うつは、治す努力をやめれば治る―箱庭療法と森田療法の併用の事例と実践 [単行本]
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うつは、治す努力をやめれば治る―箱庭療法と森田療法の併用の事例と実践 [単行本]
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うつは、治す努力をやめれば治る―箱庭療法と森田療法の併用の事例と実践 [単行本]

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販売開始日: 2015/01/16
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うつは、治す努力をやめれば治る―箱庭療法と森田療法の併用の事例と実践 の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    第1章 箱庭療法と外来森田療法との併用療法
     1 なぜ寺に「心理相談室」を開いたのか
      他力的体験としての自然治癒力
      「治す」ことから「任せる」ことへ
      アジールとしての寺を目指して
     2 相談室を訪れる人々について
     3 心理療法はどのように行われるか
      治療者、患者間で「間」を作ること
      自由で保護された場所
      自然治癒力の賦活 箱庭表現に中心化が明確になる
      外来森田療法の導入
      「執われ」をそのままにしておけるようになる
     4 他の心理療法との比較
      「対自的関係性」を重視する
     5 ネオ森田療法
      (1)箱庭療法とは何か?
       従来の箱庭療法と瞑想箱庭療法
       瞑想箱庭療法の効果とは
      (2)森田療法とは?
       森田神経質とは
      (3)なぜ、二つの療法が併用されなければならないのですか?
       複雑・多様化してきた精神症状 森田神経質非定型群の増加
       自覚から日常生活へ
       二つの心理療法のコンビネーションの流れ

    第2章 精神科診断について
     1 精神科診断について
       原因を分類する従来の診断について
       現れている症状だけで診断するDSM-Ⅳ-TRの診断
     2 森田正馬の診断法
       森田神経質診断基準
       DSMをはじめとする精神科診断基準の曖昧性

    第3章 森田神経質とその他の事例

    森田神経質の事例

    1 A子さんの事例 うつ病性障害(大うつ病)、自己愛性パーソナリティ障害
     「私は生まれて初めて「自分自身の人生」を発見しました。」
      1 A子さんの見立てについて
        A子さんとバブルの期の終焉
        A子さんに対する心理士の見立てについて
        大うつ病性エピソード
        自己愛性パーソナリティ障害
        A子さんの人生模様
      2 第一期 箱庭療法(前期・・・一三回/四か月)
        A子さんが面接の「場」に融合する
        最初の中心化
      3 第一期 箱庭療法(後期・・・二七回/一年)
        うつ状態の悪化を通して世界観を転換していく体験
        「死のトンネル」を抜けたA子さん
        心理療法における「他力仏教」と類似の体験
      4 第二期 外来森田療法(前期・・・二〇回/一〇か月)
        日記の書き方
        「自信のなさ」や「不安感」をそのままにしておく
        「かくあるべし」(思想の矛盾)から自由になる
      5 第二期 外来森田療法(後期・・・一〇回/八か月)
        「純な心」の言葉と同時にやってくる「未来」
        流れていく時間を体験するA子さん

    2 B男さんの事例 新型うつ
     「ほんとうは、これでよかったのです」
      1 B男さんの見立て
        新型うつと森田神経質との関係
        B男さんの挫折
      2 第一期 箱庭療法(前期・・・全一五回/八か月)
        B男さんのよそよそしさ
        「場」にようやく融合できたB男さん
      3 第二期 外来森田療法(前期・・・一〇回/五か月)
        仕事に集中できない自分を受け入れる
        「気分本位」から「事実本位」へ、そして五感が開かれること
        たとえ症状が消えてもなくなることのない「我執」の問題

    3 C男さんの事例 脅迫性パーソナリティ障害
     「仕事に意味を求めすぎてしまいました」
      1 C男さんの見立て
        脅迫性パーソナリティ障害とは?
        人生の後半を迎え会社の仕事に行き詰まったC男さん
      2 第一期 箱庭療法(前期・・・一二回/六か月)
        箱庭療法に抵抗を示すC男さん
        箱庭でのフュージョン体験
        諦念の中からの出発
      3 第二期 外来森田療法(後期・・・一〇回/四か月)
        「何々をしたから必ず~なる」(因果論)が疑わしくなりました
        「ねばならない」は身体感覚を変えることで変化する

    4 D子先生の事例 大うつ病、脅迫性パーソナリティ障害
     「人生にはもう一つの意味があるようです」
        ベテラン教師の傷つき
      1 第一期 箱庭療法(一〇回/五か月)
        少女のような箱庭作品
        相反する感情を抱えての復帰
      2 第二期 外来森田療法(一二回/六か月)
        症状の再発
        恐怖に突入することで見えてきた「今を生きる子どもたち」の姿
        陽炎のように流れる時間の体験

