教哲学者。吉満義彦の生涯を中軸にしながら,同時代に生きた内外の哲学者,文学者が対峙した問題まで視野に入れて綴られた初の本格的な精神史的評伝である。日本近代思想史に欠落していた「霊性」の座標軸により鮮明になる吉満義彦の先駆的意義とその思想圏を提示することで,新たな思想史が起ち上がる。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  若松 英輔(ワカマツ エイスケ)
  １９６８年生。慶應義塾大学文学部仏文科卒。批評家。「越知保夫とその時代」で第１４回三田文学新人賞受賞

• 著者について

  若松 英輔 (ワカマツ エイスケ)
  若松 英輔(わかまつ えいすけ)
  1968年生．慶応義塾大学文学部仏文科卒．批評家．著書に『井筒俊彦――叡智の哲学』(慶応義塾大学出版会，2011)，『神秘の夜の旅』(2011)，『魂にふれる 大震災と，生きている死者』(2012)，『死者との対話』(2012)，『池田晶子 不滅の哲学』(2013，以上トランスビュー)，『涙のしづくに洗われて咲きいずるもの』(2014)，『君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた』(2014，以上河出書房新社)，『内村鑑三をよむ』(2012)，『岡倉天心『茶の本』を読む』(2013，以上岩波書店)など．

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