裁判例から見る進歩性判断(現代産業選書―知的財産実務シリーズ) [単行本]

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裁判例から見る進歩性判断(現代産業選書―知的財産実務シリーズ) [単行本]

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出版社:経済産業調査会
販売開始日: 2015/01/07
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裁判例から見る進歩性判断(現代産業選書―知的財産実務シリーズ) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近時の関連裁判例から論理的なモデルを抽出するとともに、そのモデルにおける各種争点の取扱いについて、後知恵防止という観点によりそれを統一的に説明。
  • 目次

    推薦の言葉

    刊行の狙い

    参考文献

    ━━━━━━━
    第1章 理論編
    ━━━━━━━
    1 進歩性の基本的な判断手法
     1 - 1 法29 条2 項の構造
     1 - 2 概要
     1 - 3 相違点の克服―論理付け・動機付けの有無
    2 「想到性」と「容易性」
     2 - 1 容易想到性
     2 - 2 容易想到性の二つの段階
    3 「想到性」の判断
     3 - 1 関連裁判例
      3 - 1 - 1 通気口フィルター事件判決(平成22年(行ケ)第10214号)
      3 - 1 - 2 タービン事件判決(平成23 年(行ケ)第10258 号)
     3 - 2 「想到性」判断の特徴
      3 - 2 - 1 事実認定の問題
      3 - 2 - 2 引用発明の認定と技術常識
      3 - 2 - 3 想到性判断と設計事項
     3 - 3 「想到性」判断の客観性の確保
    4 「容易性」の判断
     4 - 1 スリー・ステップ・テスト
     4 - 2 課題の発見の非容易性と発明の「容易」性
      4 - 2 - 1 発明の本質との関係
      4 - 2 - 2 総合判断の可否
      4 - 2 - 3 関連裁判例
      4 - 2 - 4 小括
     4 - 3 主引例の選択の問題(「主引例適格性」の問題)
      4 - 3 - 1 主引例の選択の容易性
      4 - 3 - 2 主引例適格性の基礎付け
     4 - 4 相違点の克服 37
      4 - 4 - 1 関連裁判例
      4 - 4 - 2 総合判断
     4 - 5 「容易性」判断の客観性の確保
    5 事後分析判断の回避のための留意点
     5 - 1 関連裁判例
      5 - 1 - 1 回路用接続部材事件判決(平成20 年(行ケ)第10096 号)
      5 - 1 - 2 キシリトール事件判決(平成20 年(行ケ)第10096 号)
      5 - 1―3 切換弁事件判決(平成20 年(行ケ)第10121 号)
      5 - 1―4 エァセルラー緩衝シート事件判決(平成20年(行ケ)第10153号)
     5 - 2 検討
     5 - 3 事後分析的判断の具体例
      5 - 3 - 1 不活性化装置事件判決(平成25 年(行ケ)第10163号)
      5 - 3 - 2 臀部マッサージ器事件判決(平成25年(行ケ)第10092号)
    6 概念の整理
     6 - 1 「先行技術」と技術常識
     6 - 2 慣用技術
      6 - 2 - 1 「慣用技術」と「周知技術」の相違
      6 - 2 - 2 関連裁判例
     6 - 3 設計(的)事項
      6 - 3 - 1 設計事項の意味
      6 - 3 - 2 関連裁判例
    7 動機付けを基礎づけるもの
     7 - 1 動機付けとしての示唆
     7 - 2 動機付けとしての技術分野の関連性、課題の共通性、作用・機能の共通性
     7 - 3 ユーザーのニーズに対する対応
     7 - 4 技術常識等
     7 - 5 間接事実からの推認(二次的要因の考慮)
     7 - 6 動機付けを阻害するもの
     7 - 7 発明の効果の位置づけ
    8 対象発明の認定75
     8 - 1 「発明の要旨」と「発明の技術的範囲」
     8 - 2 クレーム解釈の考慮要素
      8 - 2 - 1 特許法70 条(特許発明の技術的範囲)
      8 - 2 - 2 クレーム解釈の考慮要素
      8 - 2 - 3 「用語」の有する通常の意味
      8 - 2 - 4 発明の詳細な説明の記載
       8 - 2 - 4 - 1 リパーゼ判決の提起した論点
       8 - 2 - 4 - 2 検討
      8 - 2 - 5 出願時の技術常識
      8 - 2 - 6 出願経過における陳述
       8 - 2 - 6 - 1 クレーム解釈の考慮要素としての出願経過における陳述
       8 - 2 - 6 - 2 出願経過禁反言の原則
       8 - 2 - 6 - 3 陳述の採否の要否
      8 - 2 - 7 参考裁判例
       8 - 2 - 7 - 1 電話番号自動作成事件(平成21年(ワ)第32515号)
       8 - 2 - 7 - 2 切り餅事件(平成23 年(ネ)第10002 号)
     8 - 3 プロダクト・バイ・プロセス・クレーム
      8 - 3 - 1 適法性・許容性
      8 - 3 - 2 クレーム解釈
       8 - 3 - 2 - 1  ナトリウム判決(平成22 年(ネ)第10043 号)
                (平成24 年1 月27 日判決)の内容
       8 - 3 - 2 - 2 検討
     8 - 4 機能クレーム(ないし機能的クレーム)
      8 - 4 - 1 機能クレームの特殊性
       8 - 4 - 1 - 1 機能クレームの意義
       8 - 4 - 1 - 2 「広すぎるクレーム」
      8 - 4 - 2 機能クレームの解釈
       8 - 4 - 2 - 1 特別な理論の要否
       8 - 4 - 2 - 2 機能クレーム特有の問題
      8 - 4 - 3 機能クレームと記載不備
       8 - 4 - 3 - 1 明確性要件とサポート要件
       8 - 4 - 3 - 2 検討
       8 - 4 - 3 - 3 関連裁判例(図形表示装置事件東京地裁判決)
              (東京地方裁判所平成15年(ワ)第23079号)の検討
      8 - 4 - 4 機能的クレームと容易想到性判断
       8 - 4 - 4 - 1 魚掴み器事件判決
              (東京地方裁判所平成21年(ワ)第34337 号)
       8 - 4 - 4 - 2 盗難防止用パソコン連結具事件判決
              (平成24年(ネ)第1009号及び平成25年(行ケ)第10033号)

