増補『徒然草』の歴史学(角川ソフィア文庫) [文庫]

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増補『徒然草』の歴史学(角川ソフィア文庫) [文庫]

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出版社:角川書店
販売開始日: 2014/11/22
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増補『徒然草』の歴史学(角川ソフィア文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    無常観の文学として親しまれてきた『徒然草』。一方でこの書は、鎌倉末期から南北朝時代の宮廷社会や生活空間、和歌や家集のこと、東国・鎌倉の文化など、兼好が見、聞き、感じたことの記録でもある。これらの記述が史実とどう関わり表現されているか、それを叙述の視点や方法・内容、時期などについて歴史学の立場から検証。等身大の兼好の実像に迫り、時代や社会の息遣いを読み解く。最新の研究成果を反映した増補改訂版。
  • 目次

    はじめに

    序章 『徒然草』の記憶
    『徒然草』と歴史学
    キーワードは記憶
    百日の鯉を切る
    園別当入道の生き方
    『徒然草』の基礎知識

    第1部 時代の記憶
    1 いにしえの聖の御世
    聖の御世の書物
    理想としての摂関時代
    『源氏物語』と『枕草子』
    摂関家の情報
    中国の「聖の御世」
    書物への態度
    2 後鳥羽院の御時
    院政時代の評価
    君臣が幽玄の道を重んじた時代
    『平家物語』誕生の秘話
    白拍子舞の起源
    『平家物語』と『新古今集』
    先達の活躍した時代
    3 後嵯峨院の御代
    浄土宗の好ましい仏事
    後嵯峨院の近臣
    高名の御牛飼
    乾鮭と土器の話
    王権優位の主張
    御所亀山殿の記憶
    4 兼好の生まれた頃
    文永・弘安の頃
    話の出所を探る
    徳大寺家への関心
    五条の内裏の化物
    女性への批判
    資季と具氏のあらがい

    第2部 宮廷社会の記憶
    1 内裏の記憶
    内裏での体験
    心にくき女房の呟き
    兼好の冷や汗
    大将をめぐる確執
    内裏の知識と思い出
    2 堀河家の記憶
    堀河家に仕えて
    堀河家と検非違使
    応長の鬼の噂
    堀河家と兼好
    上流貴族との交わり
    3 後宇多上皇の記憶
    随身・北面・道々の輩
    医師と近臣
    院側近の僧
    大覚寺殿の繁栄
    持明院統から大覚寺統へ
    日野資朝の性格
    4 ありたき事の記憶
    風月の才に富める人
    奉行の入道
    書の道
    有職の人々
    和歌・管絃の道
    女房の歌人

    第3部 異郷と遁世
    1 鎌倉と東国の世界
    鎌倉に下る兼好
    文書から見た兼好
    酒と味噌
    足利邸での饗応
    鎌倉の良き時代
    2 土地の記憶
    地方の文化と京の文化
    西国と六波羅
    遠い国の話
    宿河原の決闘
    京からの土地感覚
    京周辺の旅
    旅と馬
    3 遁世の事情
    兼好御房の土地売買
    兼好が買った相手
    『一言芳談』を指針にして
    遁世の心境
    籠る場
    横川での修行
    4 遁世の周辺
    山僧との交遊
    仁和寺の僧たち
    六波羅の関係者
    遁世の僧たち

    第4部 生活の記憶
    1 家の記憶
    家と庭木の風情
    よい調度
    家の造り
    養生と食事
    家の害
    風俗と習俗
    2 遊びの空間
    碁と双六
    遊びの場
    酒と早歌
    田楽と茶寄合
    名利を求めること
    才芸の誇り
    3 兼好と人生
    幼少期から青年期へ
    若き兼好
    遁世の身
    四十歳の転機
    死を前にして
    4 和歌の道の記憶
    月への思い
    月・花・雪
    家集を探る
    邦良親王の歌のサークル
    和歌の師匠
    多い二条為定関連の歌
    兼好と為定の関係

    終章 『徒然草』の成立
    家集の編集方針
    二作品の対照
    二条為定に注目
    為定と二条家
    『徒然草』の成立時期
    参考文献

    補遺 兼好の実像をめぐって
    おわりに

    文庫版あとがき
  • 出版社からのコメント

    兼好が生きた鎌倉末期の息遣いと記憶。歴史史料として読み解く『徒然草』。
  • 内容紹介

    無常観の文学として親しまれてきた『徒然草』。一方でこの書は、鎌倉末期から南北朝時代の宮廷社会や生活空間、和歌や家集のこと、東国・鎌倉の文化など、兼好が見、聞き、感じたことの記録でもある。これらの記述が史実とどう関わり表現されているか、それを叙述の視点や方法・内容、時期などについて歴史学の立場から検証。等身大の兼好の実像に迫り、時代や社会の息遣いを読み解く。最新の研究成果を反映した増補改訂版。

    図書館選書
    無常観の文学として読まれてきた『徒然草』を歴史学の立場から探る。兼好が見、聞き、感じたことの背景にある事実と記憶を周辺史料で跡づけ、中世人の心性や時代と社会の輪郭を描き出す。増補改訂版。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    五味 文彦(ゴミ フミヒコ)
    1946年生まれ。放送大学教授、東京大学名誉教授。東京大学文学部教授を経て現職。日本中世史専攻。2004年に『書物の中世史』で第26回角川源義賞受賞
  • 著者について

    五味 文彦 (ゴミ フミヒコ)
    1946年生まれ。放送大学教授・東京大学名誉教授。日本中世史専攻。人物史を中心に、絵画や文学、和歌などから歴史を解明。著書に『殺生と信仰』『後鳥羽上皇』角川選書、『中世の身体』角川叢書など多数。『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞、『書物の中世史』で角川源義賞受賞。

増補『徒然草』の歴史学(角川ソフィア文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:KADOKAWA
著者名:五味 文彦(著)
発行年月日:2014/11/25
ISBN-10:4044092168
ISBN-13:9784044092160
判型:文庫
発売社名:KADOKAWA
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:333ページ
縦:15cm
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