ジャーナリストの生理学(講談社学術文庫) [文庫]

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ジャーナリストの生理学(講談社学術文庫) [文庫]

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出版社:講談社
販売開始日: 2014/12/12
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ジャーナリストの生理学(講談社学術文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    一九世紀パリで活躍していたジャーナリストと批評家を徹底的に批判する警告の書。作家一流の博物学的分類と透徹した描写によって浮かび上がるジャーナリストの生態とは?今も昔もジャーナリズムは嘘と欺瞞に満ちている。バルザックが示す本書の結論は「もしジャーナリズムが存在していないなら、まちがってもこれを発明してはならない」である。
  • 目次

    著作権侵害者への警告
    緒言
    一般的特徴
    第一の属 政治ジャーナリスト
    A 新聞記者
    B 政治家兼新聞記者
    C 風刺攻撃文作者
    D 空疎論者(時に通俗解説者とも呼ばれる)
    E 大臣亡者の政治評論家
    F 一作托生の作家
    G 翻訳家
    H 信念を持つ著述家
    第二の属 批評家
    A 由緒正しい批評家
    B ブロンドの若手批評家
    C 大批評家
    D 学芸欄担当者
    E 小新聞記者
    結論
    解説
    あとがき
    学術文庫版あとがき
  • 出版社からのコメント

    大文豪バルザックは、新聞記者と批評家を取り上げ、痛烈に批判する。今も昔も、ジャーナリズムは信用ならない。
  • 内容紹介

    19世紀のパリで新聞などを舞台に活躍していたジャーナリストと批評家を取り上げ、作家一流の「生理学」の手法で徹底的に批判する。「もしジャーナリズムが存在していないなら、まちがってもこれを発明してはならない」と一刀両断にする結論を見れば、今も昔も新聞は何も変わっていないことは疑いない。新聞の存在意義が問われる今日こそ、ジャーナリストはもちろん、すべての人が手にするべき一冊。


    19世紀のパリで新聞などを舞台に活躍していたジャーナリストと批評家を取り上げ、徹底的に批判する。
    昨今、新聞ジャーナリズムの腐敗や堕落が取り沙汰されているが、本書を読めば、新聞というものが今も昔も何も変わっていないことに驚かされる。バルザックは『役人の生理学』(講談社学術文庫)と同様の手法を用いて、風刺に満ちた分類を施す。ここで対象にされたのは「政治ジャーナリスト属」と「批評家属」である。本書は「ジャーナリズムの生理学」にほかならない。
    「政治ジャーナリスト属」のうち「信念を持つ著述家」には「セイド(狂信者)」というやつらがいる。「ひたすら信じ、常に熱狂している」セイドたちを「人類のためとあらばいつでも身を犠牲にする覚悟でいるのである」と揶揄する言葉は、今も完全に有効である。
    このように、微に入り細を穿つ文章の数々は、豊富に収録された当時の図版と相俟って、さながら「19世紀ジャーナリスト群像」を織りなしていると言ってよい。達意の訳文で楽しみながら読める本書は、今こそジャーナリストが読むべきものだろう。
    本書の「結論」には、次のような「公理」が掲げられている。「もしジャーナリズムが存在していないなら、まちがってもこれを発明してはならない」。では、すでに発明されてしまっていたとしたら? その問いに対する回答は、冒頭の「緒言」に記されている。「ジャーナリズムの息の根を止めるのは不可能ではない。一民族を亡ぼす時と同様、自由を与えさえすればよい」。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    バルザック,オノレ・ド(バルザック,オノレド/Balzac,Honor´e de)
    1799‐1850年。フランスの小説家。代表作に『ゴリオ爺さん』ほか多数の“人間喜劇”と呼ばれる作品群を書いた

    鹿島 茂(カシマ シゲル)
    1949年生まれ。東京大学仏文科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学教授。19世紀フランスの社会・小説が専門
  • 著者について

    バルザック
    オノレ・ド・バルザック
    1799-1850年。フランスの小説家。『幻滅』、『ゴリオ爺さん』、『谷間の百合』ほか91篇から成る「人間喜劇」を執筆。ジャーナリストとしても活動した。

    鹿島 茂 (カシマ シゲル)
    鹿島茂(かしま・しげる)
    1949年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学国際日本学部教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。代表作に『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞)、『子供より古書が大事と思いたい』(講談社エッセイ賞)、『愛書狂』(ゲスナー賞)、『職業別パリ風俗』(読売文学賞)、『成功する読書日記』(毎日書評賞)などがある。

ジャーナリストの生理学(講談社学術文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:オノレ・ド バルザック(著)/鹿島 茂(訳)
発行年月日:2014/12/10
ISBN-10:4062922738
ISBN-13:9784062922739
旧版ISBN:9784794822390
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:313ページ
縦:15cm
その他:『ジャーナリズム性悪説』改題書 原書名: Monographie de la Presse Parisienne〈Balzac,Honor´e de〉
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