句あるべくも―漱石俳句撰 [単行本]
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句あるべくも―漱石俳句撰 [単行本]

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出版社:和泉書院
販売開始日: 2015/01/30
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句あるべくも―漱石俳句撰 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    句あるべくも  漱石俳句撰1
    「句あるべくも花なき国に客となり」
     「春はものゝ句になり易し京の町」

    句あるべくも   漱石俳句撰2
     「手向くべき線香もなくて暮の秋」
     「有る程の菊抛げ入れよ棺の中」

    句あるべくも  漱石俳句撰 3(修善寺の大患 上)
     「秋風や唐紅の咽喉仏」
     「別るゝや夢一筋の天の川」

    句あるべくも  漱石俳句撰4 (修善寺の大患 下)
     「秋の江に打ち込む杭の響かな」
     「生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉」

    句あるべくも  漱石俳句撰5
     「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」
     「ぶつぶつと大な田螺の不平哉」

    句あるべくも   漱石俳句撰6
     「鳴く事を鶯思ひ立つ日哉」
     「鳴き立てゝつくつく法師死ぬる日ぞ」
     

    句あるべくも   漱石俳句撰7
     「愚かければ独りすゞしくおはします」
     「無人島の天子とならば涼しかろ」

    句あるべくも  漱石俳句撰8
     「達磨忌や達磨に似たる顔は誰」
     「芭蕉忌や茶の花折つて奉る」

    句あるべくも   漱石俳句撰9(生と死と花 上)
     「菫程な小さき人に生れたし」
     「人に死し鶴に生れて冴返る」

    句あるべくも   漱石俳句撰10 (生と死と花 下)
     「君帰らず何処の花を見にいたか」
     「仏性は白き桔梗にこそあらめ」

    句あるべくも  漱石俳句撰 11
     「月に行く漱石妻を忘れたり」
     「木瓜咲くや漱石拙を守るべく」

    句あるべくも  漱石俳句撰12
     「秋風の一人をふくや海の上」
     「瓢箪は鳴るか鳴らぬか秋の風」

    後註/あとがき/初出誌一覧/初出誌写真
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鳥井 正晴(トリイ マサハル)
    兵庫県に生まれる。早稲田大学文学部日本文学専攻卒業。関西学院大学大学院文学研究科博士課程日本文学専攻修了。現在、相愛大学名誉教授
  • 出版社からのコメント

    本質のリンクする二句を軸に、漱石俳句を論じた学術的エッセイ集。漱石の諸々の事項との縦横の叙述に、漱石俳句の全容が彷彿する。
  • 内容紹介

    漢詩と俳句を抜きにして、漱石は語れないだろう。漱石は、「詩」を商品化しなかった。漱石詩は、原稿料と無縁な営みであった。ために己(おの)が胸中を真率に詠い上げる。期間的にも(50年の生涯の)、小説が5分の1に対し、漢詩・俳句は5分の3の期間に及ぶ。数量的にも(短詩形であるが)、漢詩200余首、俳句2500余句と圧倒的に多い。
    本書は、本質のリンクする二句を軸に、漱石俳句を論じた学術的エッセイ集。鎌倉漱石の會の会報「門」に12回にわたって連載された。
    本書の最大の特色(慧眼)は、二句の選択(合計24句)の妙にある。選択された二句を見れば、苟も文学的感受性(の持ち主)は、何かを感じ、納得するはずである。
    二句のみならず、他の句との小説との漢詩との書簡との、その他漱石の諸々の事項との内的関連を閲した縦横の叙述に、漱石文学の全容が彷彿するだろう。
    誰か漱石文学の故郷を想わざらん。漱石の直截の声である「俳句」の命題を確かめた、著者渾身の書。
    なお、書名の由来となった「句あるべくも花なき国に客となり」は、
    本書の最初に取り上げられている。この句は、明治35 年4 月にイギリス留学中だった漱石が渡辺伝右衛門に宛てた手紙に添えられていた。「近代文明の中心都市・倫敦にあっても、漱石は俳句を無下に手放してはいない」(本書6頁)。
  • 著者について

    鳥井 正晴 (トリ イマサハル)
    兵庫県に生まれる。早稲田大学文学部日本文学専攻卒業。関西学院大学大学院文学研究科博士課程日本文学専攻修了。現在相愛大学名誉教授。著書に『中国語で聴く夏目漱石漢詩選(CD付)』(共著。鳥井正晴:漢詩選・読み下し・語註・解説、加藤慧:漢詩選・漢詩朗読(中国語)・漢詩鑑賞の案内、高橋裕一郎:漢詩朗読(日本語)、無相庵眞紀:音楽作曲・演奏。鎌倉漱石の會)。『夏目漱石集「心」』(共著。玉井敬之・鳥井正晴・木村功編)、『明暗評釈 第一巻(第一章~第四十四章)』『『明暗』論集 清子のいる風景』(編著。鳥井正晴監修、近代部会編)『『道草』論集 健三のいた風景』(編著。鳥井正晴・宮薗美佳・荒井真理亜編)(いずれも和泉書院)他。

句あるべくも―漱石俳句撰 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:鳥井 正晴(著)
発行年月日:2014/12/24
ISBN-10:4757607326
ISBN-13:9784757607323
判型:規大
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:49ページ
縦:27cm
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