江戸の色里―遊女と廓の図誌 [単行本]

江戸の色里―遊女と廓の図誌 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  絢爛吉原のすべて。江戸期の芸能・文化発展の源のひとつ遊廓吉原。その成り立ちと変遷、妓楼の仕組み、遊び方、廓の２４時間、遊女と嫖客の生態、廓の年中行事、有名遊女の逸話など…吉原と遊廓のすべてがわかる本。

• 目次

  口絵　（絵本『青楼美人合姿鏡』より）
  序文
  第一章　遊廓、岡場所
  　吉原創設と遊興取締り／　吉原の変遷／　遊郭の変遷／　三大遊廓一瞥／　青楼と楼号／　妓楼の等級／　扇屋盛衰秘話／　岡場所　他
  第二章　遊女・女郎
  　遊女、その歴史的点描／　遊女・局は上﨟から、源氏名の呼称の起源／　遊女の格付け／　花魁の語義／　禿／　やりて・遺手／　湯女／　遊女・卑娼のいろいろ／　けころ・けころばし／　夜鷹／　各地の卑娼の名称　他
  第三章　遊女の風俗
  　片仕舞／　粧の移り変り／　結髪の風／　服装／　とりんぼう・とられうんぼう／　遊女の品階と揚代／　吉原の三大名物／　遊女の俳諧／　里訛りと隠語　他
  第四章　吉原十二時
  　卯時・辰時・巳時・午時・未時・申時・酉時・戌時・亥時・子時・丑時・寅時
  第五章　青楼年中行事
  　正月の庭火／　弥生の桜／　五月の菖蒲打ち／　七月の灯籠／　八朔白小袖／　月見のこと／　菊の花／　紋日　他
  第六章　廓遊び
  　廓通いの準備／　日本堤・土手八丁・土手茶屋／　揚屋と引き手茶屋／　道中／　客と遊女／　花街での遊び方／　吉原の私刑　他
  第七章　江戸の遊女物語　その（一）
  　名妓高尾／　遊女総角／　薄裳／　玉菊／　勝山／　小紫　他
  第八章　江戸の遊女物語　その（二）
  　扇屋の名妓花扇／　並木屋の佐香保／　遊女の吉田／　香久山伝説／　花柴／　玉屋の賤浪／　松葉屋の遊女粧ひ／　笹屋の遊女清花／　瀬川美談　他
  第九章　京・大阪の遊女物語
  　島原の名妓吉野／　島原の浜荻／　夕霧

• 出版社からのコメント

  NHK大河ドラマ『べらぼう』の舞台、芸能・文化の源だった江戸吉原の風俗図誌。玄人向けの一冊。

• 内容紹介

  NHK大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』の舞台・吉原遊郭を学ぶ！
  廓の内側の言葉・しきたり・年中行事を知り、伝説の花魁たちの物語から色里の粋に触れる、玄人向けの一冊。
  
  近世風俗研究家、小野武雄が記した江戸期の芸能・文化の源、遊廓吉原。
  　江戸期の芸能・文化発展の源のひとつ遊廓吉原。その成り立ちと変遷、妓楼の仕組み、遊び方、廓の２４時間、遊女と嫖客の生態、廓の年中行事、有名遊女の逸話など…多くの絵や図を交えて解説。吉原と遊廓のすべてがわかる本。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  小野 武雄(オノ タケオ)
  明治３９年東京に生まれる。昭和４年早稲田大学卒業。早稲田大学・目白女子短大・帝京大学に教鞭をとる。帝京大学図書館長をつとめた

• 著者について

  小野　武雄 (オノ　タケオ)
  明治三十九年東京に生まれる。昭和四年早稲田大学卒業。早稲田大学・目白女子短大・帝京大学に教鞭をとる。帝京大学図書館長をつとめた。
  著書は江戸風俗誌・西洋古典ほか、訳書は『天路歴程』など多数ある。
  ≪小野武雄の風俗誌　展望社　刊≫
  『江戸物価事典』『江戸の刑罰風俗誌』『商売往来風俗誌』『職人・街芸人・物貫図絵』

江戸の色里―遊女と廓の図誌 [単行本] の商品スペック