知のバリアフリー―「障害」で学びを拡げる [単行本]
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知のバリアフリー―「障害」で学びを拡げる [単行本]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2014/12/04
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知のバリアフリー―「障害」で学びを拡げる [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「健常者」基準で成り立つ学問そのものの限界を揺さぶる新たな知が、人間の可能性を大きく拡張する。大学での障害者支援の過去・現在・未来を見据えた、希望に満ちた「障害学習」のすすめ。
  • 目次

    「さわる口絵」について
    はじめに[嶺重 慎]

    第1部 障害学生支援の理論と実践

    序--障害学生支援から始まる「知のバリアフリー」[広瀬浩二郎]
       来る者は拒まず/不代替物になれ/「たいへんでしたね」/大学とは自分で
       勉強する所/しかたなしの極楽

    第1章 高等教育のユニバーサルデザイン化を目指して[佐野(藤田)眞理子]
     1.誰もが疎外されない高等教育とは何か?
     2.多様なニーズとアクセシビリティ
       多様化する大学生/障害学生支援の変化
     3.「合理的配慮」とユニバーサルデザイン
        授業における「合理的配慮」/閉じられたケア/開かれたケア
     4.持続可能な全学的支援システムの構築
        規則の制定/組織の整備/学生の視点に立った点検評価/支援の拠点の設置
     5.教育の一環としての人材育成
     6.共に学び、競いあうためのユニバーサルデザイン
    Column 1 疎外から共生へ--障害者ソーシャルワークの現場から[植戸貴子]

    第2章 支援の場から学びのコミュニティへ--京都大学の障害学生支援[村田 淳]
     1.京都大学における障害学生支援
        専門窓口の設置/二つの特徴/支援ニーズの拡大と変化
     2.学生たちのキャンパスライフ[岡森祐太、橋詰健太、桑原暢弘、安井絢子]
     3.発達障害のある学生への支援
        支援が必要な学生の顕在化/必要に応じた修学支援/社会を見据えた支援の必要性
     4.支援と学び
    Column 2 大学の相談室から[山本 斎]

    第3章 障害学生支援と障害者政策[石川 准]
     1.障害学生支援の理念と現状
        障害学生支援に関する政策提言と政府の基本計画/お願いから権利へ
     2.障害者差別解消法と障害者の権利条約--障害者支援の未来
        障害者差別解消法(2013)の意義/障害者の権利条約--障害当事者による政策の監視
     3.障害学生支援の環境整備としての情報アクセシビリティ
        アクセシビリティとは/情報アクセシビリティ整備を支えたアメリカ国内法/読みたい本を読む自由
     4.アクセシビリティは人をエンパワーする
    Column 3 「思いやり」から「常識」へ--DO-IT_Japanの挑戦[近藤武夫]
        DO-IT_Japanの取り組み/今なおバリアは残る/法改正がもたらすもの/
        新しい価値観を目指して

    第4章 聴覚障害学生支援の最先端--音声認識による字幕付与技術[河原達也]
     1.話し言葉の音声認識
        関連する研究開発の動向/音声認識の原理
     2.講演・講義映像への字幕付与--オフライン字幕付与
        字幕付与の現状/私たちの取り組み
     3.講義におけるノートテイク支援--リアルタイム字幕付与
        ノートテイクの現状/私たちの取り組み/音声認識を用いたノートテイク実験
     4.実用化にむけた展望
    Column 4 障害という「資本」を活かす[岩隈美穂]
        2014年年始--夢ノート/障害という「資本」を意識する/「人と違うレンズを持つ」/
        「固有文化」の発見/これから--だからこそできること

    第2部 障害学習発信の課題と展望

    序--障害の学びあいを目指して[嶺重 慎]
        障害を切り口にした学びの実例/障害学習を発信する

    第5章 学びあいと支えあいの原点--京大点訳サークルの誕生[新納 泉]
     1.京大点訳サークルの結成
        初期の点訳サークル/関西スチューデントライブラリー
     2.点訳サークルの活動
        11月祭の取り組み/仏和辞典の点訳/京都大学附属図書館の新営
     3.理想と現実
        当時、心がけていたこと/学生ボランティアの「生き方」/歩み続けよう、点訳サークル
    Column 5 点訳サークルの今[橋本雄馬]

