アジアの潅頂儀礼―その成立と伝播 [単行本]
    • アジアの潅頂儀礼―その成立と伝播 [単行本]

    • ¥4,400132 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月12日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002208685

アジアの潅頂儀礼―その成立と伝播 [単行本]

価格:¥4,400(税込)
ゴールドポイント:132 ゴールドポイント(3%還元)(¥132相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月12日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:法蔵館
販売開始日: 2014/10/10
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

アジアの潅頂儀礼―その成立と伝播 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古代インドの国王即位儀礼から密教経典に登場する潅頂、権力と一体化し皇帝や貴族に与えられた中国の潅頂、空海が恵果から授かった潅頂、天皇の即位儀礼につながった即位潅頂など、その多様な展開と変容を辿りつつ、常にアジアの宗教儀礼の中核をなした「潅頂」に、はじめて正面から取り組む。学際的研究の成果。
  • 目次

    総論 灌頂とは何か
     一 灌頂とは
     二 王権儀礼
     三 灌頂の地域的変容と世俗化
     四 さまざまな課題

    第一部 インド

    古代インドのヴェーダ文献にみられる灌頂
     はじめに
     一 ヤジュル・ヴェーダの即位灌頂
     二 アタルヴァ・ヴェーダの即位灌頂
     三 リグ・ヴェーダの即位灌頂
     四 即位式以外の灌頂
     五 グリヒア儀礼の灌頂
     おわりに

    大乗経典における授記と灌頂
     はじめに
     一 大乗経典における授記
     二 大乗経典における灌頂
     三 なぜ大乗経典に灌頂儀礼が説かれないのか
     おわりに

    インド密教における灌頂の展開
     はじめに
     一 『大日経』が説く灌頂
     二 『真実摂経』が説く灌頂
     三 後期密教の灌頂 『ヴァジュラーヴァリー』が説く灌頂
     おわりに

    ヒンドゥー教タントリズムにおける灌頂 聖典シヴァ派の例から
     はじめに
     一 聖典シヴァ派の灌頂
     二 導師灌頂
     三 成就者灌頂
     四 聖典シヴァ派における灌頂の特質
     おわりに

    ヴィシュヌ教の灌頂儀礼
     はじめに
     一 四種の志願者
     二 入門儀礼と灌頂儀礼
     三 灌頂儀礼次第
     おわりに

    第二部 チベット・ネパール

    チベットの密教の灌頂の構造 ゲルク派の場合
     はじめに
     一 密教と波羅密乗の成仏観 三却成仏と即身成仏
     二 色身の本尊瑜伽と灌頂
     三 般若智の灌頂の役割と法身の本尊瑜伽観想について
     おわりに

    灌頂 ネパール仏教徒はどのようにして仏になるか
     はじめに
     一 仏はどのようにして容器に入るか
     二 内外の逆転はどのようにして起こるか
     三 容器としての身体はどのようにして獲得されるか
     四 死と再生の体験
     五 中有をどのように理解するか
     六 容器となる身体のバリエーション
     七 ネパール仏教における灌頂の現在と未来
     おわりに

    第三部 中国・東南アジア

    唐代の灌頂 とくに密教宣布の手段としての灌頂儀礼について
     はじめに
     一 中国での灌頂の始まりとその役割
     二 灌頂と朝廷
     三 灌頂の意義とその授受の効用
     四 不空三蔵以後の灌頂
     おわりに

    禅観経典にみられる灌頂のイメージについて
     はじめに
     一 禅観中の灌頂
     二 灌仏
     三 「離欲の快感」
     四 光明のイメージ
     五 浄化(滅罪)のイメージ
     六 インド密教における灌頂
     七 仏教以外のインド宗教文献にみられるイメージ
     八 医学的文脈での灌頂
     おわりに

    アンコール王朝における灌頂儀礼
     はじめに
     一 灌頂儀礼
     二 王たちの諡号
     三 典拠となった教典
     四 王妃の灌頂
     おわりに

    第四部 日本

    空海の伝えた灌頂
     はじめに 問題の所在
     一 空海の入唐と灌頂受法
     二 空海が授けた灌頂(一) 高雄の灌頂
     三 空海が授けた灌頂(二) 平城上皇への灌頂
     おわりに

    日本中世における灌頂・修法空間の展開
     はじめに
     一 現存する建築にみる本尊と両界曼荼羅の併置の実態
     二 文献史料にみる本尊と両界曼荼羅を併置する仏堂
     三 中世真言密教における本尊と両界曼荼羅を併置する仏堂の広がり
     四 両界曼荼羅と法会
     五 中世真言密教における大伝法院本堂の意義
     おわりに

    中世日本の即位灌頂と文化相伝の系譜
     はじめに
     一 仏教的世界観と灌頂
     二 即位灌頂にみる仏教的世界観
     三 文化相伝にみる灌頂の仏教的世界観
     おわりに

    立山山麓芦峅寺の布橋大灌頂 日本の民間信仰にみる「灌頂」儀礼
     はじめに
     一 境界・滅罪装置としての布橋
     二 芦峅寺の姥尊信仰と布橋大姥
     三 布橋儀式に対する呼称の変遷
     四 布橋儀式の内容の変遷
     五 江戸時代後期の文献史料にみる布橋大灌頂
     六 擬死再生儀礼としての布橋大灌頂
     七 布橋大灌頂と血盆経信仰
     八 立山信仰にみる「水」の信仰
     おわりに

    灌頂と真言八祖画像
     はじめに
     一 代表的な作例とその特色
     二 真言八祖の転写の具体例 室生寺本
     三 八祖画像の空海画像 讃文
     おわりに

    灌頂年表
    あとがき

    執筆者一覧
  • 内容紹介

    アジア各地の灌頂儀礼を取り上げ、その成立、実態、変容過程、灌頂と国家との関係、文化的意味を考察する。アジアの宗教儀礼の中核をなす「灌頂」に、学問領域を超えて取り組んだ成果。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森 雅秀(モリ マサヒデ)
    1962年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科中退。ロンドン大学大学院修了。Ph.D.高野山大学文学部助教授等を経て、金沢大学人間科学系教授。専門は仏教文化史、比較文化学
  • 著者について

    森 雅秀 (モリ マサヒデ)
    1962年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科中退。ロンドン大学大学院修了。Ph.D.1999年高野山大学文学部助教授、2001年金沢大学文学部助教授、2007年金沢大学文学部教授、2008年金沢大学人間社会研究域教授(改組により所属部局名変更)を経て、現在に至る。仏教文化史、比較文化学を専門とする。主な著書に、『生と死からはじめるマンダラ入門』(法藏館)、『エロスとグロテスクの仏教美術』(春秋社)、『チベットの仏教美術とマンダラ』(名古屋大学出版会)、『インド密教の儀礼世界』(世界思想社)、『仏のイメージを読む』(大法輪閣)ほか多数。

アジアの潅頂儀礼―その成立と伝播 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:森 雅秀(編)
発行年月日:2014/10/10
ISBN-10:4831874493
ISBN-13:9784831874498
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:323ページ
縦:22cm
厚さ:2cm
重量:604g
他の法蔵館の書籍を探す

    法蔵館 アジアの潅頂儀礼―その成立と伝播 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!