戦後保育50年史〈第2巻〉保育内容と方法の研究 [全集叢書]

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戦後保育50年史〈第2巻〉保育内容と方法の研究 [全集叢書]

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出版社:日本図書センター
販売開始日: 2014/10/25
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戦後保育50年史〈第2巻〉保育内容と方法の研究 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    我が国の戦後の保育思想・方法の歴史をどのような視点から捉えればよいのだろうか。本巻では、児童中心主義がどのように形成され引き継がれていったのか、保育二元化行政の流れのなかで、研究者・実践者は教育課程、保育計画をどのように構築していったのか、科学的文化が保育に及ぼした影響、多元化されていく保育内容と4つの視点で構成した。戦前、戦後の流れを踏まえながら、保育の新たな方向性と実践的課題が提示できればと思っている。
  • 目次

    第一章 戦前における保育内容・方法及び実践の研究の概要
    ◇戦前における保育内容・方法及び実践の研究の概要について◇
    [1 幼稚園教育の導入]
    [2 幼稚園教育の普及と保育方法の改善]
    [3 託児所の設立とその保育内容]
    [4 新たな保育方法の試み]

    第二章 新たな保育実践の模索
    ◇新たな保育実践の模索について◇
    [1 青空保育の展開]
    [2 二元行政のはじまり]
    [3 保育要領の刊行と批判]
    [4 保育雑誌の刊行]
    [5 日本保育学会の設立]
    [6 東京都公立保育園研究会]

    第三章 幼稚園教育要領の刊行と保育実践への影響
    ◇幼稚園教育要領の刊行と保育実践への影響について◇
    [1 領域のとらえ方の混乱]
    [2 領域別指導の展開]
    [3 集団主義保育の展開]
    [4 幼保一元化をめぐって]

    第四章 保育内容・方法の科学化と構造化
    ◇保育内容・方法の科学化と構造化について◇
    [1 保育内容・方法の科学化と構造化]
    [2 ピアジェ理論の導入]
    [3 生活構造論]
    [4 発達保障論]
    [5 保育教育の広がり]

    第五章 就学前早期教育論の展開
    ◇就学前早期教育論の展開について◇
    [1 就学前教育をめぐって]
    [2 幼児に対する文字・数の指導方法について]
    [3 早期音楽教育について]
    [4 体力づくり論の展開]

    第六章 保育実践の総合性の探究
    ◇保育実践の総合性の探求について◇
    [1 昭和39年の幼稚園教育要領改訂]
    [2 経験や活動をめぐって]
    [3 指導の総合性をめぐって]
    [4 遊び論をめぐって]

    第七章 保育指針の改訂と保育所の多様化
    ◇保育指針の改訂と保育所の多様化について◇
    [1 保育指針の改訂]
    [2 保育所に求められるもの]
    [3 乳幼保育の展開]
    [4 長時間保育の展開]
    [5 障害児保育の展開]

    第八章 保育の新たな方向性と課題
    ◇保育の新たな方向性と課題について◇
    [1 幼稚園教育の新たな方向性]
    [2 幼稚園教育要領・保育所保育指針の改訂(平成元年)]
    [3 環境を通して行う教育]
    [4 幼稚園教育の新たな課題]
    [5 保育所の新たな課題]
  • 内容紹介

    保育二元行政やメディアによる保育内容の科学化に、
    保育研究者や保育実践者はどのように対応していったのか。
    また、産休明け乳児や障害児の受け入れなど保育形態の多様化に、
    保育現場がどのような試行錯誤を展開していったのか――


    本シリーズの特色
    ①保育制度の大きな転換点を迎えた今、これからの保育を展望する手がかりとして、戦後保育の研究者・実践者・行政の証言と史料を、約450点精選しました。
    ②保育のこれまでのあり方を多角的に捉え直すために、保育の思想・方法・制度をはじめとするテーマごとに、シリーズ全体を構成しました。
    ③各巻は、項目別・年代順にわかりやすく編まれ、章ごとに概説とまとめを付していますので、社会の変化に伴って発展を続けてきた戦後保育の全体像を見渡すことができます。



    推薦します!
    先人たちに学び、未来に豊かな展望を

    無藤 隆(白梅学園大学子ども学部教授)

     今、我が国の幼稚園・保育所の保育体制は大きく変わろうとしている。それは何より、幼保を合わせた認定こども園が制度として確立したこと、すべての幼稚園・保育所を含めて、基本的には基礎自治体の監督下に入るようになったこと、さらに、すべての保育(幼児教育)関係の施設・事業に対して、国と自治体の補助が行われ始めたこと、といった変化によるものである。
     これらの改革が、保育の量的な拡充のみならず、質の改善さらに向上に、計画通りつながるのかは、今後の国・自治体・各園の努力次第であるに違いない。しかし同時に、私たちがいかにして、先人による開拓の労苦と成果、またそこでの考察と提言に学ぶかに掛かっているのではないだろうか。なぜなら、現在の改革がその最上のところに向かおうとするならば、それは何より、これまでの幼稚園と保育所の優れた実践の成果を統合していくべきところにあるからである。
     日本の保育は、世界的に見ても高い水準を先駆的に実現してきた。それは、明治以来の歴史を受けつつ、本シリーズで記述されるような戦後の実践者とそこに関わる研究者の協働のたまものである。さらに言えば、必ずしも十分に実現していない、あるいは一部の園や地域で実践されるのみで、広がりを持たなかった多くの試みがあったであろう。それらの実践の厚みを大切にしつつ、またそこでの志と芽生えをどう受け継ぎ、どう発展させていくかが、現在の大きな課題なのである。
     歴史は常に現在との格闘であるに違いないが、それは先を展望する意味でも、過去に学ぶことにより豊かになる。ここに、私を含めて多くの保育(幼児教育)に関わってきた人間が改めて学ぶことの出来る財産があるのである。その時宜を得た、本シリーズの刊行を喜びたい。

戦後保育50年史〈第2巻〉保育内容と方法の研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:日本図書センター
著者名:柴崎 正行(編著)
発行年月日:2014/10/25
ISBN-10:4284307460
ISBN-13:9784284307468
判型:規大
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:教育
言語:日本語
ページ数:408ページ
縦:22cm
その他:保育内容と方法の研究
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