    ━━━━━━━━━━
    第2章 裁判例分析編
    ━━━━━━━━━━
    第1 裁判例
    1 回路用接続部材判決(平成20 年(行ケ)第10096 号)
     1 - 1 事案の概要等
     1 - 2 判旨
      1 - 2 - 1 後知恵排除を意識する一般論(下線付加。以下同じ)
      1 - 2 - 2 具体的適用
     1 - 3 考察
      1 - 3 - 1 後知恵排除を意識する一般論について
      1 - 3 - 2 具体的適用について
    2 キシリトール事件判決(平成20 年(行ケ)第10096 号)
     2 - 1 事案の概要等
     2 - 2 判旨
      2 - 2 - 1 後知恵排除を意識する一般論
      2 - 2 - 2 具体的適用
     2 - 3 考察
      2 - 3 - 1 一般論について
      2 - 3 - 2 具体的適用について
    3 切換弁事件判決(平成20 年(行ケ)第10121 号)
     3 - 1 事案の概要等
     3 - 2 判旨
      3 - 2 - 1 後知恵排除を意識する一般論
      3 - 2 - 2 具体的適用
     3 - 3 考察
      3 - 3 - 1 一般論について
      3 - 3 - 2 具体的適用について
    4 エァセルラー緩衝シート事件判決(平成20 年(行ケ)第10153号)
     4 - 1 事案の概要等
     4 - 2 判旨
      4 - 2 - 1 後知恵排除を意識する一般論
      4 - 2 - 2 具体的適用
     4 - 3 考察
      4 - 3 - 1 一般論について
      4 - 3 - 2 具体的適用について
    5 手もみ機能付きマッサージ機事件判決(平成20年(行ケ)第10345号)
     5 - 1 事案の概要
     5 - 2 判旨
      5 - 2 - 1 相違点2 についての容易想到性の判断の誤り
      5 - 2 - 2 相違点1 についての容易想到性の判断の誤り
     5 - 3 考察
    6 球技用ボール事件判決(平成22 年(行ケ)第10162 号)
     6 - 1 事案の概要等
      6 - 1 - 1 事案の概要
      6 - 1 - 2 本件発明の内容
      6 - 1 - 3 引用発明の内容
      6 - 1 - 4 相違点
     6 - 2 判旨
     6 - 3 考察
    7 鉄骨柱の建入れ直し装置事件控訴審判決
     (平成21 年(ネ)第10028 号、平成20 年(ワ)第19469 号)
     7 - 1 事案の概要
     7 - 2 判旨
     7 - 3 考察
      7 - 3 - 1 地裁の判旨
      7 - 3 - 2 検討
    8 オキサリプラティヌム事件判決(平成22年(行ケ)第10122 号)
     8 - 1 事案の概要
     8 - 2 判旨
     8 - 3 考察
    9 エレベータのトラクションシーブ事件判決(平成22年(行ケ)第10110号)
     9 - 1 事案の概要等
     9 - 2 判旨
     9 - 3 考察
    10 横型MOS半導体装置(平成22 年(行ケ)第10165 号)
     10 - 1 事案の概要
     10 - 2 判旨
     10 - 3 考察
    11 エネルギー管理方法事件判決(平成22年(行ケ)第10268号)
     11 - 1 事案の概要
     11 - 2 判旨
     11 - 3 考察
    12 バッチ配送システム判決(平成21 年(行ケ)第10432 号)
     12 - 1 事案の概要
     12 - 2 判旨
     12 - 3 考察
    13 着色材料事件判決(平成24 年(行ケ)第10101 号)
     13 - 1 事案の概要等
     13 - 2 判旨
     13 - 3 考察
    14 マンホール工法(平成22 年(行ケ)第10023 号)
     14 - 1 事案の概要
     14 - 2 判旨
     14 - 3 考察
    15 臀部マッサージ器事件判決(平成25 年(行ケ)第10092 号)
     15 - 1 事案の概要
     15 - 2 判旨(相違点1 の判断について)
     15 - 3 考察
    16 盗難防止用連結具事件判決(平成25 年(行ケ)第10033 号)
     16 - 1 事案の概要
     16 - 2 判旨
     16 - 3 考察
      16 - 3 - 1 容易想到判断
      16 - 3 - 2 サポート要件違反(補足)
    17 人工関節事件判決(平成25 年(行ケ)第10053 号)
     17 - 1 事案の概要
     17 - 2 判旨
     17 - 3 考察
    18 制電性多機能カーペット事件判決(平成24 年(行ケ)第10361 号)
     18 - 1 事案の概要
     18 - 2 判断(容易想到性)
     18 - 3 考察
    19 図書管理方法事件判決(平成24 年(行ケ)第10038 号)
     19 - 1 事案の概要
     19 - 2 判断
     19 - 3 考察
    20 核酸増幅法事件判決(平成24 年(行ケ)第10377 号)
     20 - 1 事案の概要
     20 - 2 判旨
     20 - 3 考察
    21 ヒートセル事件判決(平成21 年(行ケ)第10179 号)
     21 - 1 事案の概要
     21 - 2 判旨
     21 - 3 考察
    22 AV表示システム事件判決(平成21 年(行ケ)第10081 号)
     22 - 1 事案の概要
     22 - 2 判旨
     22 - 3 考察
    23 再帰反射シート事件判決(平成19 年(行ケ)第10095 号)
     23 - 1 事案の概要
     23 - 2 判旨:相違点1 の容易想到性判断の誤り
     23 - 3 考察
    24 膨張弁事件判決(平成22 年(行ケ)第10184 号)
     24 - 1 事案の概要
     24 - 2 判旨:相違点2 の容易想到性について
     24 - 3 考察
    25 燃料電池事件判決(平成19 年(行ケ)第10007 号)
     25 - 1 事案の概要
     25 - 2 判旨
     25 - 3 考察
    第2 まとめ

