ダムと環境の科学〈3〉エコトーンと環境創出 [全集叢書]
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ダムと環境の科学〈3〉エコトーンと環境創出 [全集叢書]

谷田 一三(編著)江崎 保男(編著)一柳 英隆(編著)
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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2014/12/01
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ダムと環境の科学〈3〉エコトーンと環境創出 [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ダイナミックに変動する環境だからこそダム湖の水位変動帯を生物多様性保全の場に。治水・利水機能を維持しつつ、環境と調和させる新たな道。
  • 目次

    口絵
    はじめに

    序章 エコトーン再考:ダムの水位変動帯・エコトーンを考えるために
     0.1 エコトーン(推移帯あるいは移行帯)とは
     0.2 水陸移行帯のエコトーン

    Part Ⅰ ダム湖水位変動帯の基盤と植生

    第1章 流入量の変動と地形植生形成
     1.1 ダム湖内の植生域
     1.2 湖岸に形成される植生群落
    ◆コラム1 ダム湖水位変動帯の裸地化とその緑化対策

    第2章 水位変動帯の草本群落:寒河江ダムを中心に
     2.1 寒河江ダムの特徴
     2.2 寒河江ダム水位変動帯の景観変化
     2.3 寒河江ダム水位変動帯の植物相の特徴
     2.4 他のダムの水位変動帯植物相と希少植物生育状況
     2.5 水位変動帯の植生とその保全

    第3章 水位変動帯の木本群落
     3.1 湖畔の冠水日数と樹木
     3.2 流入部の樹木
     3.3 ダム湖の樹木管理
    ◆コラム2 植物の耐水性

    第4章 堆砂デルタの形成と物理特性
     4.1 ダム湖堆砂デルタの類型
     4.2 類型ごとに見る堆砂デルタの特徴
     4.3 各類型の堆砂デルタ形成に必要な条件
     4.4 構成材料を分ける要因
     4.5 堆砂デルタの類型と生態的機能を結ぶ
    ◆コラム3 水質保全ダムと貯砂ダム

    第5章 琵琶湖における人為的水位操作と生態系への影響
     5.1 琵琶湖の生物多様性の特性
     5.2 琵琶湖水位の変動記録
     5.3 びわ湖生物資源調査団の水位低下影響予測
     5.4 水位操作規則制定(1994年)以降の生態系変化
     5.5 生態系に配慮した水位操作試行の成果と課題
    ◆コラム4 霞ヶ浦の水位操作と湖岸植生

    Part Ⅱ ダム湖水位変動帯の動物群集

    第6章 底生動物群集の動態
     6.1 ダム湖水位変動帯に形成される底生動物の生息場
     6.2 水位変動に対応した底生動物群集の変化
     6.3 底生動物群集と食物網構造の変化
     6.4 更なるダム湖生態系の理解に向けて

    第7章 ダム湖水位変動帯の陸上無脊椎動物
     7.1 三春ダム水位変動帯の陸上無脊椎動物
     7.2 寒河江ダム水位変動帯の昆虫類の調査
     7.3 まとめと展望

    第8章 ダム湖沿岸帯植生の魚類による利用
     8.1 ダム貯水池内の魚類相
     8.2 三春ダムにおける魚類の湖畔ヤナギ林利用
     8.3 ダム湖水位変動態植生と魚類の保全
    ◆コラム5 ダム湖流入河川の魚類相と試験湛水

    補遺:ダム湖における外来魚問題とその対策

    第9章 ダム湖沿岸の哺乳類による利用
     9.1 ダムと哺乳類
     9.2 水位変動帯に現れる哺乳類
     9.3 ネズミ類の水位変動帯利用
     9.4 試験湛水時のテンのダム沿岸帯利用
     9.5 ダム湖水位変動帯と哺乳類
    ◆コラム6 山間地のダム湖および渓流の鳥類

    Part Ⅲ ダム湖水位変動帯の食物網と物質循環

    第10章 植生がダム湖の物質循環に与える影響
     10.1 系外からの流入
     10.2 物理過程に基づく働き
     10.3 生物・化学過程による働き
     10.4 植生の生長を律速する栄養塩
     10.5 ダム湖岸における栄養塩負荷源
     10.6 樹木群落が発達した水位変動帯における窒素量
    ◆コラム7 堆砂デルタにおける有機物の堆積と変換プロセス

    第11章 河川流入部の食物網構造
     11.1 ダム上流端に形成される複雑な生態系
     11.2 大きな水位変動をもつ寒河江ダム
     11.3 季節的に構造が変わるダム上流端の食物網
     11.4 水中堆積物の由来からダム湖上流端に出現する一時的陸域の機能を探る
     11.5 ダム湖上流端域とその周辺の水域環境とのつながり
     11.6 ダム湖の生態系形成に重要な異地性流入
    ◆コラム8 魚類を介した栄養塩の拡散