    第 6章 盲学校における視覚障害者の学習--感光器、点字プリンタ、ポリドロン[遠藤利三]
     1.新しい技術と素晴らしい人たちとの出会い
        アマチュア無線にのめりこむ--1960年代/盲学校での出会い
     2.学習支援の技術史と私--感光器からパソコン点訳まで
        感光器を作る--1963年/電子計算機と点字プリンタの衝撃--1964年/
        盲学校における電子計算機の利用--1973年~1975年/プログラム電卓の
        指導から点字 BASIC_の実験--1978年/ブレールマスターからパソコン点訳へ
     3.学びあいが学びを変える
        和光小学校での教育実習/視覚障害教育の重要性/短期記憶の重要性/
        ポリドロン/触図について/見取り図について/目的が明確になれば消
        えるバリア/入学試験問題の点訳/盲教育を支える力
    Column 6 サークル活動がライフワークに![岡田 弥]

    第7章 博物館とバリアフリー[大野照文]
     1.つながりでバリアを超える
        『京大日食展』でのバリア克服記/つながりでバリアを超える
     2.教材が拓く学びあい
        視覚に障害をもつ人たち向けの学習教材作り/博物館で学びの起こるとき/
        触察プログラムの開発--ヒントは盲学校の生徒さんから/ぬいぐるみ模型を
        作る/「サワッテ ミル カイ」誌上体験/バリアを超えると共有できるもの
     3.対話を通じてバリアを超える
    Column 7 バリアフリーからユニバーサルデザインへ[尾関 育三]
        教育・研究のバリアを取り除く/点訳と対面朗読/漢字のバリア/障害者と
        健常者のためのユニバーサルデザインを目指して

    第8章 触って楽しむ天文学--宇宙を感じる試み[嶺重 慎]
     1.眼で見えないものを探究する
        現代天文学の課題/きっかけ?/プロジェクトの始動/天文学習教材-- 3つの
        プロジェクト/盲学校で出前授業
     2.点図と手話がひらく宇宙の姿
        宇宙点図の実例/点図の難しさとおもしろさ/手話をベースにした教材づくり
     3.プロジェクトの今後

    終章 共活社会を創る[広瀬浩二郎]
     1.「共活」とは何か
     2.現在の教科書と視覚障害者
     3.戦前の教科書との比較
     4.障害者史=情報保障の追求
     5.盲人史=情報変換の可能性
     6.21世紀型「共活」理論の実践に向けて

    おわりに--“知”のバリアフリーが始まる!
    読書案内
    索引
    執筆者一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    嶺重 慎(ミネシゲ シン)
    京都大学大学院理学研究科教授。神戸市出身、1986年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。専門は宇宙物理学、特にブラックホール天文学。一般向け講演や一般書執筆に加え、バリアフリー学習教材(点字版や手話版)製作にも力を入れている。2007年井上学術賞、2008年日本天文学会林忠四郎賞、2012年京都新聞教育社会賞受賞

    広瀬 浩二郎(ヒロセ コウジロウ)
    国立民族学博物館民族文化研究部准教授。1967年東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校(現在は視覚特別支援学校)から京都大学に進学。2000年同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。2001年より国立民族学博物館に勤務
  • 内容紹介

    ようやく制度として大学に根付きつつある障害者支援。その最前線を担う当事者の報告と問題提起から見えてくるのは,「健常者」基準で成り立つ学問そのものの限界だった。「障害」を切り口にして初めて見えてくる新たな知が,人間の可能性を大きく拡張する。大学での障害を通じた学びの過去・現在から未来を見据え,新たな知のあり方を発信する。
  • 著者について

    嶺重 慎 (ミネシゲ シン)
    京都大学大学院理学研究科教授。神戸市出身、1986年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。専門は宇宙物理学、特にブラックホール天文学。一般向け講演や一般書執筆に加え、バリアフリー学習教材(点字版や手話版)製作にも力を入れている。2007年井上学術賞、2008年日本天文学会林忠四郎賞、2012年京都新聞教育社会賞受賞。主な著書に、『天文学入門-星・銀河と私たち』(共編著、岩波書店、2005年)、『さわっておどろく!』(共著、岩波書店、2012年)、『宇宙と生命の起源2-素粒子から細胞へ』(共編著、岩波書店、2014年)など。

    広瀬 浩二郎 (ヒロセ コウジロウ)
    国立民族学博物館民族文化研究部准教授。1967年東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校(現在は視覚特別支援学校)から京都大学に進学。2000年同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。2001年より国立民族学博物館に勤務。主な著書に、『障害者の宗教民俗学』(明石書店、1997年)、『さわる文化への招待』(世界思想社、2009年)、『さわって楽しむ博物館-ユニバーサル・ミュージアムの可能性』(編著、青弓社、2012年)、『世界をさわる-新たな身体知の探究』(編著、文理閣、2014年)など

知のバリアフリー―「障害」で学びを拡げる [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:嶺重 慎(編)/広瀬 浩二郎(編)/京都大学障害学生支援ルーム(協力)
発行年月日:2014/12/05
ISBN-10:4876985421
ISBN-13:9784876985425
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:268ページ
縦:21cm
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