    ━━━━━━━
    第3章 資料編
    ━━━━━━━

    判例索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高橋 淳(タカハシ ジュン)
    1995年司法試験合格。1998年弁護士登録。2003年日弁連知的所有権委員会(現・日弁連知財センター)委員に就任。2005年経済産業省主催の「営業秘密の適正管理のあり方に関する研究会」の委員に就任。2005年特許庁工業所有権審議会臨時委員に就任。2008年日弁連知財センター委員に就任。2011年高橋法律特許事務所設立。2014年法律事務所フラッグを共同設立
  • 出版社からのコメント

    今後の進歩性判断は、本書の提示したモデルを避けることはできない!田村善之教授が推奨の本書は、実務者、特許法研究者必読の一冊。
  • 内容紹介

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◆田村善之教授が推奨!
    ◆今後の進歩性判断は、本書の提示したモデルを避けることはできない!
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    進歩性は、特許法の規定が抽象的である分、その運用は裁判例に依存することになり、判例研究の重要性が極めて高い分野である。それにも関わらず、進歩性研究は、技術的な理解を要するため、法学者に敬遠されがちであり、相対的に裁判例の分析が遅れている分野であります。

    そのようななか、本書の最大の特徴は、近時の関連裁判例から論理的なモデルを抽出するとともに、そのモデルにおける各種争点の取扱いについて、後知恵防止という観点によりそれを統一的に説明しているところにあります。

    裁判例の検討を通じて、容易性の判断のみならず、主引例適格性の判断及び想到性の判断についても検討し、実務に有益な情報を提供した本書は、実務家のみならず特許法の研究者にとっても必読の一冊。

裁判例から見る進歩性判断(現代産業選書―知的財産実務シリーズ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:経済産業調査会
著者名:高橋 淳(著)
発行年月日:2014/12/25
ISBN-10:4806529508
ISBN-13:9784806529507
判型:A5
対象:実用
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:341ページ
縦:21cm
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