    5 E男さんの事例 気分変調性障害、回避性パーソナリティ障害
     「自宅の外は会社だけの世界ではありませんでした」
      1 E男さんの見立て
        「引きこもり」と「回避性パーソナリティ障害」の関係
      2 第一期 箱庭療法(前期・・・一五回/八か月)
        面接室への融合と治療者と家族との協力を図った期間
        「髭くらい剃ってきてくださいよ」
        母親に来所をお願いする 母親との悪循環(「精神交互作用」)の指摘
      3 第一期 箱庭療法(後期・・・二五回/五か月)
        農作業を始める
      4 第二期 外来森田療法(前期・・・七回/四か月)
        アルバイトを始める
        「対人関係に注意を向けるより、与えられた仕事に関心を向けてください」
      5 第二期 外来森田療法(後期・・・八回/四か月)
        「こころの外の世界」にはアジサイの花が咲いていた

    森田神経質とは異なる重症例の事例

    6 F子さんの事例 境界性パーソナリティ障害
     「暴れることに飽きました」
        「森田神経質」とは異なる重症例の事例
      1 F子さんの見立て
        境界性パーソナリティ障害とは
        怒りを抑えられないF子さん
        「愛」に飢えるという人生
      2 第一期 箱庭療法(前期・・・八回/四か月)
      3 第一期 箱庭療法(後期・・・二二回/七か月)
        相反する気持ちに直面する
        「愛を乞うこと」を少しずつ断念していくこと
      4 第二期 外来森田療法(前期一二回/六か月)
        対人関係にまつわる感情よりも身体感覚を大切に!
      5 第二期 外来森田療法(後期・・・一一回/六か月)
        否定的な感情を「そのまま」にしておくこと

    7 G子さんの事例 解離性障害(多重人格)
     「こころの友達はもういらない」
      1 G子さんの見立て
        ヒステリーと解離性障害
      2 第一期 箱庭療法(前期・・・一一回/六か月)
        箱庭に表現された「もうひとつの世界」
      3 第一期 箱庭療法(中期・・・九回/五か月)
        トラウマの想起
        「愛」と「憎しみ」との葛藤
      4 第一期 箱庭療法(後期・・・八回/四か月)
        さよなら「心の友達」
      5 第二期 外来森田療法(前期・・・八回/四か月)
        生活ルーティンを整えること
      6 第二期 外来森田療法(後期・・・一一回/六か月)
        健康な「生の欲望」を支持すること

    結章 理論編
     はじめに
      1 森田療法とユング心理学との共通性としての「東洋的自己」について
      2 新しい「瞑想箱庭療法」について
       (1)従来の「瞑想箱庭療法」と新しい「瞑想箱庭療法」の違い
       (2)「瞑想箱庭療法」と「場(場所)」の思想
       (3)なぜ患者の自然治癒力が賦活化するのか
       (4)外来森田療法における工夫
        「感情」と「行動」との分離について
        ユングのタイプ論を応用する
     おわりに

    付論:パーソナリティ障害を伴ううつ病性障害に対する精神療法の検討 箱庭療法施行後の外来森田療法追加施行の有効性



    あとがき
  • 内容紹介

    「あるがまま」「お任せ」のこころが病を癒やす。新型うつ、強迫性パーソナリティ障害、境界例、 多重人格など、7つの事例をもとに、延べ2万人を治療したお寺の診療活動の実践と理論を解説。推薦=帯津良一
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    大住 誠(オオスミ マコト)
    真宗大谷派法閑寺住職、大住心理相談室室長、臨床心理士、医学博士。1952年、神奈川県海老名市生まれ。青山学院大学文学部卒業。神奈川県下の公立高等学校の社会科教諭、県立教育センターの指導主事(研修)を経験する(23年間)。48歳で教員生活にピリオドを打つ。法閑寺の住職を引き継ぐとともに自坊に私設心理相談室「大住心理相談室」を開業。この間、教員時代からユング派の分析家から数百時間に近い教育分析を受ける。武蔵野女子大学大学院(現在、武蔵野大学大学院)で「臨床心理学」を専攻しつつ、聖マリアンナ医科大学で森田療法を研究。横浜国立大学非常勤講師、聖マリアナ医科大学非常勤講師も務める。2011年森田療法の研究で聖マリアンナ医科大学より学位を授与される

うつは、治す努力をやめれば治る―箱庭療法と森田療法の併用の事例と実践 の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:大住 誠(著)
発行年月日:2015/01/20
ISBN-10:4831856959
ISBN-13:9784831856951
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:家事
言語:日本語
ページ数:286ページ
縦:19cm
厚さ:2cm
重量:340g
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