    Part Ⅳ ダム湖岸の環境整備

    第12章 ダムにおけるビオトープの造成
     12.1 ダム事業における環境影響評価
     12.2 ダム事業における環境保全措置
     12.3 ダム事業における湿地ビオトープ整備の具体事例
     12.4 湿地ビオトープ整備の考え方
    ◆コラム9 灰塚ダムのビオトープと社会連携
    ◆コラム10 流水型ダム湛水域内の環境整備事例

    終章 ダム湖岸整備のこれから
     13.1 ダム湖エコトーン環境創造の時代
     13.2 これまでのダム湖水位変動帯における環境保全対策
     13.3 維持労力をかけない湿地づくり
     13.4 湿地生態系創出とダム機能
     13.5 創出されたダム湖生態系の価値

    あとがき
    用語解説
    索引
    編著者紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    谷田 一三(タニダ カズミ)
    大阪府立大学名誉教授、水源地生態研究会水圏生態研究委員会委員長、応用生態工学会会長、大阪自然史センター理事長。専門は、河川生態学、分類学、生物地理学、とくに日本産トビケラ類の分類と生態、東アジアにおける淡水動物の多様性と起源を中心に研究している

    江崎 保男(エザキ ヤスオ)
    兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科教授、水源地生態研究会陸上生態研究委員会委員長。専門は、動物生態学、森林・河川から都市まで幅広い陸域の生態系を対象に、鳥類を主たる材料とする群集研究を行い、2010年からはコウノトリ野生復帰の陣頭指揮をとっている

    一柳 英隆(イチヤナギ ヒデタカ)
    一般財団法人水源地環境センター嘱託研究員。専門は、動物生態学。河川、とくに渓流域に生息する動物の生活史や個体群動態、保全について研究している
  • 内容紹介

    ダム湖の水位変動帯は水域と陸域の生物が交錯するエコトーン(移行帯)である。本来の季節的水位変動とは異なる人為的な水位管理がなされるその環境は,生物たちにとって決してやさしいものとは言えない。しかし改善できることもあるのではないか。シリーズ第Ⅲ巻ではダム湖エコトーンの物理基盤や植生,動物群集による利用の実態を福島県三春ダムや山形県寒河江ダム,佐賀県嘉瀬川ダムでの調査に基づいて解明し,エコトーンを活用したビオトープ造成や環境影響緩和(ミティゲーション),さらに環境創出について論じる。また「自然湖沼のダム化」の問題を考えるため,琵琶湖と霞ヶ浦の事例を紹介する。
  • 著者について

    谷田 一三 (タニダ カズミ)
    大阪府立大学名誉教授,水源地生態研究会水圏生態研究委員会委員長,応用生態工学会会長,大阪自然史センター理事長専門は,河川生態学,分類学,生物地理学.とくに日本産トビケラ類の分類と生態,東アジアにおける淡水動物の多様性と起源を中心に研究している.著作に『日本産水生昆虫:科・属・種への検索』(編著,東海大学出版会,2005),『ダム湖・ダム河川の生態系と管理:日本における特性・動態・評価』(編著,名古屋大学出版会,2010),『水辺の環境学 上・中・下』(編著,朝倉書店,2014)など.本書では,序章,第7章,あとがき,用語解説を執筆.

    江崎 保男 (エザキ ヤスオ)
    兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科教授,水源地生態研究会陸上生態研究委員会委員長専門は,動物生態学.森林・河川から都市まで幅広い陸域の生態系を対象に,鳥類を主たる材料とする群集研究を行い,2010年からはコウノトリ野生復帰の陣頭指揮をとっている.著作に『水辺の環境保全:生物群集の視点から』(編著,朝倉書店,1998),『生態系ってなに?』(単著,中公新書,2007),『自然を捉えなおす』(単著,中公新書,2012)など.本書では,はじめに,終章,用語解説を執筆.

    一柳 英隆 (イチヤナギ ヒデタカ)
    一般財団法人水源地環境センター嘱託研究員専門は,動物生態学.河川,とくに渓流域に生息する動物の生活史や個体群動態,保全について研究している.著作に『ダムと環境の科学Ⅰ ダム下流生態系』(分担,京都大学学術出版会,2009),『河川環境の指標生物学』(分担,北隆館,2010),『ダムと環境の科学Ⅱ ダム湖生態系と流域環境保全』(編著,京都大学学術出版会,2011)など.本書では,第2,8,9,終章,用語解説を執筆.

ダムと環境の科学〈3〉エコトーンと環境創出 [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:谷田 一三(編著)/江崎 保男(編著)/一柳 英隆(編著)
発行年月日:2014/11/30
ISBN-10:4876983801
ISBN-13:9784876983803
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:土木
言語:日本語
ページ数:352ページ
縦:22cm
その他:エコトーンと環境創出
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